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2020/10/27 2020/11/09

【 天皇賞(秋)2020予想】 過去データに関する質問にマスターが答えます!

出走日:2020年11月01日(日)
天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)

東京芝2,000mの特徴からみる天皇賞秋 2020

 

会員様

東京芝2,000mについて教えてください。

 

マスター

スタートしてすぐ2コーナーにかかるため外枠が不利なコース形態です。コース改修後、昔より2コーナーの入りが緩くなりましたが、それでも外から先行するというのはかなり厳しいです。外枠に入った先行馬はかなり脚を使うことになります。昔メジロマックイーンという馬が8枠から内側に切れ込んで斜行して失格になったこともあったように、非常に難解なコースです。出走馬の枠順にもよりますが、ペースが落ち着いて前が残ることも結構あります。

 

枠順別成績からみる天皇賞秋 2020

 

会員様

以下、枠順別成績です。芝2,000mの過去3年のデータを見ると、1枠が良いですが、他はあまり差がありません。天皇賞・秋の過去20年のデータを見ると、8枠の成績が悪いです。過去10年で17頭以上で見た場合、7枠【0-1-1-18】8枠【0-0-1-20】です。今年は少頭数になりそうなので、あまり枠順は気にしなくてもいいのでしょうか?やはり1枠有利、8枠は割引きとみたほうがいいのでしょうか?

天皇賞秋の枠順別成績(過去20年) 東京芝2,000mの枠順別成績(過去3年)
枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-4-1-28 10.8% 21.6% 24.3% 20-17-13-85 14.8% 27.4% 37.0%
2枠 2-2-2-32 5.3% 10.5% 15.8% 14-12-9-105 10.0% 18.6% 25.0%
3枠 0-0-4-33 0.0% 0.0% 10.8% 10-15-17-108 6.7% 16.7% 28.0%
4枠 5-4-4-27 12.5% 22.5% 32.5% 19-11-13-117 11.9% 18.8% 26.9%
5枠 1-5-1-33 2.5% 15.0% 17.5% 11-15-15-132 6.4% 15.0% 23.7%
6枠 2-1-2-34 5.1% 7.7% 12.8% 14-12-21-146 7.3% 13.5% 24.4%
7枠 5-3-2-40 10.0% 16.0% 20.0% 16-17-16-171 7.3% 15.0% 22.3%
8枠 1-1-4-48 1.9% 3.7% 11.1% 15-20-15-177 6.6% 16.1% 22.0%

 

マスター

いずれも見ても勝率・連対率ともに1枠が抜けていますね。東京芝2,000mの過去3年の成績を見ると外枠につれてだんだん数字が下がっているように、やはり外枠は不利な傾向にあります。特に頭数が多い時は、7.8枠は不利とみて間違いないコース形態です。今年は少頭数ですが、それでも多少は外枠は割引きしたほうがいいと思います。特に外枠を引いた先行馬は割引き、逆に内で脚を溜められる競馬が得意な馬が内枠を引いたら有利と考えたほうがいいと思います。

 

脚質別成績からみる天皇賞秋 2020

 

会員様

以下、脚質別成績です。東京芝2,000mの過去3年のデータでは逃げ馬の成績がいいのに対し、天皇賞秋の過去20年のデータでは、逃げ馬が勝率・連対率ともに悪いです。直線が長いため、逃げ馬が逃げ切れないレースとみていいのでしょうか?あと、最近のキセキが分かりません。逃げるでしょうか?スタート次第だと思いますが、スタートをスムーズに出れば逃げると考えていいのでしょうか?

天皇賞秋の脚質別成績(過去20年) 東京芝2,000mの脚質別成績(過去3年)
枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-1-3-16 0.0% 5.0% 20.0% 18-13-14-78 14.6% 25.2% 36.6%
先行 5-9-4-57 6.7% 18.7% 24.0% 50-57-38-280 11.8% 25.2% 34.1%
差し 15-8-9-120 9.9% 15.1% 21.1% 39-36-44-344 8.4% 16.2% 25.7%
追込 0-2-4-82 0.0% 2.3% 6.8% 11-13-23-333 2.9% 6.3% 12.4%

 

マスター

東京の場合直線が長いというイメージがありますが、直線が長いといいのはジョッキーも意識しているので、意外とペースが落ち着きやすく、前が残ることもあるのが東京芝2,000mの特徴です。ただ天皇賞秋になると、歴代の勝馬を見てもわかるように、最近逃げ馬のスターホースがいないこともあって、こうしたデータになっていると思います。キセキに関しては、私も分かりませんが、競馬の馬はスタートが悪くなるとゲート練習をたくさん強いられるんですね。人間の場合もそうですが、馬も嫌なことをやらされればやらされる程どんどんスタートが嫌いになり、レースを使うごとにスタートが下手になる傾向があります。なので、ここ最近のキセキを見る限り、多分今回も出遅れる可能性が高いと思っています。

 

年齢別成績(過去10年)から見る天皇賞秋2020

 

会員様

以下、年齢別成績です。5,4歳の成績がよく、6歳以上の成績がかなり悪いです。6歳馬は割引きと考えたほうがいいのでしょうか?中でもキセキは、年齢による衰えはそんなに感じないのですが。

