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【キーンランドカップ】
作成日: 2023/08/22 更新日: 2023/08/22

記事と併せて動画もご覧ください

枠順発表次第、動画公開
キーンランドカップ(2023)出馬表とMI値

出走日: キーンランドカップ(GⅢ)/札幌/別定/1200m(右・芝)

※枠順発表次第、出走馬表示。予想オッズはnetkeibaを参考

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今週のトラックバイアス
7/27(土)7/28(日)アイビスSD・クイーンS開催 ※更新をお待ちください
開催ダートコメント
新潟
アイビスサマーダッシュ
ややイン有利フラット高速馬場で前が止まらない
24/7/27 19:00更新
札幌
ややイン有利フラット芝は先週よりもイン有利
24/7/27 15:10更新
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
コースの特徴

キーンランドカップ。1996年に札幌競馬場の4歳(現3歳)以上の競走馬による混合競走・別定重量・特別指定競走のオープン競走・キーンランドカップとして札幌競馬場の芝1000mで施行されたのが始まり。

その後、2006年に年間を通じた短距離路線の整備が行われ、本競走はGIIIに格付けされサマースプリントシリーズの第4戦(2012年からは第5戦)に指定された。指定競走となり、秋のスプリンターズステークスに出走する地方馬にも門戸が開かれた。2009年からは国際競走に指定され、外国調教馬の出走も可能になったため、国際格付けとなっている。

中央競馬の夏季開催で古馬を対象とした短距離重賞は、2005年までは函館スプリントステークスとアイビスサマーダッシュだけで充実していなかった。また、当時第1回札幌競馬(8月中旬-9月上旬)は気候や日程のよさで観光客が多く収入面でもよいのだが、その第1回札幌競馬の3週目だけは重賞競走が施行されていなかった。そこで重賞競走を新設し、より一層の観客増加とスプリント競走における競走資源のより一層の充実を図ることとした。これに伴い、アイビスサマーダッシュを第2回新潟競馬の開幕週(2012年からは2週目)に移設された。

スプリンターズステークスには中4週で参戦できることから、セントウルステークスとともに重要なステップ競走として位置付けされている。また、サマースプリントシリーズに指定されてからは、本競走を優勝したワンカラット(2010年)、パドトロワ(2012年)がシリーズチャンピオンに輝いている。

なお地方所属馬に限られるが、上位2着までに限りスプリンターズステークスの出走権(優先出走権ではない)が与えられるトライアル競走である。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(3頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は3歳53kg、4歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、

日本馬は収得賞金が3,000万円を超過した馬は超過額4,000万円毎に1kg増。
外国調教馬はGI競走1着馬は5kg増、GII競走1着馬は3kg増、GIII競走1着馬は1kg(ただし2歳時の成績を除く)。

以上のように斤量が課せられる。

昨年キーンランドカップの結果とMI値

開催日:2023/08/27

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
114ナムラクレア7945501:09.979-2
1
1
0
28シナモンスティック7445501:10.177-2
0
0
-1
312トウシンマカオ7645701:10.177-2
1
0
0
416シュバルツカイザー75セン55701:10.177-2
0
0
0
511ヴァトレニ71セン55701:10.474-2
0
0
-1
69ジュビリーヘッド7165701:10.573-2
0
0
0
74キミワクイーン7045501:10.672-2
0
0
0
810ゾンニッヒ6855701:10.969-2
1
0
0
915サトノアイ6755501:11.068-2
1
0
0
102ナランフレグ6875801:11.1670
0
0
1
111ウォーターナビレラ6345501:11.365-2
0
0
0
126タイセイアベニール6485701:11.365-2
0
0
1
133レッドベルオーブ6255701:11.464-2
0
0
0
1413レイハリア6255501:11.662-2
1
0
1
157カイザーメランジェ6085701:11.761-2
0
0
1
165ウインマーベル5545701:12.256-2
0
0
1
展開図はありません
キーンランドカップ(2024)の前哨戦を分析

今週は、フルゲート16頭に対して22頭もの出走登録馬があったキーンランドカップ(2023年)の予想について解説する。

 

キーンランドカップは、サマースプリントシリーズの1戦である。

 

