シンザン記念(G3)/中京競馬場(2022年)/芝1600m/左/条件:サラブレッド系3歳/賞金:3700万円
第49回シンザン記念は、グアンチャーレが勝利を収め、スクリーンヒーロ産駒初の重賞制覇となった。
競馬理論の競馬予想では、直線で前が塞がって脚を余しながらも小差の競馬だった東京スポーツ杯2歳ステークスのレース内容から、グアンチャーレを本命に予想した。
レースでは、グアンチャーレは、中団よりやや後方を進み、勝負どころでは外を回りながらポジションを上げた。
そして、グアンチャーレは、直線半ばで先頭に立つと、シブとくいい脚を使って、後続の追撃を凌ぎ切り、第49回シンザン記念を制覇した。
グアンチャーレの第49回シンザン記念の勝利という結果は、スムーズな競馬ができれば重賞でも通用する能力を示した。
よって、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、メンバー次第でグアンチャーレにも注意が必要と判断すべきである。
一方、第49回シンザン記念では9番人気のロードフェリーチェ(四位洋文)が2着に入った。ロードフェリーチェは、後方のラチ沿いで脚をため、直線に向くと外に持ち出された。すると、ロードフェリーチェは、長くいい脚を使って、2着に追い込んだ。
ロードフェリーチェの第49回シンザン記念の2着という結果は、
コーナーワークでロスのない競馬をしてのものであり、レース内容としては着順ほど価値はない。
よって、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、ロードフェリーチェに第49回シンザン記念2着馬ほどの高い評価は不要である。
一方、第49回シンザン記念で3番人気に推されたナヴィオン(福永祐一)は3着、1番人気に推されたダッシングブレイズ(デムーロ)は4着に敗れてしまった。
ナヴィオン及びダッシングブレイズの第49回シンザン記念の敗戦は、イン有利の馬場且つスローペースで外を回らされて脚を余したものであり、悲観すべき内容ではない。
よって、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、ナヴィオン及びダッシングブレイズの巻き返しに注意を払うべきである。
以上のように、第49回シンザン記念は、グアンチャーレの勝利で幕を閉じた。
ただし、第49回シンザン記念は、イン有利の馬場状態及びスローペースが結果に大きな影響を与えたものであり、グアンチャーレ、ナヴィオン及びダッシングブレイズは、能力的に互角である。
競馬理論のファンの方は、混戦のクラシック戦線の穴予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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