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【高松宮記念】
作成日: 2023/03/19 更新日: 2023/03/24

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中京コース1200mの特徴

高松宮記念 中央競馬のGIでは唯一4大場(東京・中山・京都・阪神)以外で開催されているレースである(代替開催時を除く)。

1967年から1970年に施行されていた中京大賞典を前身とし1970年に高松宮宣仁親王から優勝杯を賜与されたのを機に1971年に4歳(現3歳)以上・混合・別定の重賞競走高松宮杯として新設、中京競馬場の芝2000mで施行された。

中京競馬場では最も格の高い競走に位置付けされ盛大な盛り上がりを見せ、中でも第4回のハイセイコー、第18回のオグリキャップが出走した時は中京競馬場の1日の総入場者数の上位を記録している。更には中京競馬場で勝馬投票券の売上げが最も多い競走でもある。

1984年にはグレード制施行によりGIIに格付け、GIに昇格する前年の1995年までGIIで最も格の高い及び夏競馬の最重要競走として定着していった。また1989年からは混合競走に指定され、外国産馬の出走が可能になった。

1996年からは中央競馬における短距離路線の再整備に伴い秋のスプリンターズステークスと対になる春の短距離最強馬を決める芝1200mのGI競走に昇格、中央競馬の主要4競馬場(東京競馬場・中山競馬場・京都競馬場・阪神競馬場)以外で初めてのGI競走となった。また指定競走に指定され地方所属の競走馬も出走が可能になり、中距離競走としての機能は金鯱賞へと引き継がれた。移行1年目のレースでは三冠馬ナリタブライアンが出走し、色々な意味で注目もされた(結果は4着)。

1998年からは高松宮杯競輪において宮家に支払われていた謝礼金が皇室経済法違反との問題となり本年以降からは高松宮家から優勝杯が下賜されなくなったため、競輪と足並みを揃えるように以前から競艇でも使用されていた高松宮記念へと名称を変更した。

2000年からは短距離路線の見直しを図るため5月から3月の開催に繰り上げられ、それに伴い出走資格を5歳(現4歳)以上に変更、更に中山競馬場と阪神競馬場と共に3場開催となり、いわゆる「裏開催」である第3場開催では唯一のGI競走となった。

2001年からは国際競走に指定された。2011年よりグローバル・スプリント・チャレンジに参加、本競走は第2戦に組み込まれている。

現在の優勝レイは紫色地に金色文字の配色。本競走のルーツにちなみ、レイの上部には皇室の紋章である菊の模様が刺繍されている。

2023年「高松宮記念」出馬表

24/11/17 (日) 高松宮記念(GⅠ)/中京/定量/1200m(左・芝)

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2024年「高松宮記念」の前哨戦分析

今週は、フルゲート18頭に対して19頭もの出走登録馬があった牝馬のナンバーワン決定戦エリザベス女王杯(2024年)の予想について解説する。エリザベス女王杯は、ホープフルステークス馬レガレイラが断然人気となりそうだが、その他の馬がローカルの重賞級であり、この人気も仕方がないと思える。そこで、競馬理論の競馬予想では、エリザベス女王杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

ローズステークス組

レガレイラ 

ローズステークスの5着は、スローペースの前残りの展開で最後方から上がり33秒1の脚を使ったものの届かず、脚を余しだけで、負けて強しの内容であった。また、レガレイラは、皐月賞では急遽の乗り替りで力を出せず、日本ダービーではスローペースで脚を余しての5着だったが、ホープフルステークスでは着差以上に強い内容で勝利を収めており、牡馬に入っても4歳世代トップクラスの能力を秘める。よって、エリザベス女王杯においては、G1とは思えない寂しいメンバー構成を考慮すると、レガレイラに本命級の高い評価を与えて当然である。