高松宮記念2着馬ナムラクレアが1番人気となりそうだが、夏場のG3とは思えないくらいの豪華メンバーが揃っており、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、キーンランドカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ヴィクトリアマイル組

8着のナムラクレア(浜中俊)が出走登録している。

 

ナムラクレア

ヴィクトリアマイルの8着という結果は、上位には力負けだが、メンバーが強すぎた上に距離も長すぎた。

 

一方、ナムラクレアは、高松宮記念で2着に敗れたが、道悪適性の差がでただけで、負けて強しの内容であった。

 

また、ナムラクレアは、シルクロードステークスにおいて前残りの展開をきっちりと差し切っており、着差以上に強かった。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、現役屈指のスプリンターであるナムラクレアに本命級の高い評価を与えて当然である。

 

函館スプリントステークス組

1着のキミワクイーン(横山武史)・2着のジュビリーヘッド(西村)・3着のトウシンマカオ(鮫島駿)・5着のブトンドール(池添謙一)・7着のヴァトレニ(横山和生)・13着のレイハリア(亀田)が出走登録している。

 

キミワクイーン

函館スプリントステークスの勝利という結果は、ハイペースの前潰れの展開に恵まれたことは確かだが、開幕週の馬場で大外から差し切った脚は立派である。

 

また、キミワクイーンは、オーシャンステークスを除けば崩れずに走っており、これまでは先行する競馬をしていたことから脚質的にも自在性を備えた。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、メンバー強化ではあるものの、キミワクイーンにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

ジュビリーヘッド

函館スプリントステークスの2着という結果は、ハイペースを自ら勝ちに行って一旦は先頭に立ちながらも差し込まれており、負けて強しの内容であった。

 

また、ジュビリーヘッドは、去年の函館スプリントステークスで2着に好走しているように、重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、展開やトラックバイアスの助けがあれば、ジュビリーヘッドがキミワクイーンを逆転可能と判断すべきである。

 

トウシンマカオ

函館スプリントステークスの3着という結果は、58キロの斤量を背負って、ハイペースを先行する厳しい競馬によるものであり、悲観すべき内容ではない。

 

また、トウシンマカオは、京阪杯を楽勝しているように、実績的にも遜色はない。

 

なお、トウシンマカオは、去年のキーンランドカップで1番人気を裏切ってしまっているが、多くの馬が内を空けて外を回らされ過ぎたことによるものであり、力負けではない。

 

よって、キーンランドカップにおいては、トウシンマカオが去年の雪辱を果たしてくおかしくはない。

 

ブトンドール・ヴァトレニ・レイハリア

函館スプリントステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、ブトンドール、ヴァトレニ及びレイハリアに高い評価は不要である。

 

京王杯スプリングカップ組

2着のウインマーベル(松山弘平)が出走を予定している。

 

ウインマーベル

京王杯スプリングカップの2着という結果は、スローペースを外から差し切ったレッドモンレーヴにこそ力負けだったが、1400mの重賞で2着に残ったことは立派である。なお、京王杯スプリングカップ組は、4着のアヴェラーレが関屋記念を制しており、レースのレベルも高かった。

 

また、ウインマーベルは、去年のキーンランドカップの2着馬というだけでなく、その後のスプリターズステークスでも2着に好走している。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、ウインマーベルが2年連続で好走してもおかしくないと判断すべきである。

 

青函ステークス組

1着のゾンニッヒ(武豊)が出走登録している。

 

ゾンニッヒ

青函ステークスの勝利という結果は、初のスプリント戦ながらも2着に2馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、ゾンニッヒは、スプリント戦よりもレベルの高い1400mやマイルの重賞でも好走しており、京王杯スプリングカップの敗戦も、ウインマーベルとは位置取りの差がでただけで着順ほど内容は悪くなく、青函ステークスの内容くらい走って当然である。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、スプリント適性を示したゾンニッヒにも高い評価を与えるべきである。

 

しらかばステークス組

1着のシュバルツカイザー・5着のスノーテーラー・8着のウォーターナビレラ・12着のカイザーメランジェ(江田照男)・15着のイーサンパンサーが出走を予定している。

 