馬齢 着別度数 今年の出走馬
3歳 0-2-1-13 出走馬なし
4歳 4-6-4-30 クロノジェネシス、ダノンキングリー、レッドジェニアル
5歳 6-2-4-36 アーモンドアイ、フィエールマン、ダノンプレミアム、ブラストワンピース、スカーレットカラー
6歳 0-0-1-59 キセキ、ダイワギャグニー、カデナ、ウインブライト

 

マスター

最近の競馬の事情で、やはり名馬は5歳で引退させて早く種牡馬にあげる傾向が強いです。現在G1馬でまだ6歳で走ってる馬は殆どいないことから、6歳以上の馬が勝っていないだけで、6歳だから能力が衰えてるっていうことはないと思います。キセキも能力的には衰えていないと思いますが、先ほどお話したように、多分スタートは出ないので、差しが届く展開になるかどうかがポイントになると思います。

 

東京競馬場でのG1勝利経験した馬からみる天皇賞秋 2020

 

会員様

過過去10年の勝馬で、鞍上が東京競馬場でG1経験があったのは8頭が該当、残り2頭は短期取得の外国人ジョッキーだそうです。クロノジェネシスに騎乗する北村友一騎手は、東京競馬場でG1の勝利経験がありません。また、過去3年の東京芝2,000mの成績は【0-0-0-10】ですが、気にしなくていいでしょうか?

 

マスター

最近の競馬は全ての一流馬がルメールが乗るような感じになっていて、ルメールに限らず、実力があって、勝てそうな馬は一流ジョッキーに頼んでしまいます。今回も12頭ですから、『東京競馬場でG1勝ちの経験があったジョッキー』が乗っているのは当然だと思います。北村ジョッキーが過去3年東京芝2,000mで勝っていないということですが、どんな馬に乗っていたかも見ずに、東京芝2,000mが不得意と判断するのはちょっと違うと思います。今回の騎手の中で、勝っていない北村ジョッキーが目立つというだけで、いつかは勝つわけですから、全く気にしなくていいデータだと思います。

 

重馬場になった場合と良馬場になった場合 天皇賞秋 2020

 

会員様

今年の宝塚記念勝馬のクロノジェネシスは、直前に降った雨が良かった、と言っている人がいました。重馬場ならクロノジェネシスに分があり、良馬場ならアーモンドアイに分があると考えていいのでしょうか?今年は開幕週から雨が降っているので、荒れている馬場であれば、クロノジェネシスがアーモンドアイに勝つ可能性はあるでしょうか?

 

マスター

確かに宝塚記念に関しては、あれだけ着差を付けたのは重馬場の適正の差がちょっと出たのかなと思います。ですが、あの強い競馬を見ると、良馬場だったらクロノジェネシスが勝たなかったかというと、そんなことはないだろうと。おそらく良馬場でも勝っていたと思います。ただ、クロノジェネシスに重馬場の適正があるのは確かなので、重馬場の方が、アーモンドアイに先着する可能性は高まりますが、競馬なので、良馬場でもクロノジェネシスが勝つこともあるし、重馬場でもアーモンドアイが勝つ可能性もあるので、良馬場だったらアーモンドアイ、重馬場ならクロノジェネシス、というのは違うのかなと。単純に馬場の重さで決めるのではなく総合的に予想することが大切です。

 

ブラストワンピースの不振について 天皇賞秋 2020

 

会員様

コブラストワンピースはここ2走不振ですが、衰えたのでしょうか?川田騎手と手が合わなかったということはありえますか?

 

マスター

過去の成績を見てもらうと分かるのですが、有馬記念とか勝つときは勝つのですが、ダメな時は惨敗することがある馬で、それはここ2走に限らずムラがあるタイプです。自分が気分よく、持ち味が発揮できるレースでないと能力を発揮しないというだけです。札幌記念を勝った時のように、内で脚を溜められれば多少チャンスはあると思います。川田ジョッキーに関しては、リーディング上位ですし、下手に乗っているわけでもないので、川田ジョッキーがブラストワンピースと合わないから負けたということはないと思います。

 

ダノンキングリーの復活はあるか? 天皇賞秋2020

 

会員様

ダノンキングリーは関西より関東の成績が安定していますが、安田記念では5番人気7着となりました。力負けでしょうか?陣営より「雨の次の日の馬場が合わなかった」とコメントがありましたが、良馬場だった場合、好走するチャンスはあるでしょうか?

 

マスター

ダノンキングリーは安田記念以外では、殆ど崩れず、安定した走りをする馬でした。安田記念は能力を発揮出来ずに7着だったわけですが、今年の安田記念は、例年のマイルのG1とは比較にならないくらいかなり豪華メンバーで、アーモンドアイが2着に敗れるようなメンバーだったので、他のメンバーが強すぎたのかなと思います。あとは、確かに雨の後の馬場が合わなかったという感じもありました。去年の毎日王冠では、スタート出遅れで最後方から差し切っって勝ったりと、良馬場の方が持ち前のキレを生かせるタイプだと思います。なので、良馬場になったほうが、巻き返す可能性は高まると思います。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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