高松宮記念(GⅠ)/中京/定量/1200m(左・芝)
第43回高松宮記念は、単勝1.3倍と断然人気のロードカナロア(岩田康誠)が人気に応えて快勝し、スプリントG1の3連覇を達成した。
競馬理論の競馬予想では、スプリント戦線ではナンバーワンの評価を与えていたものの、単勝1.3倍という断然人気ほど圧倒的な力差はないと判断し、馬券の期待値を考慮して、ロードカナロアを対抗評価にとどめてしまった。
レースでは、ロードカナロアは出遅れ気味のスタートだったこともあり、中団の馬群の中の苦しい位置から競馬を進めた。
しかしながらロードカナロアは、直線に向いて前が開くと、出走メンバー最速タイの33秒2の脚を披露して、第43回高松宮記念を制覇した。
ロードカナロアの第43回高松宮記念の勝利という結果は、出遅れて馬群に揉まれる苦しい競馬且つスローペースの前残りの展開を差し切ってのものであり、1馬身強の着差以上の強さを見せつけるものであった。
よって2013年のスプリント戦線の競馬予想においては、本格的に実力を発揮しはじめ、国内では敵なしとなったロードカナロアについて、人気でも逆らうべきではないと判断すべきである。
第43回高松宮記念では、2番人気のドリームバレンチノ(松山弘平)が2着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、ロードカナロアを破った函館スプリントステークスの内容から、ドリームバレンチノにも高い評価を与えていた。
レースでは、ドリームバレンチノは中団よりやや後方のロードカナロアをマークする位置から競馬を進めた。
そしてドリームバレンチノは、直線で外に持ち出されると、鋭い差し脚を披露したが、ロードカナロアに並びかけることはできず、2着を確保するのが精一杯であった。
ドリームバレンチノの第43回高松宮記念の2着という結果は、ロードカナロアにこそ力負けであったものの、前残りの展開にもかかわらず外から追い込んで2着を確保したことは立派である。
よって2013年のスプリント戦線の競馬予想においては、ドリームバレンチノにもかなり高い評価を与えるべきである。
第43回高松宮記念では10番人気のハクサンムーン(酒井学)が3着に逃げ粘った。
競馬理論の競馬予想では、メモリアルイヤー(吉田隼人)やアイラブリリ(幸英明)などの逃げ馬揃いのメンバー構成からハイペース必至と判断し、ハクサンムーンの評価を下げてしまった。
レースではハクサンムーンは、メモリアルイヤーとアイラブリリが控えてくれたこともあり、マイペースで逃げを打つことができた。
そしてハクサンムーンは、直線でも最内をしぶとく脚を使い、ゴール寸前でドリームバレンチノに差されてしまったものの、3着に粘り込んだ。
ハクサンムーンの第43回高松宮記念の3着という結果は、テンの3ハロン34秒3という、9Rの1000万下特別より遅いペースを単騎で逃げる展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。
よって2013年のスプリント戦線の競馬予想においては、ハクサンムーンに第43回高松宮記念3着の実績ほどの高い評価は不要である。
ただしハクサンムーンは、どんなメンバーでも逃げを打つ軽快な先行力を持つので、イン有利の馬場や先行馬が少ないレースにおいては評価をあげるべきである。
以上のように、第43回高松宮記念は、ロードカナロアの強さだけが目立つ一戦となった。
2013年のスプリント戦線は、ロードカナロアが常に中心となる可能性が極めて高い。
競馬理論のファンの方は、ロードカナロアの2013年のスプリント戦線の走りに大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。