シュバルツカイザー

しらかばステークスの勝利という結果は、出遅れたあとに位置を取りに行って脚を使ったにもかかわらずきっちりと差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

また、シュバルツカイザーは、北海道シリーズ2連勝で堅実に力をつけている。

 

ただし、しらかばステークスは、今回のメンバーと比較すると、かなり低調なメンバー構成であった感は否めない。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、シュバルツカイザーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

スノーテーラー・ウォーターナビレラ・カイザーメランジェ・イーサンパンサー

しらかばステークスのレース内容は見所がなかった上にレースのレベルも低かった。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、スノーテーラー、ウォーターナビレラ、カイザーメランジェ及びイーサンパンサーに高い評価は不要である。

 

UHB賞組

1着のシナモンスティック(松岡正海)・3着のサトノアイ(佐々木)・5着のレッドヴェルオーブ・9着のロードマックス・12着のタイセイアベニールの合計5頭が出走登録している。

 

シナモンスティック

UHB賞の勝利という結果は、弱いメンバー構成とスローペースを楽に先行する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、シナモンスティックに高い評価は不要である。

 

サトノアイ・レッドヴェルオーブ・ロードマックス・タイセイアベニール

UHB賞の敗戦は見所がなかった。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、サトノアイ、レッドヴェルオーブ、ロードマックス及びタイセイアベニールに高い評価は不要である。

 

安田記念組

17着のナランフレグ(丸田恭介)が出走登録している。

 

ナランフレグ

安田記念の17着という結果は、メンバーも強すぎた上に距離も長かったので度外視可能である。

 

なお、ナランフレグは、高松宮記念馬というだけでなく、今年の高松宮記念でも4着と好走しており、7歳馬となっても極端な能力の衰えは見られない。

 

よって、キーンランドカップの予想においては、前崩れで差しが届く展開になるようであれば、ナランフレグにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、キーンランドカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、キーンランドカップ(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

8

ヴェントヴォーチェ

5

6

Cルメ

2

5

ウインマーベル

3

2

松山弘

3

1

ヴァトレニ

4

4

横山武

2021

1

12

レイハリア

3

3

亀田温

2

9

エイティーンガール

5

7

横山和

3

8

セイウンコウセイ

8

9

勝浦正

2020

1

14

エイティーンガール

4

5

坂井瑠

2

12

ライトオンキュー

5

2

古川吉

3

15

ディメンシオン

6

9

松田大

2019

1

13

ダノンスマッシュ

4

1

川田将

2

7

タワーオブロンドン

4

2

ルメ

3

16

リナーテ

5

3

武豊

2018

1

11

ナックビーナス

5

1

モレ

2

7

ダノンスマッシュ

3

4

北村友

3

4

ペイシャフェリシタ

5

9

田辺裕

2017

1

8

エポワス

9

12

ルメ

2

11

ソルヴェイグ

4

2

川田将

3

6

ナックビーナス

4

5

横山典

2016

1

14

ブランボヌール

3

2

戸崎圭

2

4

シュウジ

3

1

モレ

3

12

レッツゴードンキ

4

3

岩田康

2015

1

13

ウキヨノカゼ

5

8

四位洋

2

16

トーホウアマポーラ

6

9

福永祐

3

10

ティーハーフ

5

1

国分優

2014

1

7

ローブティサージュ

4

3

三浦皇

2

15

レッドオーヴァル

4

1

池添謙

3

14

マジンプロスパー

7

5

福永祐

2013

1

1

フォーエバーマーク

5

4

村田一

2

11

ストレイトガール

4

1

田中勝

3

3

シュプリームギフト

5

6

秋山真

 

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ナムラクレア

4

ヴィクトリアマイル(G1)8

ナランフレグ 

7

安田記念(G1)17

キミワクイーン 

4

函館スプリントS(G3)1

ジュビリーヘッド

4

函館スプリントS(G3)2

ウインマーベル 

4

京王杯スプリングC(G2)2

スノーテーラー 

6

しらかばS(OP)5

ゾンニッヒ 

5

青函S(OP)1

ヴァトレニ 

5

函館スプリントS(G3)

