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【ラジオNIKKEI賞】
作成日: 2023/06/27 更新日: 2023/06/30

記事と併せて動画もご覧ください

福島コース1800mの特徴

ラジオNIKKEI賞。本競走は1952年にクラシック競走である皐月賞の前哨戦として4歳(現3歳)の別定の重賞競走、中山4歳ステークスとして創設、第1回は現在とは違い中山競馬場の芝1800mで施行された。

1954年からは、春のクラシックシーズン終了後の6月下旬に施行されるようになり、また本年のみ施行距離を芝2000mで施行した。

1955年からは出走資格に「除く東京優駿1着馬」が追加され、1956年は中山競馬場の改修工事に伴い東京競馬場の芝1800mで施行、1959年からは寄贈賞を日本短波放送から提供された事を機に、日本短波賞中山4歳ステークスに名称を変更、更に1961年からは日本短波賞に名称を変更した。

1968年は東京競馬場の改修工事の影響により4月に開催されたため、出走資格の「除く東京優駿1着馬」が取り消された。

1971年は東京競馬場の芝1800mで施行、1972年は混合競走に指定、外国産馬が出走可能になった。但し、この年は流行性の馬インフルエンザによる開催日程変更の影響で7月に東京競馬場の芝1800mで施行、1979年からは前年に日本短波放送の愛称が「ラジオたんぱ」に決まった事に伴い、名称をラジオたんぱ賞に変更、施行場所を現在の福島競馬場の芝1800mに移した。

1984年からはグレード制施行に伴いGIIIに格付けされるが混合競走から除外される。1992年からは混合競走に再び指定され、外国産馬が出走可能になった。1997年からは特別指定競走に指定され、JRAに認定された地方所属の競走馬が出走可能となる。

2000年は新潟競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の芝1800mで施行、2001年からは混合競走から除外されたが、2005年には再び指定され、2006年からは現在のラジオNIKKEI賞に名称変更、更に負担重量をハンデキャップに変更した。

主に東京優駿(日本ダービー)で出走できなかったり、好走できなかった馬が出走してくる傾向があり、また一時的には出走資格として「東京優駿1着馬を除く」と組み込まれていた事から、「残念ダービー」と今日まで呼ばれるようになる[1]。

1961年以来、当競走に寄贈賞を出し続けている日本短波放送は2003年10月1日に社名を日経ラジオ社に変更し、翌2004年4月1日には局名をラジオNIKKEIに改称したが、2004年・2005年の競走名は旧愛称のラジオたんぱのままであった。

現在の優勝レイの配色は、赤色地に銀色文字である。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量はハンデキャップである。

2023年「ラジオNIKKEI賞」出馬表

24/12/8 (日) ラジオNIKKEI賞(GⅢ)/福島/ハンデ/1800m(右・芝)

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2023年「ラジオNIKKEI賞」の前哨戦分析

 

今週は、フルゲート16頭に対して20頭もの出走登録馬があったラジオNIKKEI賞(2023年)の予想について解説する。

 

ラジオNIKKEI賞は、路線がバラバラで比較が難解な上にハンデ戦ということもあり、大混戦模様である。

 

1勝クラスを圧勝したレーベンスティールが人気になりそうだが、急激なメンバー強化と開幕週の馬場で絶対視は禁物である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、ラジオNIKKEI賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

東京競馬の1勝クラス組

1着のレーベンスティール(戸崎圭太)が出走登録している。

 

レーベンスティール

東京競馬の1勝クラスの勝利という結果は、好位のインから上がり33秒0の脚で2着に5馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、レーベンスティールは4戦2勝2着2回だが、1勝クラス時の敗戦は、道悪で逃げ馬をアタマ差捕らえきれなかっただけで、新馬戦の敗戦は、ソールオリエンスにクビ差だけ届かなかっただけである。

 

そのソールオリエンスが後の皐月賞馬であり、日本ダービー2着馬であることを考えると、クビ差での2着はむしろ立派と見ることもできる。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、レーベンスティールにかなり高い評価を与えて当然である。

 

白百合ステークス組

1着のバルサムノート(松岡)・2着のアイスグリーン(幸英明)・3着のセオ(松若風馬)・6着のスズカハービン(ミルコ・デムーロ)の合計4頭が出走を予定している。

 

