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【エリザベス女王杯】
作成日: 2023/11/07 更新日: 2023/11/10

記事と併せて動画もご覧ください

エリザベス女王杯(2023)出馬表とMI値

出走日: エリザベス女王杯(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)

※枠順発表次第、出走馬表示。予想オッズはnetkeibaを参考

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今週のトラックバイアス
7/27(土)7/28(日)アイビスSD・クイーンS開催 ※更新をお待ちください
開催ダートコメント
小倉
中京記念
※※※※※※※※※※※※
福島
フラットややイン有利ダートが先週と異なり内有利
24/7/21 10:09更新
札幌
フラットフラット開幕週もフラット
24/7/21 10:09更新

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イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
コースの特徴

エリザベス女王杯。前身の「ビクトリアカップ」は牝馬の菊花賞に位置付けられるものとして1970年から行われていたが1975年にエリザベス女王が来日したことを記念し、翌1976年に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。競走名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれるがエリザベス女王杯は事実上は改称ながら形式としては新設の競走とされたため、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている(実質は改称だが施行回数がリセットされた例はほかにはペガサスステークス→アーリントンカップがある)。

1995年の第20回までは京都競馬場の芝2400mで施行され牝馬三冠レースの最終戦であった。ただし桜花賞・優駿牝馬(オークス)とは違い、英国競馬のクラシック競走に範を取った競走ではないため、八大競走やクラシック競走には位置付けられていない(これは秋華賞も同様である)。

1996年、秋華賞の新設に伴い芝2400mから芝2200mに距離が短縮されると共に古馬牝馬も出走が可能になり、これまで古馬になると牡馬と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また1995年以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・京都大賞典・府中牝馬ステークスのいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられることになり、更に1999年からは外国馬も出走可能となり2008年からはジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定されている。

なお2006年には春季に古馬牝馬限定のGI競走としてヴィクトリアマイルが新設されたため、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在することとなった。

昨年エリザベス女王杯の結果とMI値

開催日:2023/11/12

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
11ブレイディヴェーグ8135402:12.6820
-1
0
0
22ルージュエヴァイユ8045602:12.7810
-1
0
0
33ハーパー7835402:12.8800
-1
-1
0
411ライラック7945602:12.9790
0
0
0
57ジェラルディーナ8055602:12.9790
0
1
0
613サリエラ7945602:12.9790
0
0
0
76ディヴィーナ7855602:13.0780
0
0
0
85イズジョーノキセキ7765602:13.1770
-1
1
0
98シンリョクカ7735402:13.1770
0
0
0
1010ククナ7755602:13.1770
0
0
0
1115ビッグリボン7655602:13.2760
0
0
0
124ローゼライト7555602:13.3750
0
0
0
139アートハウス7545602:13.3750
0
0
0
1412ゴールドエクリプス5645602:15.2560
0
0
0
1514マリアエレーナ5555602:15.3550
0
0
0
展開図はありません
エリザベス女王杯(2024)の前哨戦を分析

今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬にとどまった牝馬のナンバーワン決定戦エリザベス女王杯(2023年)の予想について解説する。

 

エリザベス女王杯は、ローズステークス2着馬ブレイディヴェーグが1番人気になりそうだが、G1初挑戦且つ追い込み一手の脚質であり、混戦模様で波乱になってもおかしくない。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、エリザベス女王杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ローズステークス組

2着のブレイディヴェーグ(ルメール)が出走登録している。

 

ブレイディヴェーグ

ローズステークスの2着という結果は、スタートで大きく出遅れて直線でも前がなかなか開かない中でも連対を確保しており、負けて強しの内容であった。

 

なお、ローズステークスの勝ち馬マスクトディーヴァは秋華賞において、リバティアイランドにこそ及ばなかったものの、3着馬を2馬身半も離していることを考えると、ローズステークス組のレベルは高い。

 

