エリザベス女王杯(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)
第35回エリザベス女王杯は、日本の3冠牝馬アパパネと英愛オークス馬スノーフェアリーとの女王対決で注目を集めたが、スノーフェアリーの圧勝で幕を閉じた。
第35回エリザベス女王杯の競馬理論の結果は、スノーフェアリー(ムーア)のオークス制覇の実績には高い評価を与えていたが、日本の馬場への適性が未知数だったこともあり、本命には予想できなかった。
レースの結果では、スノーフェアリーは、アパパネの外目の位置から競馬を進めた結果、4コーナーではポッカリと開いた内目に進路を切り替えた。
すると、スノーフェアリーは、直線ではラチ沿いから一頭だけ違う脚色で後続を引き離し、第35回エリザベス女王杯を4馬身差で圧勝した。
スノーフェアリーの第35回エリザベス女王杯の勝利は、直線で内に潜り込ませたムーア騎手の好騎乗によるものでもあるが、2着のメイショウベルーガに4馬身という決定的な差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、次走のジャパンカップ、ブエナビスタなどかなりメンバーが強化する点を考慮しても、アパパネに力の違いを見せつけたスノーフェアリーに結果それなりの高い評価を与えるべきと第35回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。
一方、第35回エリザベス女王杯において日本馬で最先着を果たしたのは、メイショウベルーガ(池添)であった。
第35回エリザベス女王杯の競馬理論の結果は、牡馬の一線級と対戦していた実績を考慮し、メイショウベルーガにも高い評価を与えていた。
レースの結果では、メイショウベルーガは、馬込みの中から競馬を進めがた、3コーナー過ぎから手応えが悪くなり、池添騎手のムチが入った。
しかしながらも、メイショウベルーガは、反応が悪いながらも、直線に入ると、ジリジリと長くいい脚を使って、日本馬では最先着の2着に追い込んだ。
メイショウベルーガの第35回エリザベス女王杯の2着は、牡馬の一線級と戦ってきた底力を示したものであり、日本馬で最先着ということ自体は価値がある。
よって、今後も牝馬限定の重賞ならば、メイショウベルーガにかなり高い評価を与えるべきである。
ただし、次走がジャパンカップの場合には、スノーフェアリーに4馬身も離されてしまったメイショウベルーガでは能力不足と第35回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。
一方、3冠牝馬アパパネ(蛯名)は、1番人気を裏切って3着に敗れてしまった。
レースの結果では、アパパネは、先行馬の直後のインで待機し、直線では蛯名騎手に大外に持ち出されたが、いつもの伸び脚を発揮できず、3着に敗れてしまった。
アパパネの第35回エリザベス女王杯の3着は、レベルの高い3歳世代の3冠馬にしては残念な内容であったが、秋華賞時が体調のピークであったことを考えると、今回の第35回エリザベス女王杯は悲観すべきではない。
よって、今後の牝馬限定重賞でも、レベルの高い3歳世代の3冠馬アパパネには常に高い評価を与えるべきである。
ただし、アパパネは、ローズステークスやエリザベス女王杯で敗戦を喫しているように、3冠馬というほど他馬と絶対的な能力差があるわけではない。
そのため、今後のレースの結果においても、3冠馬ということで過剰に人気になるようであれば、アパパネを過信すべきでないとも第35回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第35回エリザベス女王杯は、外国馬スノーフェアリーの圧勝で幕を閉じた。
よって、次走のジャパンカップ、3歳牝馬といえども、エリザベス女王杯を圧勝したスノーフェアリーには要注目と第35回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。