バルサムノート

白百合ステークスの勝利という結果は、スローペースを外から差し切っており着差以上に強い内容であった。

 

なお、バルサムノートは、1勝クラスを勝つのに4戦要したが、フローラルウォーク賞は前が塞がる不利を受けてのものであり、東京の1勝クラスは、日本ダービー5着馬ノッキングポイントに差し込まれただけである。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、展開やトラックバイアス次第であるものの、バルサムノートにも高い評価を与えるべきである。

 

アイスグリーン・セオ

白百合ステークスの好走は、スローペースで先行しながらも、バルサムノートに差し込まれてしまっており力負けであった。

 

ただし、ラジオNIKKEI賞は、福島の開幕週に行われるハンデ戦であり、内前有利のトラックバイアスになれば脚質的には有利である。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、内前有利のトラックバイアスで楽に先行するなど展開の助けがあるようであれば。アイスグリーン及びセオに粘り込みに注意を払うべきである。

 

スズカハービン

白百合ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、スズカハービンに高い評価は不要である。

 

スイートピーステークス組

1着のウヴァロヴァイト(菅原明)・3着のアグラシアド(津村明秀)の合計2頭が出走登録している。

 

ウヴァロヴァイト

スイートピーステークスの勝利という結果は、かなり弱いメンバーに恵まれたが、若干ではあるものの内前が有利なトラックバイアス且つスローペースを外から差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

なお、ウヴァロヴァイトは、デビュー戦でオークス3着馬のドゥーラに先着しており、ローカルのハンデ重賞ならば能力的にも遜色がない。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、ウヴァロヴァイトにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

アグラシアド

スイートピーステークスの3着という結果は、直線で前が開かずに脚を余してしまったものであり、力負けではない。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、アグラシアドがうヴァロヴァイトを逆転可能と判断すべきである。

 

皐月賞組

12着のグラニット(嶋田)が出走を予定している。

 

グラニット

皐月賞の12着という結果は、追い込み馬が上位を独占する超ハイペースを逃げてのものであり、レース内容としては着順以上の価値がある。

 

実際、皐月賞で2番手を追走して10着に敗れたベラジオオペラが日本ダービーで僅差の4着だったことから、先行したことに価値がある。

 

また、グラニットは、サウジアラビアロイヤルカップで大逃げを打っているように、テンのスピードが速く、今回のメンバー構成ならば楽に先手を取れそうである。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、福島の開幕週に行われることを考慮すると、グラニットの逃げ粘りにかなり高い評価を与えるべきである。

 

京都の1勝クラス組

1着のエルトンバローズが出走登録している。

 

エルトンバローズ

京都の1勝クラスの勝利という結果は、行ったきりの展開を2番手の内目から抜け出しただけと見ることもできるが、2着のシルヴァーデュークに2馬身もの差をつけた。

 

なお、そのシルヴァーデュークがアーリントンカップで僅差の4着に好走歴があることを考慮すると、エルトンバローズは重賞でも遜色がない。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、展開やトラックバイアスの助けがあれば、エルトンバローズも好走可能と判断すべきである。

 

共同通信杯組

7着のコレペティトール(田辺裕信)が出走を予定している。

 

コレペティトール

共同通信杯の7着という結果は、上位には力負けであったが、内で閉じ込められた割には大きくも負けていない。

 

なお、共同通信杯は、4着馬タスティエーラが日本ダービー馬となっているだけでなく、6着のシーズンリッチが毎日杯馬となっているように、かなりレベルの高い一戦であった。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、コレペティトールにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

京都新聞杯組

6着のオメガリッチマンが出走登録している。

 

オメガリッチマン

京都新聞杯の6着という結果は、早めに外から押し上げたものの、直線では脚を使えずに止まってしまった。

 

なお、京都新聞杯の4着馬マキシが次走の1勝クラス戦で7着に敗れており、京都新聞杯のレースのレベルに疑問が残る。

 

よって、ラジオNIKKEI賞の予想においては、オメガリッチマンに高い評価は不要である。

 

東京の1勝クラス組

1着のマイネルモーントが出走を予定している。

 

