秋華賞(G1)/阪神競馬場/芝内2000m/右/条件:サラブレッド系3歳牝馬/賞金:8900万円

秋華賞(2016年)は、3番人気のヴィヴロス(福永祐一)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、不利を受けながらも2着を確保した紫苑ステークスの強い内容から、ヴィヴロスにもかなり高い評価を与えていた。
レースでは、ヴィヴロスは、中団の馬群の中で脚をためた。
そして、ヴィヴロスは、直線で外に持ち出されると、粘る内の馬を一気に差し切り、秋華賞(2016年)を制覇した。
ヴィヴロスの秋華賞(2016年)の勝利という結果は、スローペースを差し切る着差以上に強い内容であった。
よって、今後の牝馬重賞戦線の競馬予想においては、3歳牝馬のレベル次第ではあるものの、ヴィヴロスには秋華賞(2016年)馬として高い評価を与えるべきである。
一方、秋華賞(2016年)では、4番人気のパールコード(川田将雅)が2着に粘り込んだ。
競馬理論の競馬予想では、内枠を引いて好位のインを追走できそうな展開面を重視し、パールコードを穴馬として高い評価を与えていた。
レースでは、パールコードは、好位を追走し、直線で外に出されると一旦は先頭に立って勝利したかに思えたが、さらに外からヴィヴロスに差されてしまい、2着止まりであった。
パールコードの秋華賞(2016年)の2着という結果は、京都の内回りで先行力のある器用さを生かしたものである。
よって、今後の牝馬重賞戦線の競馬予想においては、イン有利の馬場で内枠を引いた場合のように先行力を生かせるようであれば、パールコードに高い評価を与えるべきである。
一方、秋華賞(2016年)では、8番人気のカイザーバル(四位洋文)が3着に入った。
カイザーバルは、好位の外目を追走して、直線でもしぶとく粘り、ジュエラーとの競り合いを制して、3着を確保した。
カイザーバルの秋華賞(2016年)の3着という結果は、折り合いを欠きながらも粘り込んでおり、力をつけていることを示した。
よって、今後の牝馬重賞戦線の競馬予想においては、折り合いさえつけば、カイザーバルがヴィヴロス及びパールコードを逆転可能と判断すべきである。
以上のように、秋華賞(2016年)は、ヴィヴロスの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、成長力著しいヴィヴロスの今後の走りに注目して頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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