朝日杯セントライト記念(GⅡ)/中山/馬齢/2200m(右・芝)
第69回セントライト記念は3連単61万円の大波乱の結論となったが、競馬理論の予想は本線で的中することができた。
その波乱の第69回セントライト記念を制したのは、6番人気のキタサンブラック(北村宏)である。
競馬理論の競馬予想では、皐月賞3着馬の実力かつ、楽に先行できそうな展開面を考慮し、キタサンブラックを本命に予想した。
レースでは、キタサンブラックはミュゼエイリアンを行かせて2番手を進んだ。
そしてキタサンブラックは、直線で抜群の手応えのままミュゼエイリアンに並びかけるとそのまま押し切り、第69回セントライト記念を制覇した。
キタサンブラックの第69回セントライト記念の勝利という結果は、皐月賞3着馬の実力を見せたものではあるが、行ったきりの展開に恵まれたものでもある。
よって第69回セントライト記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、キタサンブラックが好走するためには、先行馬有利の展開に恵まれる必要があると判断すべきである。
一方、第69回セントライト記念では9番人気のミュゼエイリアンが2着に逃げ粘った。
競馬理論の競馬予想では内枠で逃げを打つ可能性が高そうなミュゼエイリアンにも高い評価を与えていた。
レースでは、ミュゼエイリアンはすんなりとハナに立てた。
そしてミュゼエイリアンは、直線でキタサンブラックに交わされてからもシブトク粘り込み、2着を確保した。
ミュゼエイリアンの第69回セントライト記念の2着という結果は、行ったきりの前残りの展開に恵まれた感が強い。
よって今後の重賞戦線の競馬予想においては、ミュゼエイリアンに、第69回セントライト記念2着馬ほどの高い評価は不要である。
第69回セントライト記念では10番人気のジュンツバサ(石橋脩)が3着に入った。
競馬理論の競馬予想では、内枠を引いて好位のインを追走できそうな展開面を重視して、ジュンツバサにも連下評価を与えていた。
レースでは、ジュンツバサは中団のインを追走し、直線でも内から脚を伸ばして、大混戦の3着争いをハナ差だけ制した。
ジュンツバサの第69回セントライト記念の3着という結果は、コースロスのない展開に恵まれたものである。
よって今後の重賞戦線の競馬予想においては、ジュンツバサにも、第69回セントライト記念3着馬ほどの高い評価は不要である。
以上のように第69回セントライト記念は、キタサンブラックが勝利し、人気馬総崩れの大波乱の決着となった。
ただし第69回セントライト記念は、スローペースの前残りの展開が結果に大きな影響を与えたものである。
よって競馬理論のファンの方は、第69回セントライト記念組は展開次第で着順が大きく入れ替わることを頭に入れて菊花賞を予想して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。