マイネルモーント

1勝クラスの勝利という結果は、コースロスのない内をつく展開に恵まれた感はあるが、パーフェクト連対中で能力的に底を見せていない。

 

よって。ラジオNIKKEI賞の予想においては、マイネルモーントに押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、ラジオNIKKEI賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ラジオNIKKEI賞(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

人気

騎手

ハンデ

2022

1

3

フェーングロッテン

3

松若風

55

2

7

ショウナンマグマ

8

菅原明

53

3

1

サトノヘリオス

2

岩田望

55

2021

1

2

ヴァイスメテオール

4

丸山元

54

2

10

ワールドリバイバル

11

津村明

53

3

14

ノースブリッジ

7

岩田康

54

2020

1

1

バビット

8

内田博

53

2

11

パンサラッサ

7

三浦皇

54

3

2

ディープキング

5

戸崎圭

52

2019

1

14

ブレイキングドーン

3

田辺裕

55

2

2

マイネルサーパス

9

柴田大

54

3

13

ゴータイミング

6

武豊

53

2018

1

2

メイショウテッコン

2

松山弘

56

2

6

フィエールマン

1

石橋脩

54

3

7

キボウノダイチ

9

戸崎圭

53

2017

1

11

セダブリランテス

2

石川裕

54

2

7

ウインガナドル

8

津村明

53

3

1

ロードリベラル

9

吉田隼

53

2016

1

1

ゼーヴィント

1

戸崎圭

54

2

6

ダイワドレッサー

9

石川裕

53

3

15

アーバンキッド

5

福永祐

56

2015

1

3

アンビシャス

1

ルメ

56.5

2

12

ミュゼゴースト

4

柴田善

55

3

6

マルターズアポジー

12

武士沢

53

2014

1

9

ウインマーレライ

5

松岡正

54

2

4

クラリティシチー

1

内田博

55

3

3

ウインフェニックス

7

石橋脩

54

2013

1

11

ケイアイチョウサン

8

横山典

54

2

4

カシノピカチュウ

14

西田雄

55

3

3

アドマイヤドバイ

5

池添謙

54

 

出走登録馬

馬名

前走

馬名

前走

レーベンスティール

31勝クラス1

エルトンバローズ

31勝クラス1

バルサムノート

白百合S(L)1

コレペティトール

共同通信杯(G3)7

ウヴァロヴァイト

スイートピーS(L)1

シーウィザード

ニュージーランドT(G2)10

グラニット 

皐月賞(G1)12

シルトホルン

31勝クラス1

アイスグリーン

白百合S(L)2

スズカハービン

白百合S(L)6

セオ 

白百合S(L)3

   

 

マスターと椎名友希が『ラジオNIKKEI賞』の質問に答えます

Q1:福島芝1,800mの特徴

福島芝1,800mの特徴を教えてください。昨年は7番人気のショウナンマグマが2着で小波乱となりました(マスターは相手の1番手にしていたと思います)。福島の開幕週で、3歳戦なのにハンデ戦ですが、注意するポイントがありますか?

Q2:レーベンスティールの評価

3歳1勝クラス(東京)で1着のレーベンスティールについて。スタートをきめて一旦控えて内の3番手につけ、直線は伸びて2着馬のワイドアラジンに5馬身差をつけて圧勝でした。ワイドアラジンは次走の白百合Sで4着でした。新馬戦では皐月賞馬のソールオリエンスと一騎打ちになり僅差の2着です。初重賞挑戦ですが、上位に評価したい1頭と考えていいでしょうか?

Q3:白百合S(L)組の評価

白百合Sから1着のバルサムノート、2着のアイスグリーン、3着のセオ、6着のスズカハービンが出走予定です。8頭立てのレースでバルサムノートは後方外目から大外を回って追い込み、アイスグリーンは中団から伸び、セオは逃げて粘り、スズカハービンは後方の内目から直線も内を追走しましたが伸びませんでした。バルサムノートは3走前にノッキングポイントと対戦し0.3秒差の2着で、ノッキングポイントがダービー5着と考えると、評価を上げていいのでしょうか?またセオは前々走(雨の不良馬場)で逃げて粘り、レーベンスティールに勝っています。マスターの評価を教えてください。

Q4:グラニットの評価

皐月賞12着のグラニットが出走予定です。皐月賞は雨の不良馬場で、前に行った馬に厳しい展開だったと思います。グラニットは逃げて脚が止まりましたが仕方がない敗戦とみていいでしょうか?同じ逃げ馬はセオがいますが、セオは3走前のすみれSで、シャザーンやショウナンバシットに完敗に見えました。マスターはクラシック路線を使っているグラニットと、レーベンスティールに勝ったことがあるセオとどちらを上にとりますか?

