天皇賞(秋)(GⅠ)/東京/定量/2000m(左・芝)
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第152回天皇賞・秋(東京競馬場・芝2000m)は、1番人気に推された宝塚記念馬ラブリーデイ(騎手:浜中俊)が人気に応え、4連勝で2つ目のG1制覇を果たした。
競馬理論の競馬予想では、出走予定馬から先行馬が少ないメンバー構成であることを考慮。
先行力があり瞬発力勝負も得意なラブリーデイが馬券的にも固く、人気に逆らうべきでないと判断したため、本命に予想した。
レースでは、ラブリーデイは逃げ争いの直後のインの3番手に潜り込んだ。
そしてラブリーデイは、直線に向くと早めに先頭に立ってそのまま押し切り、第152回天皇賞・秋を制覇した。
ラブリーデイの第152回天皇賞・秋の勝利という結果は、早めに先頭に立つ横綱競馬ではあったが、騎手の好騎乗もあり、好位のインを追走するロスのない展開に恵まれたことも確かである。
よって第152回天皇賞・秋以降のG1戦線においても、ラブリーデイに高い評価を与えて当然だが、展開に恵まれた宝塚記念と第152回天皇賞・秋の勝利だけをもって絶対視することまでは禁物である。
なお、ラブリーデイは器用な先行力を持つので、イン有利の馬場や先行馬が少ない場合には、本命級のかなり高い評価を与えて当然である。
一方、第152回天皇賞・秋では2着に10番人気のステファノス(騎手:戸崎圭太)、3着に6番人気のイスラボニータ(騎手:蛯名正義)、4着に5番人気のショウナンパンドラ(騎手:池添謙一)が入った。
毎日王冠組のステファノス、イスラボニータ及びオールカマー馬ショウナンパンドラの第152回天皇賞・秋での好走は、府中の2000mでは不利な外枠からの発走で終始外を回らされてのものであり、ラブリーデイとは着差ほどの能力差はない。
よって今後のG1戦線においては、展開や条件次第で、ステファノス、イスラボニータ及びショウナンパンドラがラブリーデイを逆転してもおかしくないと判断すべきである。
第152回天皇賞・秋で4番人気に推された3歳馬アンビシャス(騎手:M.デムーロ)は5着止まりであった。
アンビシャスの第152回天皇賞・秋の5着という結果は、終始折り合いを欠いてのものであり、大崩れしなかったことが立派である、
よって第152回天皇賞・秋以降のレースにおいても、折り合えさえすればアンビシャスの巻き返しが可能と判断すべきである。
以上のように、第152回天皇賞・秋は、ラブリーデイの充実度だけが目立つ一戦となった。
ただし、ラブリーデイの第152回天皇賞・秋の勝利は、展開に恵まれてのものであることも否めないので、今後のレースにおいて、4連勝という成績だけで絶対視することは禁物である。
競馬ファンの方は、今回のデータを基にラブリーデイの次走にも期待してもらいたい。
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