天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)
天皇賞秋(2016年)では、1番人気のモーリス(ムーア)が人気にこたえた。
競馬理論の競馬予想では、去年の年度代表馬の実力に高い評価を与えつつも、2000mの距離ではマイルほどのパフォーマンスを発揮できない可能性があると判断し、モーリスを本命にはできなかった。
レースでは、モーリスは、好位を追走し、直線で馬場の綺麗な外目に持ち出されるとあっという間に先頭に立ってそのまま押し切り、天皇賞秋(2016年)を制覇した。
モーリスの天皇賞秋(2016年)の勝利という結果は、スローペースでスタミナが問われない展開に恵まれたことは確かだが、後続に1馬身以上の差をつけており、能力の高さを改めて示した。
よって、天皇賞秋(2016年)以降のG1戦線の競馬予想においても、モーリスに高い評価を与えて当然である。
天皇賞秋(2016年)では、7番人気のリアルスティール(デムーロ)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、G1級の能力を秘めているリアルスティールに高い評価を与えていたが、毎日王冠を使えなかった点を考慮し、押さえ評価にとどめてしまった。
レースでは、リアルスティールは、中団よりやや後方の外目を追走し、直線でも外からいい脚を使って追い込んだがモーリスには届かず、2着止まりであった。
リアルスティールの天皇賞秋(2016年)の2着という結果は、スローペースでモーリスには届かなかったが、折り合えればG1級の能力を持つことを改めて示した。
よって、天皇賞秋(2016年)以降のG1戦線の競馬予想においては、リアルスティールが悲願のG1制覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。
天皇賞秋(2016年)では、6番人気のステファノス(川田将雅)が3着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、前が塞がった毎日王冠は度外視可能で且つ去年の2着の内容が強いステファノスにもかなり高い評価を与えていた。
レースでは、ステファノスは、外枠だったこともあり後方の外目を追走し、直線では上がりナンバーワンタイの脚を使ったが3着止まりであった。
ステファノスの天皇賞秋(2016年)の3着という結果は、スローペースで前が止まらずに届かなかっただけであり、レース内容としては上位2頭と着差ほどの差はない。
よって、今後のG1戦線の競馬予想においては、ステファノスが展開次第で天皇賞秋(2016年)の上位2頭を逆転可能と判断すべきである。
以上のように、天皇賞秋(2016年)は、モーリスの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、次走がどこになるにしても、モーリスの走りに期待して頂きたい。
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