記事と併せて動画もご覧ください
- セントウルステークスのQ&A動画をみる
- セントウルステークスの解説動画は枠順発表後に公開します。今しばらくお待ちください。


阪神1200mは、内回りコースを使用し、最初のコーマーまでの距離が短いため、内枠・先行馬が有利。さらに、セントウルステークスは、秋の開幕週に行われるため、いつも以上に内枠先行馬には注意を払いたい。


今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録馬があったセントウルステークス(2025年)の予想について解説する。セントウルステークスは、サマースプリントシリーズの最終戦であるとともに、スプリンターズステークスを占う意味でも注目を集める。スプリンターズステークス馬ママコチャや重賞5勝馬トウシンマカオなど豪華メンバーが揃った。そこで、競馬理論の競馬予想では、セントウルステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
京王杯スプリングカップ組
トウシンマカオ
京王杯スプリングカップの勝利は、中団追走から抜け出して1馬身半もの差をつけるだけでなく、日本レコードのおまけ付きの強い内容であった。なお、トウシンマカオは、高松宮記念で4着に敗れているが、もう少しスムーズに外に出せていれば上位に迫っていたはずである。よって、セントウルステークスにおいては、本番のスプリンターズが控えていることを考慮しても、トウシンマカオに本命級の高い評価を与えるべきである。
ママコチャ
京王杯スプリングカップの2着は、トウシンマカオにこそ差されてしまったが、3着以下には差をつけた。また、ママコチャは、2023年のスプリンターズ馬である上に、今年の高松宮記念でも3着とトウシンマカオに先着している。よって、セントウルステークスにおいては、ママコチャにもトウシンマカオと同様のかなり高い評価を与えるべきである。
カンチェンジュンガ
京王杯スプリングカップの7着は、後方追走から伸びを欠いており力負けであった。なお、カンチェンジェンガは、阪急杯において大外一気で差し切っているが、高松宮記念でも10着に敗れているように、一線級相手では力不足である。よって、セントウルステークスにおいては、開幕週の馬場を考慮すると、カンチェンジェンガに高い評価は不要である。
CBC賞組
カルチャーデイ
カルチャーデイの5着は、インビジブルババが逃げ切るスローペースを2番手追走ながらも後続に差し込まれており、レース内容の価値は低い。なお、カルチャーデイは、函館スプリントステークスにおいても、イン有利のトラックバイアスで離れた2番手を追走しながらも、後続に差し込まれてしまった。よって、セントウルステークスにおいては、さらなるメンバー強化を考慮すると、カルチャーデイに高い評価は不要である。
ジャスティンスカイ
CBC賞の敗戦は見どころがなかった。よって、セントウルステークスにおいては、さらなるメンバー強化を考慮すると、ジャスティンスカイに高い評価は不要である。
グランテスト
CBC賞の敗戦は見どころがなかった。よって、セントウルステークスにおいては、さらなるメンバー強化を考慮すると、グランテストに高い評価は不要である。
アイビスサマーダッシュ組
テイエムスパーダ
アイビスサマーダッシュの2着は、得意な直線競馬の適性の高さと、スプリント戦線よりはかなり低調なメンバー構成に恵まれた。なお、テイエムスパーダは、一昨年のセントウルステークスの勝ち馬だが、インが有利なトラックバイアスで楽に逃げる展開に恵まれたものである。よって、セントウルステークスにおいては、テイエムスパーダに高い評価は不要である。
ウイングレイテスト
アイビスサマーダッシュの3着は、58キロの斤量を考慮すれば立派だが、スプリント戦線よりもさらに弱いメンバー構成に恵まれた。よって、セントウルステークスにおいては、ウイングレイテストに高い評価は不要である。
モズメイメイ
アイビスサマーダッシュの6着は、有利な外枠ながらも内側に入ってしまった分伸び負けたが、見所もなかったし、この程度のメンバーでは好走しなければならない。よって、セントウルステークスにおいては、モズメイメイにも高い評価は不要である。
北九州記念組
ヨシノイースター
北九州記念の2着は、58キロのハンデで外を回らされたことを考えると立派だが、勝ち馬のヤマニンアルリフラが次走のCBC賞で惨敗を喫しているように、弱いメンバー構成にも恵まれた。なお、ヨシノイースターは、春雷ステークスにおいても、57.5キロを背負いながらも強い競馬を見せた。よって、セントウルステークスにおいては、メンバー強化ではあるものの、気分よく先行する展開になるようであれば、ヨシノイースターの残り目にも注意を払うべきである。
アブキールベイ
北九州記念の3着は、古馬相手でも通用したことは立派だが、53キロのハンデと弱いメンバー構成に恵まれた感は否めない。なお、アブキールベイは、葵ステークスを制しているように、3歳のスプリント戦線ではトップクラスの能力を秘める。よって、セントウルステークスにおいてアブキールベイが好走するためには、53キロの軽量を生かすだけでなく、展開やトラックバイアスの助けが必要と判断すべきである。
NHKマイルカップ組
ショウナンザナドゥ
NHKマイルカップの16着は、一線級相手に力負けであったが、能力も出し切れていない。なお、ショウナンザナドゥは、フィリーズレビューを制した実績があるが、重賞級が不在の弱いメンバー構成に恵まれた感も否めない。よって、セントウルステークスにおいては、ショウナンザナドゥが気分よく走れた際の押さえ候補程度の評価を与えれば十分である。
驀進特別組
エコロジーク
驀進特別の勝利は、スタートで外によれた分だけ抜け出すのに苦労したが、それでも勝ったことは立派である。なお、エコロジークは、国内で3戦3勝と能力的にも底を見せていない。よって、セントウルステークスにおいては、急激なメンバー強化であるものの気分よく先行できるようであれば、エコロジークの残り目にも注意を払うべきである。
まとめ
以上、セントウルステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。トウシンマカオとママコチャの人気2頭で断然ムード。ただし、阪神の開幕週は、極端にインが有利なトラックバイアスとなることがあるので、その場合には内枠先行馬を狙ってみる手も。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、セントウルステークス(2024年)の最終的な予想を決断する。