Q5:ウヴァロヴァイトの評価

スイートピーSで1着のウヴァロヴァイトが出走予定です。中団外目の追走で直線は伸びて快勝でした。前々走のクイーンC(G3)では先行しましたが直線で接触の不利があって10着でした。初牡馬対戦ですが、今回のメンバーではどうでしょうか?スイートピーSで4着のミカッテヨンデイイが2勝クラスを勝ちましたが、比較が分かりません。マスターの評価を教えてください。

Q6:コレペティトールの評価

共同通信杯(G3)7着のコレペティトールについて。中団馬群から位置が下がり、直線は後方から追い込みましたが進路がなくなっていたように見えました。上位組とは大きな差はありますか?今回のメンバーではどうでしょうか?

Q7:エルトンバローズの評価

京都の3歳1勝クラスで1着のエルトンバローズが出走予定です。内の3番手につけ、逃げた1番人気のシルヴァーデュークを捉えて快勝でした。新馬戦では出遅れて最後方からの競馬で、外を追い込み2着でした。この時3着のコレペティトールは、先行しましたが位置を下げ中団馬群から内を進路を探しながら伸びて3着でした。この8着のサトノグランツはこの後京都新聞杯を勝っています。エルトンバローズは1勝するまで5戦かかりましたが、戦ってきたメンバーはそれなりに強かったと思います。マスターの評価を教えてください。

昨年の「ラジオNIKKEI賞」レース結果

開催日:2023/07/02

スクロールできます→
着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
1 6 エルトンバローズ 75 3 55 01:46.9 78 -2
-1
0
-1
2 7 シルトホルン 72 3 54 01:47.0 77 -4
0
0
-1
3 14 レーベンスティール 81 3 56 01:47.0 77 0
0
3
1
4 10 バルサムノート 77 3 57 01:47.1 76 2
-1
0
0
5 1 コレペティトール 69 3 55 01:47.5 72 -2
-1
0
0
6 2 グラニット 68 3 55 01:47.5 72 -2
-1
0
-1
7 13 アイスグリーン 73 3 56 01:47.5 72 0
1
0
0
8 4 オメガリッチマン 72 3 56 01:47.5 72 0
-1
0
1
9 12 ダイシンヤマト 66 3 53 01:47.7 70 -6
1
0
1
10 11 アグラシアド 69 3 54 01:47.9 68 0
0
0
1
11 16 マイネルモーント 67 3 55 01:47.9 68 -2
1
0
0
12 9 ウヴァロヴァイト 69 3 55 01:48.0 67 2
0
0
0
13 5 シーウィザード 65 3 55 01:48.0 67 -2
-1
0
1
14 15 エマヌエーレ 62 3 54 01:48.2 65 -4
1
0
0
15 3 スズカハービン 55 3 54 01:48.9 58 -4
0
0
1
16 8 セオ 58 3 56 01:48.9 58 0
0
0
0

展開図

今週のトラックバイアス

12/7(土)中日新聞杯12/8(日)阪神JF・カペラS※更新をお待ちください

京都
フラット
ダート
フラット
芝は先週よりもフラット
24/12/1 06:36更新
中山
無料会員以上
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
中京
※※※※※
ダート
※※※※※
※※※※※※※※※※※※※※※
※※※※※※※※※
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態

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ラジオNIKKEI賞
過去5年のトラックバイアス
2024
6/30(日)福島
フラット
開幕週ながらもフラット
2023
7/2(日)福島
ややイン有利
開幕週雨上がり
2022
7/3(日)福島
ややイン有利
開幕週
2021
7/4(日)福島
ややイン有利
開幕週
2020
7/5(日)福島
ややイン有利
開幕週
2019
6/30(日)福島
フラット
開幕週

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