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2022/03/21 2022/03/25

【 高松宮記念2022予想】 レシステンシアが去年の雪辱を果たせるか?

出走日:2022年03月27日(日)
高松宮記念(GⅠ)/中京/定量/1200m(左・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して20頭もの出走登録馬があった高松宮記念(2022年)の予想について解説する。

 

高松宮記念は、去年の覇者ダノンスマッシュが引退、スプリンターズステークス馬ピクシーナイトが故障中ということもあり、中心馬不在の混戦模様である。

 

去年の2着馬レシステンシア(横山武)が1番人気に押されそうだが、短距離戦線の強豪が揃っており、波乱もありうる。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、高松宮記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

香港スプリント組

2着のレシステンシア(横山武)が出走登録している。

 

レシステンシア

香港スプリントの2着という結果は、落馬事故の影響が大きかったため、レース内容の判断は難しい。

 

なお、レシステンシアは、スプリンターズステークスで2着に敗れているが、イン有利の馬場で外を回らされてのものであり、勝ったピクシーナイトと着差ほどの能力差はない。

それを証拠に、レシステンシアは、セントウルステークスでピクシーナイトを破っている。

 

また、レシステンシアは、去年の高松宮記念で2着に敗れているが、道悪適性とコース取りの差の分だけ破れており、負けて強しの内容であった。

 

よって、高松宮記念の予想においては、スプリント戦線では崩れないレシステンシアに高い評価を与えて当然だが、初対戦となる強豪も多いので絶対視までは禁物である。

 

阪神カップ組

1着のグレナディアガーズ(福永祐一)が出走を予定している。

 

グレナディアガーズ

阪神カップの勝利という結果は、インが有利な馬場状態の中で外から差し切っており着差以上に強い内容であった。

 

また、グレナディアガーズは、朝日杯フューチュリティステークス馬である上に、NHKマイルカップでも3着に破れはしたものの1番人気に推された素質馬である。

 

問題は初めてのスプリント戦という距離だが、競馬のレベルとしては、1400~1600m戦線よりもスプリント戦線のほうがレベルが低い。

 

よって、高松宮記念の予想においては、初のスプリント戦であっても、グレナディアガーズに本命級の高い評価を与えるべきである。

 

シルクロードステークス組

1着のメイケイエール(池添謙一)・2着のシャインガーネット(田辺裕信)・の合計2頭が出走登録している。

 

メイケイエール

シルクロードステークスの勝利という結果は、うまく前に壁が作れる好位のインを追走できたことにより、2着に1馬身の差をつけて力の違いを見せつけた。

 

なお、メイケイエールは、スプリンターズステークスで4着に敗れてしまったが、外が伸びない馬場で終始外を回らされたことを考慮すると、負けて強しの内容であった。

 

よって、高松宮記念の予想においては、メイケイエールにも高い評価を与えるべきだが、気性を考えると過信も禁物である。

 

シャインガーネット

 

シルクロードステークスの2着という結果は、外から追い込んでメイケイエールとの差をよく詰めた。

 

なお、シャインガーネットは、セントウルステークスで中団のインを追走しながらも上位とは離された6着であった。

 

よって、高松宮記念の予想においては、シャインガーネットにも注意を払うべきだが、好走するためには展開の助けが必要である。

 

ここでシャインガーネットをものさしにすると、シルクロードステークスよりも、セントウルステークスのほうがレベルが高かったと見ることもできる。

 

オーシャンステークス組

1着のジャンダルム(荻野極)・2着のナランフレグ(丸田恭介)・8着のダイメイフジ・9着のファストフォース(小崎)の合計4頭が出走登録している。

 

ジャンダルム

オーシャンステークスの勝利という結果は、好位から抜け出して押し切っており、悲願の重賞制覇を飾った。

 

なお、ジャンダルムは、セントウルステークスにおいて、出遅れながらも4着まで追い込んでおり、能力的にはレシステンシアと大きな差がない。

 

よって、高松宮記念の予想においては、ジャンダルムがスタートさえ互角に出れば好走可能という評価を与えるべきである。

 

ナランフレグ

オーシャンステークスの2着という結果は、先行馬が揃っていたメンバーではあったものの、前が残りやすい中山のスプリント戦で脚を余した。

 