新潟牝馬ステークス組

ホールネス

新潟牝馬ステークスの勝利は、1番人気に応えたが、OP特別に毛が生えた程度の弱いメンバー構成と、馬群から離れたところを気分よく一頭で追走する展開に恵まれたものであり、レース内容の価値は高くない。また、ホールネスは、マーメイドステークスでも3着に好走しているが、このメンバーは次走以降通用していない馬がほとんどで、こちらもかなりメンバーが弱かった。よって、エリザベス女王杯においては、重賞勝ちで人気になるのであれば、ホールネスの評価を下げ、押さえ程度の評価を与えれば十分でらある。

エリカヴィータ 

新潟牝馬ステークスの6着は、好位のイン追走から伸びを欠いており、力負けであった。また、エリカヴィータは、フローラステークスを制した後の重賞では惨敗続きである。なお、フローラステークスの勝利は、開幕週のイン有利のトラックバイアスで好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としては価値がない。よって、エリザベス女王杯においては、エリカヴィータに高い評価は不要である。

府中牝馬ステークス組

シンティレーション

府中牝馬ステークスの2着は、斤量の助けがあったにせよ、G1級の2頭ブレイディヴェーグとマスクトディーヴァの間に入っての好走は立派である。なお、シンティレーションは、オープン入りまで時間を要したが、脚質的に勝ちきれない競馬が続いたこともあり、能力の高さは示していた。よって、エリザベス女王杯においては、差しが届く展開になるようであれば、シンティレーションにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

ルージュリナージュ

府中牝馬ステークスの5着は、いい脚を使って掲示板を確保したが、前に位置したシンティレーションよりも上りが下回った。また、ルージュリナージュは、それ以前の重賞でも、直線でこそ確かにいい脚を使うものの、位置取りが悪すぎるので掲示板までが精一杯である。よって、エリザベス女王杯においては、ルージュリナージュに高い評価は不要である。

コンクシェル

府中牝馬ステークスのレース内容は見どころがなかった。コンクシェルは、重賞勝ちの実績があるが、いずれも楽に先行する展開に恵まれてのものである。よって、エリザベス女王杯においては、コンクシェルに高い評価は不要である。

コスタボニータ

府中牝馬ステークスのレース内容は見どころがなかった。コスタボニータは、重賞勝ちの実績があるが、いずれも楽に先行する展開に恵まれてのものである。よって、エリザベス女王杯においては、コスタボニーカに高い評価は不要である。

モリアーナ 

府中牝馬ステークスのレース内容は見どころがなかった。なお、モリアーナは、紫苑ステークス勝ちの実績があるが、開幕週のイン有利のトラックバイアス且つハイペースで後方のインで脚をためる展開に恵まれた。よって、エリザベス女王杯においては、モリアーナに高い評価は不要である。

ハーパー

府中牝馬ステークスのレース内容は見どころがなかったというレベルではなく、負け過ぎである。なお、ハーパーは、3歳時のクラシック及びエリザベス女王杯で好走を繰り返しているが、いずれも展開の助けがあった上に、今年に入っての負け方がひど過ぎる。よって、エリザベス女王杯においては、ハーパーに高い評価は不要である。

ライラック

府中牝馬ステークスのレース内容は見どころがなかった。ただし、ライラックは、エリザベス女王杯において、一昨年2着、去年4着の実績があり、この条件は得意な舞台である。よって、エリザベス女王杯においては、人気が全くないようであれば、穴馬としてライラックにも少し注意を払うべきである。

クイーンステークス組

スタニングローズ

クイーンステークスの6着は、好位追走から伸びを欠いており、逃げたコンクシェルさえ交わせない残念な内容であった。なお、スタニングローズは、ナミュール及びスターズオンアースを破っての秋華賞勝ちの実績があり、メンバー比較では上位だが、その後の走りを見ると一線級相手では苦しい。よって、エリザベス女王杯においては、楽に先行する展開の助けがありそうな場合にのみ、スタニングローズに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

新潟記念組 

シンリョクカ

新潟記念の勝利という結果は、軽ハンデと有力馬が外を回りすぎて外が伸びないトラックバイアスと逃げ馬から大きく離れた2番手を気分よく追走する展開に恵まれており、重賞勝ちの実績ほど価値はない。また、シンリョクカは、中山牝馬ステークスで3着だが、コンクシェルが逃げ切る流れを好位のインで追走する展開に恵まれたものであり、こちらもレース内容の価値は低い。よって、エリザベス女王杯においては、シンリョクカに高い評価は不要である。

