皐月賞(GⅠ)/中山/定量/2000m(右・芝)
第75回皐月賞は、1番人気のサトノクラウン(ルメール)が8着に敗れたが、同じ堀厩舎所属の3番人気ドゥラメンテの勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、折り合いを欠きながらもリアルスティールに半馬身差まで迫った強い内容から、第75回皐月賞においてドゥラメンテを本命に予想した。
レースでは、ドゥラメンテは、出負け気味のスタートだったこともあり、後方で折り合いをつけた。
そして、ドゥラメンテは、直線入り口で外に膨れて他馬に迷惑をかけてしまったものの、エンジンがかかると一頭だけ次元の違う脚で突き抜け、第75回皐月賞を制覇した。
ドゥラメンテの第75回皐月賞の勝利という結果は、気難しさを出してしまったが、レース内容的には着差以上の強さを見せつけた。
よって、日本ダービーの競馬予想においても、ドゥラメンテに本命級の高い評価を与えて当然である。
一方、第75回皐月賞では2番人気に推されたリアルスティール(福永祐一)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、スローペースで脚を余したスプリングステークスの内容から、リアルスティールにも当然高い評価を与えていた。
レースでは、リアルスティールは、
好位の馬群の中を追走し、直線に向くと楽に抜けだし勝ちパターンに持ち込んだが、ドゥラメンテにあっという間に交わされてしまい、2着止まりであった。
リアルスティールの第75回皐月賞の2着という結果は、後続に2馬身以上の差をつけており、相手が悪すぎただけである。
よって、日本ダービーの競馬予想においても、リアルスティールに高い評価を与える必要があるが、ドゥラメンテを逆転するためには展開など相当の助けが必要である。
一方、第75回皐月賞では4番人気のキタサンブラックが3着に粘り込んだ。
キタサンブラックは、クラリティスカイを行かせて2番手から競馬を進め、直線でリアルスティールに交わされてからも懸命に粘り腰を発揮し、3着を確保した。
キタサンブラックの第75回皐月賞の3着という結果は、上位2頭には完全に力負けであったが、軽快な先行力は示した。
よって、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、先行力を生かせる馬場や展開になるようであれば、キタサンブラックにも注意を払う必要がある。
以上のように、第75回皐月賞は、ドゥラメンテの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、ドゥラメンテの今後の走りに大いに期待して頂きたい。
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