キーンランドカップ(GⅢ)/札幌/別定/1200m(右・芝)
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第11回キーンランドカップは、3歳世代のワンツーフィニッシュで幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、NHKマイルカップの強い内容から1番人気のシュウジ(モレイラ)より能力が上である上に、圧勝した函館2歳ステークスの内容から洋芝が得意なことを考慮し、ブランボヌール(戸崎圭太)を本命に予想した。
レースでは、ブランボヌールは、好位の外目を追走し、直線で外から追い出されると鋭く脚を伸ばし、逃げ粘るシュウジを捕えて、第11回キーンランドカップを制覇した。
ブランボヌールの第11回キーンランドカップの勝利という結果は、マイペースで逃げるシュウジを捕えてのものであり、着差以上の強さを見せつけた。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においては、レベルの高い3歳世代でトップクラスのスピードを持つブランボヌールに高い評価を与えて当然である。
一方、第11回キーンランドカップで1番人気に推されたシュウジは2着に粘り込んだ。
競馬理論の競馬予想では、折り合いを欠きながらも2着を確保した函館スプリントステークスの内容から、シュウジにもかなり高い評価を与えていた。
レースでは、シュウジは、他馬が控えたこともあって、楽に逃げを打てた。
そして、シュウジは、直線で一旦は後続を突き放したが、ゴール寸前でブランボヌールに交わされてしまい、2着止まりであった。
シュウジの第11回キーンランドカップの2着という結果は、ブランボヌールにこそ力負けであったが、スプリント戦線では崩れなく走ることを示した。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においても、シュウジにそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、第11回キーンランドカップでは、3番人気のレッツゴードンキ(岩田康誠)が3着に入った。
レッツゴードンキは、中団の外目を追走し、直線でも外からジリジリと脚を使って、3着に追い込んだ。
レッツゴードンキの第11回キーンランドカップの3着という結果は、スプリント戦線であればそれなりに崩れなく走るようになってきた。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においては、展開の助けがあればレッツゴードンキが一線級相手でも好走可能と判断すべきである。
以上のように、第11回キーンランドカップは、ブランボヌールの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、ブランボヌールの今後のスプリント戦線における走りに期待して頂きたい。
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