スプリンターズステークス(GⅠ)/中山/定量/1200m(右・芝)
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こんにちは、予想屋マスターです。
今週はですね、スプリンターズステークスについてお話をしたいと思います。
スプリンターズステークスですが、短距離の王者決定戦ということもあって、スプリント戦線の一線級が揃ってきたのかなと思っております。
グランアレグリアが断然の一番人気になりそうなんですが、あとは短距離戦線、常に上位争いをしているモズスーパーフレア、ダノンスマッシュ辺りが人気として続くので、馬券的にはちょっとつまらない可能性はあるんですが、レースとしては見所がある1戦になるのかなと思っております。
【2020 スプリンターズステークス】各過去レースの分析
それでは過去のレースを順番に振り返っていきます。
高松宮記念
このメンバーからは上位がごっそり出走してくるんですが、勝ったモズスーパーフレアですね、逃げた馬ですね。
2着のグランアレグリア、3着のダイアトニック、あと1位入線だったクリノガウディー辺りが出走してくると。
1~4着馬を見てもらうと分かるんですが、先行した馬が残る展開を、グランアレグリアだけ、一頭だけ外から追い込んでくるといった、非常に強い内容でした。
なので、負けはしたものの、レース内容としてはですね、グランアレグリアはちょっと一枚抜けていたのかなという感じがします。
なので、この高松宮記念を見てもですね、グランアレグリアは決してですね、スプリント戦で負けたから評価を下げるというわけではなく、むしろ負けて強しの内容だったと、みていただくのがいいのかなと思います。
勝ったモズスーパーフレアですね、楽に逃げてゴール前でクリノガウディーにかわされたんですが、クリノガウディーが降着となったこともあって、1着ということですね。
これもですね、8枠16番から先手を取ったんですが、今回は1枠2番なので、実は楽に先手を取れる可能性があるので、展開、他の馬が競りかけてこないようであれば、やはりこのまま逃げ残りにも注意が必要かな、というとこですね。
ダイアトニックですね、インの4.5番手の絶好位を追走して、これもですね、実は前が塞がらなけらば、この馬が不利を受けたこともあってクリノガウディーが膠着になってるように、この馬が逆に不利がなければ、突き抜けていた可能性が高いので、うまく競馬が出来れば、ちょっとグランアレグリア逆転というまではいかないんですが、モズスーパーフレアとかクリノガウディー辺りとは逆転してもおかしくないのかなという感じがします。
クリノガウディーはちょっとここ最近負けすぎなんですが、このようにすんなりとした競馬が出来れば、やはりですね、スプリント戦ではですね、今回良馬場の可能性が高いので、そういう意味では好走する可能性が高いのかなというふうに思っております。
あとはですね、いかに前残りだったかというと、セイウンコウセイが2番手追走したのが7着とか、意外とみんな残ってるので、内目と先行した馬が有利な中で、追い込んだグランアレグリアはかなり能力が高かったのかなと思っております。
安田記念
勝ったグランアレグリアを見るんですが、グランアレグリア、マイルの、やはりスプリント戦線よりレベルが高いですね。
2着アーモンドアイ、3着インディチャンプ、4着ノームコア、5着ケイアイノーテックと、本当にに G 1馬が軒並み出走している、かつダノンスマッシュが逃げて8着に敗れる流れを、グランアレグリアは中団を追走して、差し切るといった内容ですね。
それもですね、現役で最強ともいえるアーモンドアイを2馬身半もちぎっている、ということを考えると、やはりこの内容はかなり強かったと、いうふうに見れるのかなと思います。
今回ですね、やはりマイルよりもレベルの落ちるスプリント戦線のスプリンターズステークスではですね、やはり断然人気になってもしょうがないのかなという感じがします。
北九州記念
このメンバーからは、上位がレッドアンシェル、モズスーパーフレア、アウィルアウェイ辺りが出走してくると。
これもですね、小倉のちょっとインコースが有利だった馬場状態もあって、意外と逃げる馬が多かったんですが、モズスーパーフレアがかなりスピードを出して、先手を取ったんですが、ゴール前歩いてしまっての2着と。
ただ56.5キロの牝馬ながら、牝馬ではかなり重いハンデを背負っての2着なので、今回楽に先手を取れれば、やはり逆転はあるのかなという感じがします。
レッドアンシェルは、中団のインコースを追走して、ロスなく追走して、内目を突いての勝利なので、今回ですね、枠順を考えると、この時2馬身近い差はあったんですが、モズスーパーフレアが逆転する可能性の方がちょっと高いのかな、という感じがします。
アウィルアウェイはですね、どちらかというとこのインコースが有利な馬場ですね、例えば4着のクライムメジャーも後方にいたんですが、直線内をすくっているんですね。
それを考えると、差す競馬をしての3着は悪くないので、外差しが届く展開になった時に、若干ですが注意が必要というところですね。
キーンランドカップ
このメンバーからはですね、1着エイティーンガール、2着ライトオンキューが出走してくると。
この日ですね、かなり札幌雨が降っておりまして、内側が全く伸びないと、見ていただくと分かるんですが、エイティーンガールが最後方の外目、ライトオンキューは早めに動いて外目、後ろにいたディメンシオンが外、外のアスタールビーが4着、外のヤマカツマーメード5着と。
このように12番13番14番15番16番の外枠の馬が掲示板を独占したというように、かなり外が有利の馬場状態でした。