7

トウシンマカオ 

5

函館スプリントS(G3)3

ウォーターナビレラ

4

しらかばS(OP)8

シュバルツカイザー

5

しらかばS(OP)1

カイザーメランジェ

8

しらかばS(OP)12

ヴェントヴォーチェ

6

高松宮記念(G1)8

     

 

マスターと椎名友希が『キーンランドC』の質問に答えます

Q1:札幌芝1,200mの特徴

札幌芝1,200mの特徴を教えてください。昨年は内を空ける騎手が多く、内~真ん中辺りに進路をとった馬が上位だったと思います。トラックバイアス表も『外回イン有利』とありました。今年も当日芝のレースを見て、内を空ける騎手が多いのか、確認したほうがいいでしょうか?

Q2:高松記念(G1)組の評価

高松宮記念から2着のナムラクレア、4着のナランフレグ、8着のヴェントヴォーチェ、10着のウインマーベル、15着のトウシンマカオ、16着のウォーターナビレラが出走予定です。雨の不良馬場で、ナムラクレアは中団外目から追い込み、ナランフレグは出遅れて後方からやや内を追い込み、ヴェントヴォーチェは出負けしてナランフレグの前にいましたが直線脚が止まり、ウインマーベルは大外枠で終始外目を押して行きましたが直線で脚が止まりました。マスターの評価を教えてください。

Q3:G1出走組の評価

ヴィクトリアマイル(G1)8着のナムラクレア、安田記念(G1)17着のナランフレグが出走予定です。ナムラクレアはスタート後接触があり、中団外目追走で直線は伸びませんでした。ナランフレグは内枠で出遅れ、内目を追走しましたが直線は伸びませんでした。高松宮記念では人気以上に好走しましたが、道悪適正があったのでしょうか?マスターの評価を教えてください。

Q4:京王杯スプリングC(G2)の評価

京王杯スプリングC(G2)から2着のウインマーベル、6着のゾンニッヒが出走予定です。ウインマーベルは中団から伸びて粘り、ゾンニッヒはウインマーベルの1頭分内にいて先に抜け出しましたが、伸びきれませんでした。ウインマーベルは高松宮記念で10着だったからか、7番人気でした。高松宮記念では外枠が響いたと見れば、今回のメンバーではどうでしょうか?また、ゾンニッヒは次走の青函S(OP)で快勝、この時4着のアヴェラーレは関屋記念で勝ったことを考えると、レースのレベルは高かったのか、逆に関屋記念のレベルが低かったのか、どう考えますか?

Q5:函館スプリントS(G3)の評価

函館スプリントS(G3)から1着のキミワクイーン、2着のジュビリーヘッド、3着のトウシンマカオ、4着のカイザーメランジェ、7着のヴァトレニ、10着のウォーターナビレラが出走予定です。キミワクイーンは外枠で後方外目から追い込み、ジュビリーヘッドは中団馬群から徐々に位置を上げて伸び、トウシンマカオは内枠で先行内目から伸び、カイザーメランジェは出遅れて後方から内目を鋭く伸びました。ヴァトレニは7枠で先行外目から押しきろうとしましたが伸びず、ウォーターナビレラは後方馬群から追い込みましたが届きませんでした。マスターの評価を教えてください。

Q6:しらかばS(OP)組の評価

しらかばS(OP)組から1着のシュバルツカイザー、5着のスノーテーラー、8着のウォーターナビレラ、12着のカイザーメランジェが出走予定です。シュバルツカイザーは出遅れて最後方でしたがすぐに位置を上げて最後まで伸びて勝ち、スノーテーラーは中団から伸び、ウォーターナビレラは後方の内から伸びましたが届かず、カイザーメランジェは出遅れて後方から内を選びましたが伸びませんでした。この時3着のレッドベルオーブがUHB賞(OP)で5着と考えると、シュバルツカイザーは今回のメンバーでどうでしょうか?

Q7:UHB賞(OP)組の評価

今年のUHB賞はスローペースとなり、断然人気のエクセトラは中団馬群で狭くなり伸びきれず4着でした。もし出走してきたらエクセトラはどう評価しますか?また出走してきたら面白そうと思う馬がいたら教えてください。

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