また、ブレイディヴェーグは、4戦2勝2着2回と能力的にも底を見せていない。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、能力的にはG1級のブレイディヴェーグにかなり高い評価を与えて当然だが、スタートが悪いタイプなのでイン有利のトラックバイアスや前残りの展開の場合には少し評価を下げるべきでもある。

 

秋華賞組

3着のハーパー(川田将雅)が出走を予定している。

 

ハーパー

秋華賞の3着という結果は、好位追走から抜け出して混戦の3着争いを制したが、上位2頭には離されてしまっており力負けであった。

 

マスクトディーヴァを単純な物差しとすると、ハーパーは、ブレイディヴェーグより劣りそうだが、ハーパーは、逃げ差し自在の器用な脚質で展開次第では逆転可能である。

 

なお、ハーパーは、桜花賞4着、オークス2着と崩れなく走っており、3歳世代ではトップクラスの能力を秘める。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、今年の3歳世代のレベル次第ではあるものの、ハーパーにもかなり高い評価を与えるべきである。

 

府中牝馬ステークス組

1着のディヴィーナ(ミルコデムーロ)・2着のルージュエヴァイユ(松山弘平)・3着のライラック(戸崎圭太)・9着のイズジョーノキセキ(岩田康誠)・10着のシンリョクカ(吉田豊)の合計5頭が出走を予定している。

 

ディヴィーナ

府中牝馬ステークスの勝利という結果は、折り合いを欠いて先手を取ってしまったにも関わらず粘り込んだと見れば立派だが、逃げ馬不在のメンバー構成でスローペースを利して逃げ残っただけと見ることもできる。

 

なお、ディヴィーナは、春のヴィクトリアマイルでスローペースながらも外から追い込んだ強い内容での4着以降、中京記念及び関屋記念でも2着に好走しており、どんな競馬でも崩れなく走っている。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ディヴィーナにも押さえ程度の評価は与えるべきだが、府中牝馬ステークスでの暴走を見る限り距離延長での折り合いが鍵になりそうである。

 

ルージュエヴァイユ

府中牝馬ステークスの2着という結果は、スローペースの前残りの展開を後方の外目追走から上がり32秒7の脚で追い込んで、ディヴィーナにハナ差まで迫っており、負けて強しの内容であった。

 

なお、ルージュエヴァイユは、牡馬相手のエプソムカップでも2着に好走している上に、オークスでも5番人気に推され、元々素質を期待された馬であった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ルージュエヴァイユにも押さえ程度の評価を与えるべきである。

 

ライラック

府中牝馬ステークスの3着という結果は、好位追走から抜け出しを狙う展開がハマった感が強く、レース内容としては上位2頭に見劣る。

 

また、ライラックは、去年のエリザベス女王杯2着馬だが、ハイペースの前崩れの展開及び外枠有利な馬場状態に恵まれた。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ライラックに高い評価は不要である。

 

イズジョーノキセキ・シンリョクカ

府中牝馬ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、イズジョーノキセキ及びシンリョクカに高い評価は不要である。

 

オールカマー組

4着のマリアエレーナ(三浦皇成)・6着のジェラルディーナ(ムーア)が出走登録している。

 

マリアエレーナ

オールカマーの4着という結果は、牡馬相手に中団で脚をためて2着争いに加わっており、復調を印象付ける内容であった。

 

なお、マリアエレーナは、去年の小倉記念でジェラルディーナを5馬身差で制した実績がある。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、牝馬限定の弱いメンバー構成を考慮すると、マリアエレーナにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

ジェラルディーナ

オールカマーの6着という結果は、出遅れてしまったことでスローペースの後方追走で脚を余し気味だったので、着順ほど内容は悪くない。

 

なお、ジェラルディーナは、去年のエリザベス女王杯の勝ち馬であり、有馬記念3着、宝塚記念4着もあり、実績的には最上位である。

 

ただし。去年のエリザベス女王杯、有馬記念、宝塚記念は、いずれも前崩れの展開に恵まれたことも確かである。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ジェラルディーナの連覇の可能性もあると判断すべきだが、実績ほど力が抜けているわけでもない。

