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2021/10/12 2021/10/15

【 秋華賞2021予想】 ソダシが3歳女王に返り咲くか?

出走日:2021年10月17日(日)
秋華賞(GⅠ)/京都/馬齢/2000m(右・芝)

今週は、フルゲート16頭に対して22頭もの出走登録馬があった牝馬クラシック最終関門秋華賞(2021年)の予想について解説する。

 

桜花賞馬ソダシが人気となりそうだが、オークスで惨敗したこともあり、波乱もありうる。

 

なお、今年の秋華賞は、京都の改修工事の影響で、阪神競馬場で行われる。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、秋華賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

札幌記念組

1着のソダシ(吉田隼人)が出走登録している。

 

ソダシ

札幌記念の勝利という結果は、2番手追走で早め先頭から押し切る着差以上に強い内容だった。

 

なお、ソダシは、オークスで8着に敗れているが、1コーナーで外からプレッシャーを掛けられて行きたがってしまったものであり、度外視可能である。

 

ただし、ソダシのG1の2勝は、いずれも好位のインで脚をためる展開に恵まれたものでもある。

 

よって、秋華賞の予想においては、ソダシにかなり高い評価を与えるべきだが、絶対視までは禁物である。

 

なお、ソダシは、好位のインで脚をためられると一番能力を発揮するので、内枠を引いた場合には勝つ可能性が高まると判断すべきである。

 

オークス組

1着のユーバーレーベン(ミルコ・デムーロ)・2着のアカイトリノムスメ(戸崎圭太)・13着のステラリア(武豊)の合計3頭が出走を予定している。

 

ユーバーレーベン

オークスの勝利という結果は、追い込み有利な展開になったとはいえ、外からまとめて差し切り、2着に1馬身もの差をつけた。

 

なお、ユーバーレーベンは、オークス以前は勝ちきれない競馬が続いていたものの、不利な展開にもかかわらず阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、ソダシに1/4馬身差まで迫っており、能力的にはそもそもが互角以上であった。

 

よって、秋華賞の予想においては、休み明けであってもユーバーレーベンに高い評価を与えるべきであるが、前が残りやすい展開や馬場のときには評価を下げ、差しが届きやすいときには評価を上げるべきである。

 

アカイトリノムスメ

オークスの2着という結果は、直線でなかなか前が開かずに内に進路を取ったが、外が伸びる馬場の分だけ伸び負けた。

 

なお、アカイトリノムスメは、桜花賞でも4着に敗れているが、コース取りの差を考えると、ソダシとも着順ほどの能力差はない。

 

よって、秋華賞の予想においては、展開次第で、アパパネの娘アカイトリノムスメがソダシやユーバーレーベンを逆転可能と判断すべきである。

 

ステラリア

オークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、秋華賞の予想においては、ステラリアに高い評価は不要である。

 

ローズステークス組

1着のアンドヴァラナウト(福永祐一)・2着のエイシンヒテン(松若風馬)・3着のアールドヴィーヴル(松山弘平)・7着のエンスージアズム(岩田望)・11着のクールキャット(和田竜二)・12着のタガノパッション(岩田康誠)の合計6頭が出走登録している。

 

アンドヴァラナウト

ローズステークスの勝利という結果は、楽に逃げるエイシンヒテンに1馬身1/4もの差をつけており。強い内容であった。

 

また、アンドヴァラナウトは、新潟の1勝クラスの特別戦でもほぼ馬なりで押し切っており、急激に力をつけている。

 

ただし、アンドヴァラナウトは、3走前の1勝クラスにおいて、楽に逃げを打てたにもかかわらず、プログノーシスに3馬身もの差をつけられてしまっている。

 

よって、秋華賞の予想においては、アンドヴァラナウトに高い評価を与えるべきだが、急激なメンバー強化を考えると過大評価も禁物である。

 

エイシンヒテン

ローズステークスの2着という結果は、スローで逃げる展開に恵まれたものである。

 

よって、秋華賞の予想においては、エイシンヒテンに高い評価は不要である。

 

アールドヴィーヴル

ローズステークスの3着という結果は、4コーナーで外から被されて反応が悪くなってしまったがそこからよく伸びて、馬券圏内を確保した。

 

なお、アールドヴィーヴルは、桜花賞及びオークスでも5着に追い込んでおり、クラシック上位組とそこまで能力差はない。

 

