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向こう正面のポケットからのスタートで最初のコーナーまで距離がある上に、直線も短いので前残りに警戒が必要な条件。ただし、枠順の有利不利はほとんどない


今週は、フルゲート16頭に対して22頭もの出走登録馬があったキーンランドカップ(2025年)の予想について解説する。キーンランドカップは、サマースプリントシリーズの1戦である。NHKマイルカップ馬パンジャタワーが1番人気となりそうだが、1200mの速いペースに対応できるかがポイントになりそうで、適性次第では波乱もあり得る。そこで、競馬理論の競馬予想では、キーンランドカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
NHKマイルカップ組
パンジャタワー
NHKマイルカップの勝利は、中団追走から直線で外に持ち出されて差し切る強い内容であった。なお、パンジャタワーは、残り300mの時点で先頭に立って、ゴール前で内から迫られた内容を見ると、距離短縮はプラスに働きそうである。また、パンジャタワーは、京王杯2歳ステークスをも制しており、実績的には一枚も二枚も上である。よって、キーンランドカップにおいては、3歳馬のレベルがまだわからない点を考慮しても、パンジャタワーに本命級の高い評価を与えて当然である。
アルクオーツスプリント組
ウインカーネリアン
アルクオーツスプリントの2着は、レースレベルの比較こそ難しいが、初の海外遠征で立派である。なお、ウインカーネリアンは、京阪杯2着、シルクロードステークスでも3着に好走しており、8歳馬ながらも大きな衰えは見せていない。よって、キーンランドカップにおいては、楽に先行できる展開に恵まれるようであれば、ウインカーネリアンの粘り込みに注意を払って当然である。
青函ステークス組
エーティーマクフィ
青函ステークスの勝利は、久しぶりの芝を克服して差し切ったことは立派だが、ハイペースの前崩れの展開に恵まれた感はある。よって、キーンランドカップにおいては、さらなるメンバー強化を考慮すると、エーティーマクフィが好走するためには前崩れの展開の助けが必要である。
ティニア
青函ステークスの2着は、好位追走から抜け出す悪くない内容だが、ハンデにも恵まれた。また、ティニアは、それ以前のレースを見ると重賞では荷が重い。よって、キーンランドカップにおいては、ティニアに高い評価は不要である。
ペアポルックス
青函ステークスの3着は、大外枠から先手を取るために少しペースを上げ過ぎたことと、57.5キロのトップハンデを考慮すると、負けて強しの内容であった。なお、ペアポルックスは、函館スプリントステークスで5着に敗れているが、開幕週のイン有利のトラックバイアスで内ラチ沿いを走れなかった分だけ負けたので、同情の余地がある。また、函館スプリントステークス4着馬インビンシブルパパ、2着馬ジューンブレアが次走のCBC賞でワンツーを決めたことからも、レースレベルも高い。よって、キーンランドカップにおいては、ペアポルックスの先行粘り込みにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
モリノドリーム
青函ステークスの5着は、好位のインから伸びを欠いており、見所はなかった。よって、キーンランドカップにおいては、さらなるメンバー強化を考慮すると、モリノドリームに高い評価は不要である。
TVH杯組
ナムラクララ
TVH杯の勝利は、初のスプリント戦に対応できたことは立派だが、スローペースの2番手追走から押し切っただけで、レース内容の価値は高くない。よって、キーンランドカップにおいては、スプリント戦で底を見せていない未知の魅力を評価しても、ナムラクララに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
UHB賞組
フィオライア
UHB賞の勝利は、スローペースを楽に逃げる展開に恵まれてのものである。また、フィオライアは、函館スプリントステークスで14着に敗れているように、自分の競馬ができなければ、惨敗するタイプでもある。よって、キーンランドカップにおいては、先行馬が揃っている点をも考慮すると、フィオライアに高い評価は不要である。
レッドヒルシューズ
UHB賞の2着は、スローペースの中、ハナ差まで迫る強い内容であったが、重賞級不在の弱いメンバー構成に恵まれた。よって、キーンランドカップにおいては、急激なメンバー強化を考慮すると、レッドヒルシューズに高い評価は不要である。
サウザンサニー
UHB賞の敗戦は、着差こそ僅かだが、見所もない上に、かなりメンバーも弱かった。よって、キーンランドカップにおいては、サウザンサニーに高い評価は不要である。
クシファル
UHB賞の敗戦は、着差こそ僅かだが、見所もない上に、かなりメンバーも弱かった。よって、キーンランドカップにおいては、クシファルに高い評価は不要である。
ジョーメットヴィン
UHB賞の敗戦は、着差こそ僅かだが、見所もない上に、かなりメンバーも弱かった。よって、キーンランドカップにおいては、ジョーメットヴィンに高い評価は不要である。
ツインクルトーズ
UHB賞の敗戦は、着差こそ僅かだが、見所もない上に、かなりメンバーも弱かった。よって、キーンランドカップにおいては、ツインクルトーズに高い評価は不要である。
ゾンニッヒ
UHB賞の敗戦は、着差こそ僅かだが、見所もない上に、かなりメンバーも弱かった。よって、キーンランドカップにおいては、ゾンニッヒに高い評価は不要である。
会津ステークス組
レイピア
会津ステークスの勝利は、スローペースを差し切る着差以上に強い内容であったが、かなり弱いメンバー構成にも恵まれていた。なお、レイピアは、葵ステークスで3着に敗れているが、コース取りの差を考えると、内容は悪くない。よって、キーンランドカップにおいては、レイピアにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
TVh賞組
カルプスペルシュ
TVh賞の勝利は、弱いメンバーに恵まれたにせよ、力の違いを見せつけた。なお、カルプスペルシュは、3連勝いずれも楽勝であった。よって、キーンランドカップにおいては、急激なメンバー強化であるものの、カルプスペルシュにも注意を払って当然である。
アイビスサマーダッシュ組
カルロヴェローチェ
アイビスサマーダッシュの4着は、有利な外枠を生かしながらも止まってしまっており、メンバーも重賞にしては弱かった。よって、キーンランドカップにおいては、カルロヴェローチェに高い評価は不要である。
まとめ
デビュー戦以来のスプリント戦であるパンジャタワーだが、気性面やメンバー弱化を考えるとむしろいい方向に出そう。基本はパンジャタワーの相手探しの一戦。以上、キーンランドカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、キーンランドカップ(2025年)の最終的な予想を決断する。