なお、ナランフレグは、それ以前の負けたレースでも常に上がりナンバーワンの脚をつかっている。

 

よって、高松宮記念の予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ナランフレグの追い込みにも注意を払うべきである。

 

ダイメイフジ・ファストフォース

オーシャンステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、高松宮記念の予想においては、ダイメイフジ及びファストフォースに高い評価は不要である。

 

阪急杯組

1着のダイアトニック(岩田康誠)・2着のトゥラヴェスーラ(鮫島駿)・3着のサンライズオネスト(武豊)・10着のエイティーンガール(秋山真一郎)・14着のクリノガウディーの合計5頭が出走登録している。

 

ダイアトニック

阪急杯の勝利という結果は、イン有利の馬場かつスローペースで好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

なお、ダイアトニックは、一昨年の高松宮記念で不利さえなければ勝っていたと思わせる内容で走っており、この舞台は得意だが、一昨年よりはメンバーが揃っている。

 

よって、高松宮記念の予想においては、ダイアトニックが好走するためには、好位で流れに乗って且つ前残りの展開のように助けが必要と判断すべきである。

 

トゥラヴェスーラ

阪急杯の2着という結果は、内を突くコース取りに恵まれた感はあるものの、スローペースの前残りの展開でもダイアトニックに迫っている。

 

なお、トゥラヴェスーラは、高松宮記念で4着に好走したあと、京王杯スプリングカップでも2着と去年の春先は堅実に力をつけていた。

 

よって、高松宮記念の予想においては、差しが届く展開や馬場になるようであれば、トゥラヴェスーラがダイアトニックを逆転する可能性が高いと判断すべきである・

 

サンライズオネスト・エイティーンガール・クリノガウディー

阪急杯のレース内容は見所がなかった。

 

よって、高松宮記念の予想においては、サンライズオネスト、エイティーンガール及びクリノガウディーに高い評価は不要である。

 

香港マイル組

3着のサリオスが出走を予定している。

 

サリオス

香港マイルの3着という結果は、16連勝したゴールデンシックスティに破れはしたものの、2着馬とクビ差で走っており、復調気配をうかがわせた。

 

なお、サリオスは、人気を裏切り続けているが、レベルの低い5歳世代であり、クラシックの走りだけで人気になりすぎていただけである。

 

ただし、いくらレベルの低い5歳世代といえども、スプリント戦線は、これまで対戦してきたメンバーよりも2枚も3枚もレベルが落ちる。

 

よって、高松宮記念の予想においては、サリオスの復活劇があってもおかしくないと判断すべきである。

 

以上、高松宮記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、高松宮記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2021