それをですね、差し切って勝ったので、それを今回中山で同じ競馬をしてどうかな、外が有利な流れで差し切った馬がですね、中山でこの同じ競馬をしてどうかな、というところがあるので、ちょっと疑問は残るんですが、ただですね、やはり1馬身以上の差をつけて勝ったので、多少注意が必要と。これは外差しの時ですね。
ライトオンキューはですね、早めに動いての2着なので、かつ枠順も3枠6番なので、中団のインで脚を溜められば、ライトオンキューがエイティーンガールを逆転する可能性高いのかなという感じがします。
ただキーンランドカップ組はちょっとレースのメンバーのレベルも落ちるので、ちょっと苦しいという見方のほうがいいのかなと思っております。
セントウルステークス
このメンバーからは勝ったダノンスマッシュ、2着メイショウグロッケと3着ミスターメロディ辺りが出走してくると。
この日は若干ですが内が有利だったんですが、ダノンスマッシュは王道ですね、4.5番手の外目から力で押し切ると、2着に1馬身差をつけるという競馬ですね。
57キロの斤量を背負っていたので、着差以上に強い内容だったと。
ミスターメロディとメイショウグロッケはですね、内側で脚を溜めてロスのない競馬をしての2.3着なので、これをどう見るかですね。
ミスターメロディはここだったら2着は確保して欲しかったな、という感じがあるので、よっぽど何かがない限り、ダノンスマッシュを逆転する可能性はこの2頭は低いのかなという感じがします。
あとこの時まあまあ人気になっていた3歳馬のビアンフェですが、2番手に行って前2頭が競り合ったこともあって、すっと控えて、離れた3番手を追走しての5着なので、これに逃げない競馬が出来たという見方も出来るんですが、ただ前に2頭が競り合って、離れた3番手ということで、包まれなかったことを考えると、3番手で実は前2頭が離してくれたことによって、そんなに早くないペースの単騎逃げ、と同じような状態になっていたので、今回は内にですね、モズスーパーフレアがいることを考えると、やはり厳しいと、いう見方が出来るのかなという感じがしています。
【2020 スプリンターズステークス】展開予想と全頭解説
展開をお見せしながら解説をします。
まずモズスーパーフレアが単騎逃げ濃厚ですね。
それに対して、2番手にダイメイフジ、ラブカンプー辺りのこの2頭がですね、どこまで攻撃するかによって、かなりですね、展開が変わってくるのかなと思います。
なのでこの2頭が競りかけてくると、モズスーパーフレアが厳しくなって、当然グランアレグリアに有利に働くと。
逆にここがあんまり焦らないでゆったり流れると、それでもですね、このグランアレグリアは強いと思うんですが、やはりモズスーパーフレア、好位のインのダノンスマッシュに有利に働くということで、逆転の芽が出るとしたら、ここが競らないというところだと思っております。
ちょっと内から見ていきます。
1番ダイメイプリンセス
ちょっとここ最近負けすぎなんですが、1枠1番を生かして中団の好位に付けられる、かつでインコースがちょっと出るような馬場であれば、若干注意は必要かなと思います。
2番モズスーパーフレア
単騎逃げ濃厚なので、先ほどお話したようにこの2頭がですね、競りかけてくるかどうかで、粘れるかどうかが決まると。
ただですね、去年はかなりインコースが有利な馬場状態だったので、それを考えると、やはり馬場と展開の助けは必要かなというふうに思っております。
3番ダノンスマッシュ
この枠順いいですね。
去年は1枠だったこともあって、前に馬を入れてしまったら、ちょっと位置取りが悪くなって脚を余してしまった感じがあるので、位置取りを下げずにですね、ここの位置に入ればもしかすると、グランアレグリアを逆転まであるのかな、というふうに思っております。
4番キングハート・5番メイショウグロッケ
厳しいでしょう。
6番ライトオンキュー
まあちょっと厳しいんですが、うまく好位のインで脚を溜められた時にどこまで、といったところですね。
7番ミスターメロディ
競馬が上手な馬で先行力があるので、好位のインに入ってどこまで、といった感じだと思います。
ただこのようにダノンスマッシュが内、ミスターメロディが外だと逆転はちょっと難しいかなとも思います。
8番ダイメイフジ
厳しいでしょう。
9番ダイアトニック
前走惨敗(キーンランドカップ15着)なんですが、高松宮記念は不利がなければ勝っていたような感じもするので、少し注意が必要かなと思います。
10番グランアレグリア
力はこの馬が断然ですね、なので馬場がフラット、かつ前がそこそこ競ってくれれば、この馬の差し切りなるのは可能性がかなり高いのかなというふうに思います。
一方、この馬が取りこぼすとしたら、先ほどからお話しているように、意外と2.3番手が競ってこないで、すんなりモズスーパーフレアが逃げてダノンスマッシュがインの3番手で逃げて、2番3番で決まると、いった感じなのかなと思います。
11番ラブカンプー・12番ビアンフェ
逃げれないので苦しいでしょう。
13番レッドアンシェル
この枠順だと、モズスーパーフレアが逆転する可能性のほうがが高いかなという感じがします。
14番エイティーンガール・16番アウィルアウェイ
外差しが届くかどうかの展開になるかがポイントと。
15番クリノガウディー
外枠でスタート出れば、高松宮記念のような競馬が出来る気もするんですが、あの時ペースが落ち着いたので、中山の外枠だとちょっと厳しいので、押さえ程度の評価かなと思います。
以上、16頭このように分析しております。
グランアレグリアがかなり強そうなので、馬券的にはあまり魅力がないのかなという感じはするんですが、ただですね、今お話したように展開次第では、2番と3番にも逆転チャンスがあるのかなというふうにみています。
スプリンターズステークスの無料会員の解説は以上です。
また来週楽しみにしていてください。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。