オールカマー組

サリエラ 

オールカマーの敗戦は、イン有利のトラックバイアスで好位のイン追走ながらも惨敗で酷い内容だが、天皇賞や新潟記念の敗戦を見ると、この馬は周りを馬で囲まれると走らない可能性が高い。なお、サリエラは、大外をぶん回して3着まで追い込んだ目黒記念でゼッフィーロやプラダリアに先着する強い内容で走っている。よって、エリザベス女王杯においては、能力さえ発揮できるようであれば、サリエラの巻き返しも可能と判断すべきである。

魚沼ステークス組

シランケド

魚沼ステークスの勝利は、直線ごぼう抜きで着差以上の強さを見せつけており、メンバーが弱すぎたとはいえ力の違いを見せつけた。なお、シランケドは、急激なメンバー強化は確かだが、イン有利のトラックバイアスで大外をぶん回して追い込んだ紫苑ステークスの内容から、重賞でも通用する能力を秘める。よって、エリザベス女王杯においては、上り馬シランケドにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

まとめ

G1としてはかなり寂しいメンバー構成なので、牡馬相手でもG1を制したレガレイラが断然。2着争いは大混戦模様。 以上、エリザベス女王杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、エリザベス女王杯(2024年)の最終的な予想を決断する。

昨年の「高松宮記念」レース結果

開催日:2023/03/26

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 13 ファストフォース 79 7 58 01:11.5 79 0
0
0
0
2 15 ナムラクレア 78 4 56 01:11.6 78 0
0
0
0
3 1 トゥラヴェスーラ 77 8 58 01:11.7 77 0
0
0
0
4 6 ナランフレグ 77 7 58 01:11.8 76 0
0
1
0
5 16 グレナディアガーズ 75 5 58 01:12.0 74 0
0
1
0
6 8 ロータスランド 74 6 56 01:12.0 74 0
0
0
0
7 12 アグリ 73 4 58 01:12.1 73 0
0
0
0
8 7 ヴェントヴォーチェ 73 6 58 01:12.1 73 0
0
0
0
9 3 キルロード 70 セン 8 58 01:12.4 70 0
0
0
0
10 18 ウインマーベル 69 4 58 01:12.5 69 0
0
0
0
11 4 ダディーズビビッド 68 5 58 01:12.6 68 0
0
0
0
12 5 メイケイエール 68 5 56 01:12.6 68 0
0
0
0
13 11 ピクシーナイト 65 5 58 01:12.9 65 0
0
0
0
14 9 ディヴィナシオン 64 6 58 01:13.0 64 0
0
0
0
15 14 トウシンマカオ 64 4 58 01:13.0 64 0
0
0
0
16 2 ウォーターナビレラ 62 4 56 01:13.2 62 0
0
0
0
17 10 オパールシャルム 61 6 56 01:13.3 61 0
0
0
0
18 17 ボンボヤージ 58 6 56 01:13.6 58 0
0
0
0

展開図

今週のトラックバイアス

11/16(土)東スポ杯2歳S11/17(日)マイルチャンピオンシップ※更新をお待ちください

京都
フラット
ダート
フラット
昨日と同じ想定
24/11/10 15:02更新
福島
フラット
ダート
フラット
昨日と同じ想定
24/11/10 15:02更新
東京
フラット
ダート
フラット
昨日と同じ想定
24/11/10 15:02更新
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
高松宮記念
過去5年のトラックバイアス
2024
3/24(日)中京
イン有利
芝は内を開けるが内だけ伸びる
2023
3/26(日)中京
フラット
芝Bコース替
2022
3/27(日)中京
フラット
芝Bコース替
2021
3/28(日)中京
フラット
芝Bコース替
2020
3/29(日)中京
フラット
2019
3/24(日)中京
イン有利
芝Bコース替

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