開催日:2024/09/08
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 17 | トウシンマカオ | 80 | 牡 | 5 | 57 | 01:07.7 | 81 | -2 | 0
|
1
|
0
|
2 | 18 | ママコチャ | 83 | 牝 | 5 | 57 | 01:07.8 | 80 | 2 | 0
|
1
|
0
|
3 | 1 | モズメイメイ | 77 | 牝 | 4 | 55 | 01:07.9 | 79 | -2 | 0
|
0
|
0
|
4 | 2 | アネゴハダ | 75 | 牝 | 5 | 55 | 01:08.1 | 77 | -2 | 0
|
0
|
0
|
5 | 11 | トゥラヴェスーラ | 74 | 牡 | 9 | 57 | 01:08.1 | 77 | -2 | 0
|
-1
|
0
|
6 | 15 | アサカラキング | 75 | 牡 | 4 | 57 | 01:08.1 | 77 | -2 | 0
|
0
|
0
|
7 | 12 | テンハッピーローズ | 76 | 牝 | 6 | 56 | 01:08.2 | 76 | 0 | 0
|
0
|
0
|
8 | 7 | ヨシノイースター | 74 | 牡 | 6 | 57 | 01:08.2 | 76 | -2 | 0
|
0
|
0
|
9 | 5 | サウザンサニー | 74 | 牡 | 4 | 57 | 01:08.2 | 76 | -2 | 0
|
0
|
0
|
10 | 8 | キミワクイーン | 74 | 牝 | 5 | 55 | 01:08.2 | 76 | -2 | 0
|
0
|
0
|
11 | 6 | ジョウショーホープ | 74 | 牡 | 4 | 57 | 01:08.2 | 76 | -2 | 0
|
0
|
0
|
12 | 14 | ダノンスコーピオン | 75 | 牡 | 5 | 58 | 01:08.3 | 75 | 0 | 0
|
0
|
0
|
13 | 13 | ピューロマジック | 72 | 牝 | 3 | 53 | 01:08.4 | 74 | -2 | 0
|
0
|
0
|
14 | 3 | グレイトゲイナー | 72 | 牡 | 7 | 57 | 01:08.4 | 74 | -2 | 0
|
0
|
0
|
15 | 4 | ストーンリッジ | 71 | 牡 | 7 | 57 | 01:08.5 | 73 | -2 | 0
|
0
|
0
|
16 | 10 | テイエムスパーダ | 69 | 牝 | 5 | 56 | 01:08.8 | 70 | 0 | 0
|
-1
|
0
|
17 | 9 | ミッキーハーモニー | 68 | 牝 | 5 | 55 | 01:08.8 | 70 | -2 | 0
|
0
|
0
|
18 | 16 | カリボール | 66 | 牡 | 8 | 57 | 01:09.0 | 68 | -2 | 0
|
0
|
0
|

9/6(土)京成杯オータムH・札幌2歳S9/7(日)紫苑S・セントウルS※更新をお待ちください
25/8/27 08:10 更新
25/8/27 08:10 更新
過去5年のトラックバイアス

9/8(日)中京
開催替りもコース変更なし
9/10(日)阪神
開幕週ながらも芝はほぼフラット
9/11(日)中京
開幕週
9/12(日)中京
開幕週
9/13(日)中京
開幕週
9/8(日)阪神
開幕週
以下のフォームから新規メルマガ会員登録すると、毎週のトラックバイアス情報やマスター指数(MI)に関する情報が閲覧できます。

メルマガ会員登録するにはメールアドレスを入力して、「メールを受け取る」ボタンを押してください
25/8/27 08:10 更新