 

新潟記念組

7着のサリエラ(マーカンド)が出走を予定している。

 

サリエラ

新潟記念の7着という結果は、出遅れて直線でも伸びず、いつもの能力を発揮できなかった。

 

なお、サリエラは、目黒記念において、前残りの展開で終始外を回らされながらも3着に好走しており、負けて強しの内容であった。

 

また、サリエラは、白富士ステークスにおいても、前残りの展開を楽に差し切っており、能力的にはG1のここでも遜色はない。

 

よって、エリザベス女王杯においては、能力さえ発揮できれば、サリエラの巻き返しもあり得る。

 

京都大賞典組

8着のビッグリボン(西村淳)が出走を予定している。

 

ビッグリボン

京都大賞典の8着という結果は、好位追走から伸びを欠いており、力負けであった。

 

なお、ビッグリボンは、マーメイドステークスを制しているが、夏場の牝馬限定のハンデ重賞で低調なメンバー構成と前崩れの展開に恵まれたものである。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ビッグリボンに高い評価は不要である。

 

中山牝馬ステークス組

4着のアートハウス(坂井瑠星)が出走登録している。

 

アートハウス

中山牝馬ステークスの4着という結果は、57キロのハンデで同情の余地はあるが、好位のイン追走から伸びを欠いており、もう少し走ってほしい内容ではあった。

 

なお、アートハウスは、ローズステークス及び愛知杯を制しているが、オークスや秋華賞では通用しておらず、G1では少し力不足である。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、アートハウスに高い評価は不要である。

 

大原ステークス組

1着のゴールドエクリプス(岩田望)が出走を予定している。

 

ゴールドエクリプス

大原ステークスの勝利という結果は、7頭立てで3勝クラスにしても低調なメンバー構成に恵まれた。

 

また、ゴールドエクリプスは、小倉記念で内を突いて3着に追い込んだが、内有利のトラックバイアスを生かしたものであり、レース内容の価値は低い。

 

よって、エリザベス女王杯の予想においては、ゴールドエクリプスに高い評価は不要である。

 

以上、エリザベス女王杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、エリザベス女王杯(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

