セントライト記念(G2)/中山競馬場/芝外2200m/右/条件:サラブレッド系3歳/賞金:5200万円
今回の第68回セントライト記念は、断然の1番人気に推されていた皐月賞馬であるイスラボニータ(蛯名正義)が力の違いを見せつけて快勝したレースだった。
競馬理論の競馬予想では、3歳世代でトップクラスのイスラボニータに人気でも逆らうべきでないと判断し、本命に予想していた。
レース中、イスラボニータは、先行集団の馬群の中を追走して、直線で前が開くと、先に抜けだしていたトゥザワールドをあっという間に捕えて、今回の第68回セントライト記念を制覇した。
第68回セントライト記念におけるイスラボニータの勝利という結果は、様子を見る限りまだまだ余裕があり、着差以上に強いレース内容であったといえる。
つまり、本番と想定されている菊花賞の競馬予想においても、イスラボニータに本命級の高い評価を与えて当然であるとみている。
また、今回の第68回セントライト記念では2番人気のトゥザワールド(川田将雅)が2着に粘り込んだレースでもあった。
競馬理論の競馬予想では、日本ダービーの際に外を回らされていたにも関わらず、結果を残したため、着順より価値があると判断して、トゥザワールドに対抗評価を与えていた。
レース中、トゥザワールドは、逃げ争いを見る形で3番手を進んだ。
そして、トゥザワールドは、直線に向くと一旦は先頭に立ったものの、結果としてイスラボニータにかわされてしまったため、2着を確保するのが精一杯であったといえる。
第68回セントライト記念におけるトゥザワールドの2着という結果は、早め先頭で自ら勝ちに行く競馬をみせたが、イスラボニータには力負けであったといえる。
そのため、今後行われる菊花賞の競馬予想においては、トゥザワールドがイスラボニータを逆転するためには相当の展開の助けが必要と判断すべきである。
また、今回の第68回セントライト記念では10番人気のタガノグランパ(菱田裕二)が3着に入ったレースだった。
競馬理論の競馬予想では、日本ダービーにおいて4着で好内容だったにもかかわらず、人気になっていなかったタガノグランパにも高い評価を与えていた。
レース中、タガノグランパは、中団の外目を追走して、直線では馬群を割るように差し脚を伸ばしたが、結果的に3着止まりであった。
第68回セントライト記念におけるタガノグランパの3着という結果は、イスラボニータにこそ力負けであったが、日本ダービーでの4着がまぐれでないことを証明したレースだった。
そのため、次走の菊花賞においてタガノグランパが勝ちきるまでは難しいと判断しているが、今後の重賞レース戦線においては、
タガノグランパにも高い評価を与える必要があるとみている。
そして、今回の第68回セントライト記念では5番人気のステファノスが4着に追い込んだレースでもあった。
ステファノスは、中団よりもやや後方の内目で脚をためたが、直線では前が塞がって仕掛けが遅れてしまったため、結果としては4着止まりであった。
第68回セントライト記念におけるステファノスの4着という結果は、直線での不利によって脚を余してしまったため、スムーズなレース展開ならば2着になった可能性もあったとみている。
よって、菊花賞の競馬予想においては、ステファノスに、トゥザワールドおよびタガノグランパと互角の評価を与えるべきであるともいえる。
以上のように、この第68回セントライト記念は、イスラボニータの強さだけが目立つ一戦となったレースだった。
競馬理論のファンの方は、イスラボニータの今後の走りに大いに期待して頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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