よって、秋華賞の予想においては、外の差しが届く馬場や展開になるようであれば、アールドヴィーヴルにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

タガノパッション

ローズステークスの12着という結果は、馬群を捌けずに脚を余したことも確かだが、前が開いてからも目立った脚は使えなかった。

 

なお、タガノパッションは、オークス4着馬だが、外差し有利の馬場及び展開に恵まれたものである。

 

よって、秋華賞の予想においては、タガノパッションに高い評価は不要である。

 

エンスージアズム・クールキャット

ローズステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、秋華賞の予想においては、エンスージアズム及びクールキャットに高い評価は不要である。

 

紫苑ステークス組

1着のファインルージュ(ルメール)・2着のスルーセブンシーズ(大野拓弥)・3着のミスフィガロ(藤岡康太)・14着のエイシンチラー・15着のスライリー(石川裕紀人)の合計5頭が出走を予定している。

 

ファインルージュ

紫苑ステークスの勝利という結果は、開幕週の馬場で内を通った馬が2~5着を占める内で唯一外を回って差し切っており、着差以上の強さを見せつけた。

 

なお、ファインルージュは、桜花賞でも3着に好走しているが、中団のインで脚をためる展開に恵まれたものである。

 

よって、秋華賞の予想においては、ファインルージュにもそれなりの高い評価を与えるべきだが、ルメール騎手騎乗で過剰に人気になるようであれば、押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手である。

 

スルーセブンシーズ

紫苑ステークスの2着という結果は、直線で前がなかなか開かずに脚を余した感もあるが、内で脚を溜める展開に恵まれたものでもある。

 

よって、秋華賞の予想においては、スルーセブンシーズに高い評価は不要である。

 

ミスフィガロ・エイシンチラー・スライリー

紫苑ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、秋華賞の予想においては、ミスフィガロ、エイシンチラー及びスライリーに高い評価は不要である。

 

佐渡ステークス組

1着のアナザーリリック(津村明秀)が出走登録している。

 

アナザーリリック

佐渡ステークスの勝利という結果は、直線一気で2馬身半も突き抜け、力の違いを見せつけた。

 

ただし、アナザーリリックは、NHKマイルカップで7着に敗れており、一線級相手では若干能力が落ちる。

 

よって、秋華賞の予想においては、差しが届く展開になるようであれば、アナザーリリックにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、秋華賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、秋華賞(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

教えてマスターQ&A 秋華賞編

2021年秋華賞に関する以下の質問に予想屋マスターが 【教えてマスターQ&A・秋華賞・2021】で答えています。こちらの記事とあわせてご覧ください。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

