ラジオNIKKEI賞(GⅢ)/福島/ハンデ/1800m(右・芝)
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第65回ラジオNIKKEI賞は、1番人気に推されたゼーヴィント(戸崎圭太)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、出遅れながらも3着に追い込んだプリンシパルステークスの強い内容且つ開幕週で有利な1枠を引いたことから、ゼーヴィントを本命に予想した。
レースでは、ゼーヴィントは、中団のインを追走し、直線で外に持ち出されると一気に突き抜け、第65回ラジオNIKKEI賞を制覇した。
ゼーヴィントの第65回ラジオNIKKEI賞の勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場を生かしたものであり、着差ほど圧倒的な能力差があるわけではない。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、ゼーヴィントにそれなりの評価は必要だが、第65回ラジオNIKKEI賞の圧勝だけで過大評価は禁物である。
一方、第65回ラジオNIKKEI賞では、9番人気のダイワドレッサー(石川)が2着に入り、中波乱を演出した。
競馬理論の競馬予想では、出遅れながらも着順ほど負けなかったオークスの内容から、ダイワドレッサーにも高い評価を与えていた。
レースでは、ダイワドレッサーは、好スタートを切って2番手を追走していたが、外から捲られ一旦は3番手に下げた。
そして、ダイワドレッサーは、直線に向くと、ジリジリと伸びて、2着を確保した。
ダイワドレッサーの第65回ラジオNIKKEI賞の2着という結果は、小回りコースに恵まれたものではあるが、牡馬相手であったことを考慮すると立派である。
よって、秋の重賞戦線の競馬予想においては、牝馬限定の重賞であれば、ダイワドレッサーにそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、第65回ラジオNIKKEI賞では、5番人気のアーバンキッド(福永祐一)が3着に追い込んだ。
アーバンキッドは、外枠からの発走ということもあり、後方の外目を追走し、直線でも外から追い込んだが届かず、3着止まりであった。
アーバンキッドの第65回ラジオNIKKEI賞の3着という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされたものであり、力負けではない。
よって、秋の重賞戦線の競馬予想においては、アーバンキッドに第65回ラジオNIKKEI賞の上位2頭と互角又はそれ以上の評価を与えるべきである。
以上のように、第65回ラジオNIKKEI賞は、ゼーヴィントの勝利で幕を閉じた。
ただし、第65回ラジオNIKKEI賞は、開幕週のイン有利の馬場が結果に大きな影響を与えたものである。
競馬理論のファンの方は、このことを頭に入れて、第65回ラジオNIKKEI賞組に評価を下して頂きたい。
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