18

ジェラルディーナ

4

4

デム

2

13

ウインマリリン

5

5

レーン

3

15

ライラック

3

12

Mデム

2021

1

16

アカイイト

4

10

幸 英

2

5

ステラリア

3

7

松山弘

3

2

クラヴェル

4

9

横山典

2020

1

18

ラッキーライラック

5

1

ルメ

2

13

サラキア

5

5

北村友

3

11

ラヴズオンリーユー

4

3

Mデム

2019

1

2

ラッキーライラック

4

3

スミ

2

6

クロコスミア

6

7

藤岡佑

3

11

ラヴズオンリーユー

3

1

デム

2018

1

12

リスグラシュー

4

3

モレ

2

9

クロコスミア

5

9

岩田康

3

7

モズカッチャン

4

1

デム

2017

1

5

モズカッチャン

3

5

デム

2

4

クロコスミア

4

9

和田竜

3

10

ミッキークイーン

5

3

浜中俊

2016

1

3

クイーンズリング

4

3

デム

2

9

シングウィズジョイ

4

12

ルメ

3

1

ミッキークイーン

4

2

浜中俊

2015

1

12

マリアライト

4

6

蛯名正

2

18

ヌーヴォレコルト

4

1

岩田康

3

8

タッチングスピーチ

3

4

ルメ

2014

1

1

ラキシス

4

3

川田将

2

5

ヌーヴォレコルト

3

1

岩田康

3

15

ディアデラマドレ

4

6

藤岡康

2013

1

3

メイショウマンボ

3

2

武幸四

2

18

ラキシス

3

6

川田将

3

7

アロマティコ

4

5

三浦皇

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ブレイディヴェーグ

3

ローズS(G2)2

ゴールドエクリプス

4

大原S(3勝クラス)1

ハーパー

3

秋華賞(G1)3

ビッグリボン

5

京都大賞典(G2)8

ディヴィーナ

5

府中牝馬(G2)1

アートハウス

4

中山牝馬S(G3)4

ジェラルディーナ

5

オールカマー(G2)6

ククナ

5

小倉記念(G3)6

サリエラ

4

新潟記念(G3)7

シンリョクカ

3

府中牝馬(G2)10

ルージュエヴァイユ

4

府中牝馬(G2)2

ローゼライト

5

新潟牝馬S(L)3

ライラック

4

府中牝馬(G2)3

イズジョーノキセキ

6

府中牝馬(G2)9

マリアエレーナ

5

オールカマー(G2)4

     

マスターと椎名友希が『アルゼンチン共和国杯』の質問に答えます

Q1:京都芝2,200Mの特徴

今年は4年振りに京都での開催となります。阪神で行われた3年は追い込み決着でした。押さえるべきポイントがあれば教えてください。

Q2:ブレイディヴェーグとハーパーの評価

ローズS(G2)2着のブレイディヴェーグ、秋華賞(G1)3着のハーパーについて。ブレイディヴェーグは出遅れて後方からの競馬で直線は進路もなくなりましたが馬群を割って伸びました。勝ち馬のマスクトディーヴァが秋華賞2着と考えると、今回人気でも本命候補としますか?またハーパーは桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着と安定した成績ですが マスターの評価を教えてください。

Q3:府中牝馬(G2)組の評価

府中牝馬S(G2)から1着のディヴィーナ、2着のルージュエヴァイユ、3着のライラック、9着のイズジョーノキセキ、10着のシンリョクカが出走予定です。ディヴィーナは最初かかっていましたが離し逃げをして勝ち、ルージュエヴァイユは後方から外を追い込み、ライラックは中団馬群から馬場の真ん中を追い込み、イズジョーノキセキ、シンリョクカは後方から追い込みましたが伸びませんでした。マスターが今回買いたい馬はいますか?

Q4:オールカマー(G2)組の評価

オールカマーから4着のマリアエレーナ、6着のジェラルディーナが出走予定です。マリアエレーナは8枠で中団馬群から伸び、10番人気でしたが好走しました。ジェラルディーナは出負け気味のスタートで後方馬群から外を追い込みましたが届きませんでした。ジェラルディーナは宝塚記念で後方から早めに捲り気味に動いていきましたがゴール前で後続勢に差され4着でした。マスターの評価を教えてください。

Q5:サリエラの評価

新潟記念から7着のサリエラが出走予定です。スタート悪く、後方馬群から馬群を割っていきましたが届きませんでした。目黒記念では、スローペースを後方から追い込んで3着でした。マスターは新潟記念はあまりレベルが高くないと言っていたと思いますが、人気先行型なのか、展開が向かなかったのか、マスターはどうみますか?

Q6:小倉記念(G3)組の評価

小倉記念から3着のゴールドエクリプス、4着のマリアエレーナ、6着のククナが出走 予定です。ゴールドエクリプスは後方の内目で脚を溜め直線外に出して追い込み、マリアエレーナは3番手から押し切れず、ククナは後方馬群から追い込みましたが届きませんでした。マスターのトラックバイアス表では『ややイン有利』となっていた日でしたが、ゴールドエクリプスは展開に恵まれたとみたほうがいいですか?

Q7:アートハウスの評価

中山牝馬S4着のアートハウスが出走予定です。内の好位を追走しましたが直線は伸びきれませんでした。重馬場の愛知杯ではマリアエレーナに先着、秋華賞ではライラックに先着、ローズSではサリエラに先着しています。今回人気にはならなそうですが、マスターの評価を教えてください。

Q8:ビッグリボンの評価

京都大賞典(G2)8着のビッグリボンが出走予定です。重馬場で、中団馬群で終始窮屈な競馬をしていたように見えました。マーメイドSでは追い込み決着で、後方馬群から伸びて勝ちましたが、今回のメンバーでは厳しいでしょうか?

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