人気

騎手

2020

1

13

デアリングタクト

松山弘

2

12

マジックキャッスル

10

大野拓

3

ソフトフルート

9

藤岡康

2019

1

5

クロノジェネシス

4

北村友

2

8

カレンブーケドール

2

津村明

3

14

シゲルピンクダイヤ

10

和田竜

2018

1

11

アーモンドアイ

1

ルメ

2

13

ミッキーチャーム

5

川田将

3

2

カンタービレ

3

武豊

2017

1

14

ディアドラ

3

ルメ

2

7

リスグラシュー

4

武豊

3

4

モズカッチャン

5

デム

2016

1

7

ヴィブロス

3

福永祐

2

3

パールコード

4

川田将

3

15

カイザーバル

8

四位洋

2015

1

18

ミッキークイーン

1

浜中俊

2

9

クイーンズリング

5

デム

3

6

マキシマムドパリ

8

幸英明

2014

1

6

ショウナンパンドラ

3

浜中俊

2

4

ヌーヴォレコルト

1

岩田康

3

12

タガノエトワール

4

小牧太

2013

1

16

メイショウマンボ

3

武幸四

2

1

スマートレイアー

2

武豊

3

13

リラコサージュ

15

池添謙

2012

1

14

ジェンティルドンナ

1

岩田康

2

1

ヴィルシーナ

2

内田博

3

2

アロマティコ

6

佐藤哲

2011

1

4

アヴェンチュラ

2

岩田康

2

1

キョウワジャンヌ

7

飯田祐

3

12

ホエールキャプチャ

1

池添謙

出走予定馬

馬名

前走

馬名

前走

ソダシ

札幌記念(G2)1

クールキャット

ローズS(G2)11

アンドヴァラナウト

ローズS(G2)1

アールドヴィーヴル

ローズS(G2)3

ユーバーレーベン

オークス(G1)1

サルファーコスモス

納屋橋S(3勝クラス)1

アカイトリノムスメ

オークス(G1)2

エイシンヒテン

ローズS(G2)2着

ファインルージュ

紫苑S(G3)1

ホウオウイクセル

紫苑S(G3)13

アナザーリリック

佐渡S(3勝クラス)1

サトノアイ

御宿特別(2勝クラス)1

ミスフィガロ

紫苑S(G3)3

テーオーラフィット

松前特別(2勝クラス)1

スルーセブンシーズ

紫苑S(G3)2

スライリー

紫苑S(G3)15

ジェラルディーナ

筑後川特別(2勝クラス)1

マリアエレーナ

ケフェウスS(OP)3

 

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Q1:阪神芝2,000mの特徴

阪神芝2,000mの特徴を教えてください。牝馬は牡馬に比べて揉まれ弱いから内枠はいい枠ではない、という説もあるみたいですが、マスターはどう思いますか?

Q2:オークス組の評価

オークスから1着ユーバーレーベン、2着アカイトリノムスメ 、5着アールドヴィーヴル、8着ソダシ、9着スルーセブンシーズ、11着ファインルージュ、12着スライリー、14着クールキャットが出走予定です。1番人気のソダシは先行勢にいましたが馬群に包まれ破れました。追い込み競馬となり、距離適性もあったと思いますが、マスターはどの馬が強いと思いましたか?

Q3:札幌記念のソダシ

札幌記念で2番人気1着のソダシですが、2番手追走で外からブラストワンピースに捲られそうになりましたが抜かせず押し切って勝ちました。ソダシは今回も先行してマークされると思いますが、脚を溜めるよりも早いペースで先行した方がいいタイプなのでしょうか?

Q4:ローズS組の評価

以下、ローズSからの出走予定馬です。クラシック組ではなく上り馬のワンツー決着となりました。2着のエイシンヒテンはマスターも相手に入れていましたが、藻岩山特別では逃げて、セントライト記念2着のソーヴァリアントに潰されただけど見れば、強いと見ていいのか、前残りかつ楽に逃げれる展開が向いただけなのか、どちらででしょうか?今回も他に逃げたい馬がいなそうですがチャンスはありますか?また、今年のローズS組のレベルが低かったのか、上り馬が強いのかどちらでしょうか?

着順

馬名

人気

前々走

アンドヴァラナウト

出雲崎特別(1勝クラス)1番人気1

エイシンヒテン

12

藻岩山特別(2勝クラス)2番人気4

アールドヴィーヴル

オークス(G1)7番人気5

11

クールキャット

オークス(G1)6番人気14

Q5:紫苑S組の評価

以下、紫苑Sからの出走予定馬です。こちらはクラシック出走組のワンツーとなりました。ファインルージュは中団から外を回っていましたが完勝でした。スルーセブンシーズとミスフィガロは内枠で後方のインで脚を溜め、スルーセブンシーズは内で少し進路が見つかりませんでしたが抜けて2着、ミスフィガロは外に出して3着でした。ホウオウイクセルは大きく出遅れ、スライリーは2番手追走でしたが直線で脚が止まってしまいました。マスターはどの馬を上位に取りますか?またローズSとどちらがレベルが高いと思いますか?

着順

馬名

人気

前々走

ファインルージュ

オークス(G1)4番人気11

スルーセブンシーズ

オークス(G1)9番人気9

ミスフィガロ

12

3歳以上1勝クラス 3番人気1

3

ホウオウイクセル

桜花賞(G1)16番人気9着

15

スライリー

10

オークス(G1)15番人気12

Q6:アナザーリリックの評価

佐渡S(3勝クラス)1番人気1着、NHKマイルC(G1)で10番人気7着のアナザーリリックが出走予定です。佐渡S2着ゴルトベルクは次走のレインボーS1着、佐渡S3着のモズナガレボシは次走の小倉記念で1着でした。佐渡Sは斤量に恵まれたと思いますが、力があると見ていいのでしょうか?今回距離延長になりますが、マスターの評価を教えてください。

Q7:椎名さんの推し馬

椎名さん推しのユーバーレーベンはオークスで1着、シヴァージはスプリンターズSで3着となりました。椎名さんが今年の秋に期待している推し馬、特に楽しみにしているレースを教えてほしいです!

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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