スプリンターズステークス(GⅠ)/中山/定量/1200m(右・芝)
クリストフ・ルメール騎手、スプリンターズステークス制覇おめでとうございます!
マスター軸のダノンスマッシュは、内枠が良くなかったのか?前の馬が後退してしまうという不運。次走に期待しましょう!それではマスターの振り返りをご覧ください!
改めてタワーオブロンドンのスプリント適性と高さを示した1戦
スプリンターズステークス(2019年)は、スピード自慢が揃う豪華メンバーであったが、上位人気馬同士の決着となった。
そのスプリンターズステークス(2019年)を制したのは、2番人気のタワーオブロンドン(ルメール)であった。
1着:タワーオブロンドン
競馬理論の競馬予想では、セントウルステークスの圧勝劇からタワーオブロンドンにかなり高い評価を与えていたが、インが有利の馬場状態での差し脚質を考慮し、本命にすることはできなかった。
レースでは、タワーオブロンドンは、中団の馬群の中で脚をためた。
そして、タワーオブロンドンは、ごちゃつく内を避けて早めに外から動くと、長くいい脚をつかって差し切り、スプリンターズステークス(2019年)を制覇した。
タワーオブロンドンのスプリンターズステークス(2019年)の勝利という結果は、インが有利な馬場状態を外から差し切っており、着差以上に強い内容であった。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においては、スプリンターズステークス馬となったタワーオブロンドンに常に高い評価を与えて当然である。
2着:モズスーパーフレア
一方、スプリンターズステークス(2019年)では3番人気のモズスーパーフレア(松若風馬)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、マイペースで逃げを打てさえすればしぶといモズスーパーフレアにもかなり高い評価を与えていた。
レースでは、モズスーパーフレアは、楽に先手を取ると、前半3ハロン32秒8のペースで後続にも脚を使わせる逃げを打った。
そして、モズスーパーフレアは、直線で後続を突き放し勝利を収めたかにも見えたが、ゴール前でタワーオブロンドンに差されてしまい、2着止まりであった。
モズスーパーフレアのスプリンターズステークス(2019年)の2着という結果は、逃げる自分の競馬さえできれば、国内トップクラスのスピードがあることを改めて示した。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においても、先手を取れるようであれば、モズスーパーフレアの逃げ粘りに注目すべきである。
3着:ダノンスマッシュ
一方、スプリンターズステークス(2019年)で1番人気に推されたダノンスマッシュ(川田将雅)は3着に敗れてしまった。
ダノンスマッシュは、好位置のインから競馬を進めたが、前の馬が下がってきてしまったこともあり、スムーズさを欠いてしまった。
その後、ダノンスマッシュは、外に持ち出されると、目立つ脚を使ったが、上位2頭には届かず、3着止まりであった。
ダノンスマッシュのスプリンターズステークス(2019年)の3着という結果は、前にセイウンコウセイを入れてしまったことで、仕掛けが遅れて脚を余してしまったものであり、力負けではない。
よって、今後のスプリント戦線の競馬予想においては、ダノンスマッシュの巻き返しの可能性が高いと判断すべきである。
以上のように、スプリンターズステークス(2019年)は、タワーオブロンドンの悲願のG1制覇で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、スプリント適性と高さを示したタワーオブロンドンの今後の走りに大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。