1

14

ダノンスマッシュ

6

2

川田将

2

16

レシステンシア

4

1

浜中俊

3

9

インディチャンプ

6

3

福永祐

2020

1

15

モズスーパーフレア

5

松若風

2

8

グランアレグリア

4

池添謙

3

3

ダイアトニック

3

4

北村友

2019

1

3

ミスターメロディ

4

3

福永祐

2

4

セイウンコウセイ

6

12

幸英明

3

7

ショウナンアンセム

6

17

藤岡康

2018

1

9

ファインニードル

5

2

川田将

2

8

レッツゴードンキ

6

3

岩田康

3

7

ナックビーナス

5

10

三浦皇

2017

1

6

セイウンコウセイ

4

5

幸英明

2

3

レッツゴードンキ

5

2

岩田康

3

7

レッドファルクス

6

1

デム

2016

1

4

ビッグアーサー

5

1

福永祐

2

6

ミッキーアイル

5

2

松山弘

3

8

アルビアーノ

4

3

ルメ

2015

1

4

エアロヴェロシティ

7

4

パー

2

15

ハクサンムーン

6

6

酒井学

3

16

ミッキーアイル

4

3

浜中俊

2014

1

5

コパノリチャード

4

3

デム

2

17

スノードラゴン

6

8

大野拓

3

9

ストレイトガール

5

1

岩田康

2013

1

11

ロードカナロア

5

1

岩田康

2

12

ドリームバレンチノ

6

2

松山弘

3

13

ハクサンムーン

4

10

酒井学

2012

1

10

カレンチャン

5

2

池添謙

2

17

サンカルロ

6

3

吉田豊

3

1

ロードカナロア

4

1

福永祐

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

レシステンシア

5

香港スプリント(G1)2

スプリンターズS(G1)2

エイティーンガール

6

阪急杯(G3)10

京阪杯(G3)1

メイケイエール

4

シルクロードS(G3)1

ロータスランド

5

京都牝馬S(G3)1

グレナディアガーズ

4

阪神C(G2)1

マイルチャンピオンS(G1)13

ジャンダルム

7

オーシャンS(G3)1

シルクロードS(G3)5

サリオス

5

香港マイル(G1)3

マイルチャンピオンS(G1)6

クリノガウディー

6

阪急杯(G3)14

ダイアトニック

7

阪急杯(G3) 1

シャインガーネット

5

シルクロードS(G3)2

トゥラヴェスーラ

7

阪急杯(G3)2

レイハリア

4

京阪杯(G3)16

ナランフレグ

6

オーシャンS(G3)2

シルクロードS(G3)3

ライトオンキュー

7

京阪杯(G3)7

Q1:中京芝1,200mの特徴

中京芝1,200mの特徴を教えてください。昨年は雨の重馬場でしたが人気上位決着となりました。今年は昨年よりは混戦と考えていいでしょうか?

Q2:レシステンシアの評価

昨年の高松宮記念2着のレシステンシアが出走予定です。前走は香港スプリントで2着、前々走はスプリンターズS(G1)2着でした。マスターはいつも『バンバン飛ばして後ろの馬に脚を使わせる競馬』を推奨していますが、今回はロータスランドとレースを引っ張るかたちになりそうでしょうか?今回1番人気になりそうですが、明け4歳世代と初対戦となります。マスターは本命候補としますか?

Q3:サリオスの短距離挑戦

香港マイル(G1)3着、マイルCS(G1)3番人気6着のサリオスが出走予定です。今回初めての短距離戦ですがマスターは適性はあると思いますか?ネットでは、安田記念を目標に、ここを使ってハイペースを経験し行きっぷりをよくしたいのでは、と言われています。マスターとなじみ深い堀厩舎ですが、マスターの見解を教えてください。

Q4:シルクロードS(G3)組の評価

シルクロードSから2番人気1着のメイケイエール、7番人気2着のシャインガーネット、3番人気3着のナランフレグ、5番人気13着のジャンダルムが出走予定です。メイケイエールはいつも折り合いが鍵ですが、この日は内目の3番手で折り合い、直線では先行勢の脚が止まる中、最後も伸びて勝ちました。シャインガーネットは中団から、ナランフレグは後方から伸び、ジャンダルムは外枠から2番手追走で、直線はメイケイエールに置いていかれました。ジャンダルムはここ近走はスタートが安定していて、前走のオーシャンSでは2番人気1着、ナランフレグは4番人気2着でした。マスターはどの馬を上位に評価しますか?

Q5:グレナディアガーズの評価

阪神C(G2)で3番人気1着のグレナディアガーズが出走予定です。出遅れて後方の馬込みの中にいましたが最後は大外を伸びて勝ちました。マイルCS(G1)では4番人気13着で、前目の外目追走で相当かかっていて、直線では脚が残っていませんでした。マイルよりは短距離の方が良さそうに見えますがマスターの評価を教えてください。

Q6:阪急杯(G3) 組の評価

阪急杯から1番人気1着のダイアトニック、9番人気2着のトゥラヴェスーラ、10番人気10着のエイティーンガール、8番人気14着のクリノガウディーが出走予定です。ダイアトニックは内目の2,3番手につけ、逃げたモントライゼの内を突いて勝ちました。その後ろにいたトゥラヴェスーラも内を突いて2着、エイティーンガールは出遅れで最高方から、クリノガウディーは大外からスタートを決めましたが控えて外目を追走し、直線は失速して大差で負けました。クリノガウディーは2020年の高松宮記念で降着の4着ですが、巻き返しはあるでしょうか?阪急杯組の評価を教えてください。

Q7:ネット競馬の掲示板について

ネット競馬の掲示板について、マスターのTwitterでも少し触れていましたが、あまりにも酷いなと思います。騎手が上手く乗っていても馬券に来ないと叩き、逆に下手に乗っていても勝てば絶賛して、人気薄の馬が来ればその騎手を叩く始末・・・。マスターと椎名さんは見るほうですか?

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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