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2021/11/09 2021/11/12

【 エリザベス女王杯2021予想】 アカイトリノムスメのG1連勝なるか?

出走日:2021年11月14日(日)
エリザベス女王杯(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して18頭ピッタリの出走登録馬があった牝馬のナンバーワン決定戦エリザベス女王杯(2021年)の予想について解説する。

 

エリザベス女王杯は、秋華賞馬アカイトリノムスメが人気を集めそうだが、古馬と初対戦となる上に牝馬の一線級が揃っており、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、エリザベス女王杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

秋華賞組

 

1着のアカイトリノムスメ(戸崎圭太)・6着のステラリア(松山弘平)の合計2頭が出走登録している。

 

アカイトリノムスメ

秋華賞の勝利という結果は、好位の外目追走から押し切る強い内容であった。

 

また、アカイトリノムスメは、オークスで2着に敗れてしまったものの、包まれて仕掛けが遅れた分だけ届かなかっただけであり、力負けではない。

 

問題は、古馬相手でも通用するかどうかだが、ソダシが札幌記念でラヴズオンリーユーを破っており、3歳牝馬世代のレベルは高そうである。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、アパパネの娘の血が開花したアカイトリノムスメにかなり高い評価を与えて当然である。

 

ステラリア

秋華賞の6着という結果は、中団のインで脚をためる展開に恵まれた感が強い。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、3歳世代のレベルが極端に高い場合のみ、ステラリアに多少の注意を払うべきである。

 

オールカマー組

 

1着のウインマリリン(横山武)・2着のウインキートス(丹内祐次)・4着のレイパパレ(ルメール)・7着のランブリングアレー(吉田隼人)・10着のロザムール(池添謙一)の合計5頭が出走を予定している。

 

ウインマリリン

オールカマーの勝利という結果は、1枠を生かして好位のインを追走する展開に恵まれたことは確かだが、牡馬を含む一線級相手に1馬身半もの差をつけたことは立派である。

 

また、ウインマリリンは、日経賞においてもカレンブーケドールを破っている。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、内枠を引いて好位のインでロスのない競馬ができるようであればウインマリリンに高い評価を与えるべきで、逆に外枠を引いた場合や外差しが伸びる馬場の場合には、ウインマリリンに人気ほどの高い評価は不要である。

ウインキートス

オールカマーの2着という結果は、こちらも1枠を生かすロスのない競馬に恵まれたものである。

 

なお、ウインキートスは、目黒記念勝ちの実績があるが、超スローペースの展開の助けがあったものである。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ウインキートスに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

レイパパレ

オールカマーの4着という結果は、楽に2番手を追走する展開だったが、グローリーヴェイズに早めに動かれたことで目標となってしまい差し込まれてしまった。

 

ただし、レイパパレは、大阪杯において、牡馬の一線級を離して、G1制覇を果たしている。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、気分よく先行して能力さえ発揮できれば、レイパパレが巻き返すと判断すべきである。

 

ランブリングアレー

オールカマーの7着という結果は、コース取りの差と勝負所で囲まれて仕掛けが遅れてしまったものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。

 

なお、ランブリングアレーは、ロスのない展開の助けがあったとはいえ、ヴィクトリアマイルでグランアレグリアの2着と好走している。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ランブリングアレーにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

ロザムール

オールカマーの10着という結果は、楽に逃げを打てたが止まってしまっており、力負けであった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ロザムールに高い評価は不要である。

 

クイーンステークス組

 

1着のテルツェット(ミルコデムーロ)・9着のシャムロックヒル(団野)の合計2頭が出走登録している。

 

テルツェット

クイーンステークスの勝利という結果は、差し有利の展開に恵まれたものだが、マジックキャッスルを差し切ったことは立派である。

 

なお、テルツェットは、牡馬相手のダービー卿チャレンジトロフィーをも制しているが、こちらも前潰れの展開に恵まれたものであった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、テルツェットが好走するためには差しが届く展開の助けが必要と判断すべきである。

 

シャムロックヒル

クイーンステークスの敗戦は見どころがなかった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、シャムロックヒルに高い評価は不要である。

 

府中牝馬ステークス組

 

7着のアカイイト(幸英明)・16着のデゼル(武豊)が出走を予定している。

 

アカイイト

府中牝馬ステークスの7着という結果は、スタートで大きく出遅れた割にはよく追い込んだが、外差しの馬が伸びた馬場でもあった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、アカイイトに高い評価は不要である。

 

デゼル

府中牝馬ステークスの16着という結果は、外枠で先行するいつもの競馬ではなかったこともあり、能力を発揮できなかった。

 

なお、デゼルはヴィクトリアマイルで8着に敗れているように、一線級相手では力不足である。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、デゼルに高い評価は不要である。

 

新潟牝馬ステークス組

 

2着のソフトフルート(岩田望)・3着のムジカ(秋山真一郎)・6着のリュヌルージュ(富田暁)・7着のエアジーンの合計4頭が出走登録している。

 

ソフトフルート・ムジカ・リュヌルージュ・エアジーン

新潟牝馬ステークスの敗戦は、51キロの斤量とはいえども、3歳馬マリアエレーナに離されてしまっており、7頭立ての少頭数だったことも考慮すると、見どころはなかった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ソフトフルート、ムジカ及びリュヌルージュに高い評価は不要である。

 

以上、エリザベス女王杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、エリザベス女王杯(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2020

