北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ)/札幌/別定/1800m(右・芝)
第58回クイーンステークスでは、アプリコットフィズが武豊騎手に復活後の重賞初勝利をプレゼントした。
第58回クイーンステークスの競馬理論の結果は、今年の3歳世代のレベルの高さを評価して、アプリコットフィズに高い評価を与えていた。
ただし、桜花賞において、インの3番手で伸びを欠いたアプリコットフィズよりも、スローペースで脚を余しても差のない競馬をしたショウリュウムーンを評価していたため、ショウリュウムーンを本命に予想してしまった。
レース結果では、アプリコットフィズは、すんなりと2番手につけると、4コーナーで早めに先頭に立ち、そのまま押し切って、第58回クイーンステークスを制覇した。
アプリコットフィズの第58回クイーンステークスの勝利は、自ら勝ちに行って後続に1馬身差をつける強い競馬と見ることもできるが、冷静に振り返ると、開幕週の先行馬有利の馬場をマイペースで先行する展開に恵まれたものでもある。
よって、牝馬3冠の最終関門の秋華賞、武豊騎手を迎えた上に安定した先行力を持つアプリコットフィズが有力候補なのは間違いないが、過信は禁物とも第58回クイーンステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、第58回クイーンステークスの2着には、プロヴィナージュ(佐藤哲)が入った。
第58回クイーンステークスの競馬理論の結果は、インの3番手を走りそうなプロヴィナージュに、1番人気のヒカルアマランサスと互角以上の評価を与えるべきと判断していた。
レース結果では、プロヴィナージュは、予想通りインの3番手を追走したが、直線ではアプリコットフィズに離されてしまい、2着を確保するのが精一杯であった。
プロヴィナージュの第58回クイーンステークスの2着は、開幕週のイン有利の馬場で絶好となるインの3番手を追走する展開に恵まれたものであり、レース結果の内容的には着順ほどの価値はない。
よって、秋のG1戦線で通用、プロヴィナージュが好走するためにはイン有利の馬場や先行馬が少ない展開などの助けが必要と第58回クイーンステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、第58回クイーンステークスでは、カウアイレーン(横山典)が3着に追い込んだ。
カウアイレーンの第58回クイーンステークスの3着は、イン有利の馬場で終始外を回らされてのものであり、レース結果の内容的には2着のプロヴィナージュを大きく上回る。
よって、秋の牝馬重賞戦線、プロヴィナージュよりも、カウアイレーンに高い評価を与えるべきと第58回クイーンステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、桜花賞馬のレジネッタ(池添)が4着と好走した。
レジネッタの第58回クイーンステークスの4着は、開幕週で追い込んでのものであり、一見強そうにもみえるが、実際には、4コーナーまでインで待機させた池添騎手の好騎乗によるものであり、過大評価は禁物である。
よって、秋の重賞戦線、レジネッタに押さえ程度の評価を与えれば十分と第58回クイーンステークスの競馬理論の結果では判断している。
一方、第58回クイーンステークスの競馬理論の結果が本命に予想したショウリュウムーンは5着に敗れてしまった。ショウリュウムーンは、1枠を生かして中段のインを追走し、直線でも最内から追い込んだが、ゴール前で不利を受けてしまい、5着に敗れてしまった。
競馬にタラレバは禁物だが、不利さえなければ、アプリコットフィズにも迫っていた可能性が高く、少なくとも2着には追い込んでいたハズで、レース結果の内容的には悪くない。
よって、秋華賞、ショウリュウムーンにもアプリコットフィズと互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
なお、3歳アプリコットフィズ及びショウリュウムーンが、古馬相手の重賞でも通用したことから、今年の3歳牝馬はレベルが高い。
よって、古馬との重賞に入っても、3歳牝馬世代には高い評価を与えるべきと第58回クイーンステークスの競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第58回クイーンステークスは、3歳牝馬アプリコットフィズの快勝で幕を閉じた。
この結果から、3歳牝馬世代はレベルが高いことが証明されたので、第58回クイーンステークスの競馬理論の結果のファンの方は、今後も3歳牝馬世代には大いに注目していただきたい。
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