開催日:2024/08/25
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | サトノレーヴ | 81 | 牡 | 5 | 57 | 01:07.9 | 84 | -2 | 0
|
-1
|
0
|
2 | 6 | エイシンスポッター | 78 | 牡 | 5 | 57 | 01:08.2 | 81 | -2 | 0
|
-1
|
0
|
3 | 1 | オオバンブルマイ | 80 | 牡 | 4 | 57 | 01:08.2 | 81 | -2 | 0
|
0
|
1
|
4 | 4 | モリノドリーム | 79 | 牝 | 5 | 55 | 01:08.2 | 81 | -2 | 0
|
0
|
0
|
5 | 2 | ナムラクレア | 80 | 牝 | 5 | 55 | 01:08.3 | 80 | -2 | 0
|
2
|
0
|
6 | 12 | ビッグシーザー | 78 | 牡 | 4 | 57 | 01:08.3 | 80 | -2 | 0
|
0
|
0
|
7 | 14 | ダノンマッキンリー | 76 | 牡 | 3 | 55 | 01:08.5 | 78 | -2 | 0
|
0
|
0
|
8 | 11 | シュバルツカイザー | 76 | セン | 6 | 57 | 01:08.5 | 78 | -2 | 0
|
0
|
0
|
9 | 13 | ジュビリーヘッド | 75 | 牡 | 7 | 57 | 01:08.6 | 77 | -2 | 0
|
0
|
0
|
10 | 3 | プルパレイ | 75 | セン | 5 | 57 | 01:08.6 | 77 | -2 | 0
|
0
|
0
|
11 | 9 | エトヴプレ | 74 | 牝 | 3 | 53 | 01:08.7 | 76 | -2 | 0
|
0
|
0
|
12 | 8 | ゾンニッヒ | 72 | 牡 | 6 | 57 | 01:08.9 | 74 | -2 | 0
|
0
|
0
|
13 | 7 | マテンロウオリオン | 72 | 牡 | 5 | 57 | 01:08.9 | 74 | -2 | 0
|
0
|
0
|
14 | 16 | セッション | 71 | 牡 | 4 | 57 | 01:09.0 | 73 | -2 | 0
|
0
|
0
|
15 | 15 | オタルエバー | 68 | 牡 | 5 | 57 | 01:09.3 | 70 | -2 | 0
|
0
|
0
|
16 | 5 | シナモンスティック | 61 | 牝 | 5 | 55 | 01:10.0 | 63 | -2 | 0
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0
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0
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8/23(土)8/24(日)新潟2歳S・キーンランドC※更新をお待ちください
25/8/16 07:51 更新
25/8/16 07:51 更新
過去5年のトラックバイアス

8/25(日)札幌
芝は先週よりもフラット
8/28(日)札幌
8/29(日)札幌
芝Cコース替
8/30(日)札幌
8/25(日)札幌
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25/8/16 07:51 更新