1

18

ラッキーライラック

5

1

ルメ

2

13

サラキア

5

5

北村友

3

11

ラヴズオンリーユー

4

3

Mデム

2019

1

2

ラッキーライラック

4

3

スミ

2

6

クロコスミア

6

7

藤岡佑

3

11

ラヴズオンリーユー

3

1

デム

2018

1

12

リスグラシュー

4

3

モレ

2

9

クロコスミア

5

9

岩田康

3

7

モズカッチャン

4

1

デム

2017

1

5

モズカッチャン

3

5

デム

2

4

クロコスミア

4

9

和田竜

3

10

ミッキークイーン

5

3

浜中俊

2016

1

3

クイーンズリング

4

3

デム

2

9

シングウィズジョイ

4

12

ルメ

3

1

ミッキークイーン

4

2

浜中俊

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2015

1

12

マリアライト

4

6

蛯名正

2

18

ヌーヴォレコルト

4

1

岩田康

3

8

タッチングスピーチ

3

4

ルメ

2014

1

1

ラキシス

4

3

川田将

2

5

ヌーヴォレコルト

3

1

岩田康

3

15

ディアデラマドレ

4

6

藤岡康

2013

1

3

メイショウマンボ

3

2

武幸四

2

18

ラキシス

3

6

川田将

3

7

アロマティコ

4

5

三浦皇

2012

1

15

レインボーダリア

5

7

柴田善

2

12

ヴィルシーナ

3

1

内田博

3

6

ピクシープリンセス

4

5

デム

2011

1

18

スノーフェアリー

4

1

ムー

2

1

アヴェンチュラ

3

2

岩田康

3

4

アパパネ

4

4

蛯名正

出走予定馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

アカイトリノムスメ

3

秋華賞(G1)1

クラヴェル

4

新潟記念(G3)3

レイパパレ

4

オールカマー(G2)4

宝塚記念(G1)3

ソフトフルート

4

新潟牝馬S(OP)2

ウインマリリン

4

オールカマー(G2)1

アカイイト

4

府中牝馬(G2)7

ウインキートス

4

オールカマー(G2)2着

シャムロックヒル

4

クイーンS(G3)9

テルツェット

4

クイーンS(G3)1

エアジーン

5

新潟牝馬S(OP)7

ランブリングアレー

5

オールカマー(G2)7

コトブキテティス

4

六社S(3勝クラス)1

デゼル

4

府中牝馬(G2)16

リュヌルージュ

6

新潟牝馬S(OP)6

ステラリア

3

秋華賞(G1)6

ロザムール

5

オールカマー(G2)10

 

Q1:阪神芝2,200Mの特徴

今年は去年に続いて京都ではなく阪神で行われます。阪神芝2,200mは宝塚記念と同じコースですが、今年の宝塚記念はユニコーンライオンが逃げて2着となりました。今回も内枠先行馬には注意したほうがいいのでしょうか?

Q2:レイパパレの評価

レイパパレは道悪の大阪杯を逃げて圧勝しましたが、宝塚記念やオールカマーは逃げずに控えて、結果勝てませんでした。2,200mという距離も不安材料になると思います。今回ルメール騎手が騎乗ということで、人気は落ちなそうですが、マスターの評価を教えてください。

Q3:オールカマー組の評価

オールカマーから2番人気1着のウインマリリン、5番人気2着ウインキートス、1番人気4着のレイパパレ、4番人気7着のランブリングアレー、9番人気10着のロザムールが出走予定です。ウインマリリンとウインキートスは内枠も良かったと思いますが、マスターはどの馬を評価しますか?

Q4:秋華賞組の評価

秋華賞から4番人気1着のアカイトリノムスメ、9番人気6着ステラリアが出走予定です。アカイトリノムスメは桜花賞4着、オークス2着と安定しています。ステラリアはオークスで外から強引に行って失速、秋華賞は後方で位置取りが良くありませんでした。マスターは今回アカイトリノムスメを本命候補にしますか?

Q5:ヴィクトリアマイル組の評価

ヴィクトリアマイルから10番人気2着のランブリングアレー、4番人気8着のデゼルが出走予定です。マスターが完璧的中したレースですが、ランブリングアレーもデゼルも2200Mは距離が少し長いような感じがします。マスターの見解を教えてください。

Q6:クイーンS組の評価

クイーンSから3番人気1着のテルツェット、10番人気9着のシャムロックヒルが出走予定です。テルツェットは出遅れ癖がありますが、このレースは大きくは出遅れず、後方から中団を抜けてマジックキャッスルを差し切りました。シャムロックヒルは外枠から前に行きましたが脚が止まりました。テルツェットはスタート次第では今回のメンバーでも好走できるでしょうか?

Q7:マーメイドS組の評価

6月のマーメイドSから10番人気1着のシャムロックヒル、5番人気2着のクラヴェル、1番人気8着のソフトフルートが出走予定です。人気薄のシャムロックヒルは逃げて勝ち波乱となりました。2着のクラヴェルは直線凄い脚で追い込みましたが斤量51キロで、その後も好走していますがいずれも斤量に恵まれていたと思います。ソフトフルートは惨敗しましたが次走の新潟牝馬Sでは2着となりました。新潟のような広いコースが合ってるのかなと思ったのですが、今回阪神内回りになるのはどうでしょうか?マスターはどの馬を上位にとりますか?

Q8:椎名さんの推し馬は?

椎名さんの推し馬の牝馬ソングラインは富士ステークスで勝ちましたが、今回椎名さんが推したい牝馬とその理由を教えてください!

 

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