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2003/11/12 2012/10/30

【 エリザベス女王杯2003予想】 第31回エリザベス女王杯

出走日:2003年11月16日(日)
エリザベス女王杯(GⅠ)/京都/定量/2200m(右・芝)

第31回エリザベス女王杯は、無敗の2冠女王カワカミプリンセス(本田)の降着という後味の悪いレースとなった。その第31回エリザベス女王杯を制したのは、フサイチパンドラ(福永祐一)であった。

実は、第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果は、フサイチパンドラを軽視して予想していた。なぜなら、フサイチパンドラは、過去のレースにおいて外枠を引いた時には前に壁を作れないので、折り合いを欠くレースを繰り返し惨敗していたからである。

例えば、フサイチパンドラの桜花賞のレース内容が、外枠を引いたレースの典型である。つまり、第31回エリザベス女王杯では、フサイチパンドラが、8枠15番を引いたことによって、折り合いを欠いてしまう可能性が高いと第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断していたのだ。

しかしレースでは、フサイチパンドラは、折り合いを欠くことなく中段の外を進んだ。そして、フサイチパンドラは、4コーナで手応えが悪くなったカワカミプリンセスを尻目に、抜群の手応えで直線に向いた。

フサイチパンドラは、内から抜け出したカワカミプリンセスには先着されたものの、外から追い込んだ古馬女王スイープトウショウの差しを凌ぎきって、2位入線を果たした。

その後の結果については第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果のファンの方がご存知のように、フサイチパンドラは、カワカミプリンセスの失格による繰り上げで、エリザベス女王杯馬となった。第31回エリザベス女王杯では、フサイチパンドラは、カワカミプリンセスに先着を許したが、この2頭の差は、大外を回ったフサイチパンドラと馬場の真ん中を突いたカワカミプリンセスとのコース取りの差と判断することも出来る。

つまり、フサイチパンドラのレース内容は、カワカミプリンセスに匹敵すると判断して問題ない。更に、フサイチパンドラは、G1で3勝の実績馬スイープトウショウを、同じようなコース取りで破ったことも高く評価できる。

よって、フサイチパンドラは、来年以降の牝馬のG1でも間違いなく上位争いできる能力を秘めている。更に、ハーツクライを破って宝塚記念を勝ったスイープトウショウとの比較を考えると、フサイチパンドラが、牡馬とのG1でも通用してもおかしくないと第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。

但し、フサイチパンドラの折り合い難が解決したとは第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では考えていない。エリザベス女王杯ではシェルズレイ(ルメール)が1000m通過57.4秒という超ハイペースで逃げたことによって、フサイチパンドラは折り合いをつけることができた。

つまり、通常のペースで前に壁を作らなければ、フサイチパンドラは折り合いを欠く可能性が高い。よって、今後も外枠を引いて人気になるようであれば、フサイチパンドラを軽視して予想すべきと第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。

2着には、スイープトウショウ(池添謙一)が追い込んだ。スイープトウショウは、カワカミプリンセスをマークしながらレースを進め、直線では大外から追い込んだものの、フサイチパンドラを交わすことができず、3番手で入線し2着となった。

スイープトウショウは、3歳馬と2キロの斥量差を考えるとよく走っているが、レース内容を考えると去年より衰えたという印象は否めない。

よって、スイープトウショウは、牝馬限定戦なら今後も能力上位であるが、牡馬の一線級が出走するG1レースで以前のように好走する可能性は低いと第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。

3着は、ディアデラアノビア(岩田)であった。これまでのレースでスローペースの展開にもかかわらず安定して追い込んでいたディアデラノビアを第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では高く評価していた。エリザベス女王杯では、ディアデラノビアは、離れた中段からレースを進め、直線では馬場の真ん中を追い込んで3着となった。

つまり、ディアデラノビアは、超ハイペースで久々に展開が嵌ったにも関わらず、5戦連続の3着であった。ディアデラノビアのレースを振り返ると、これまでと同様に内容的に悪くないが、今回は相手が悪かったといえる。

よって、ディアデラノビアは、今後も牝馬同士の重賞なら上位争いをするであろう。但し、ディアデラノビアは、ディープインパクトなどが出走する次走のジャパンカップでは能力的に厳しいと言わざるを得ないと第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。4着は、アサヒライジング(柴田善)が先行して粘り込んだ。

アサヒライジングは、今回も秋華賞と同様に、逃げ馬から離れた3番手を追走し、単騎で逃げているのと同じ状態でレースを進めた。そして、アサヒライジングは、早めに先頭に立ったが、ゴール前で一気に差されて4着となった。

アサヒライジングは、馬群から離れた3番手を単騎逃げと同じ状態でレースを進めたので、アサヒライジングの好走は、展開に恵まれてのものと判断することもできる。しかし、アサヒライジングが、超ハイペースで早めに先頭に立つ横綱競馬で勝ちに行ったことは評価すべきである。

つまり、これらのことを総合評価すると、アサヒライジングは、今後の重賞でも常に注意が必要な存在であると第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。特に、先行できる器用な脚質のアサヒライジングは、第31回エリザベス女王杯は展開しだいで牝馬同士のG1を制覇するチャンスがあると第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では判断している。

人気のカワカミプリンセスは、1位で入線したものの、12着に降着となった。カワカミプリンセスは、中段の外を進んだが、4コーナではかなり手応えが悪く、内を突かざるを得ない状況となってしまった。その後、カワカミプリンセスは、苦しがって内に切れ込んだものの、第31回エリザベス女王杯はそこから底力を発揮して先頭でゴールした。

カワカミプリンセスは、結果として失格になったものの、これだけ苦しい状況でも先頭でゴールしたことから、牝馬同士なら能力が断然であることを示した。

但し、カワカミプリンセスは、4コーナでこれまで以上のズブさを見せており、能力の底を初めて見せた。よって、今回のエリザベス女王杯のレースを見る限り、カワカミプリンセスが牡馬の一線級との対戦(牡馬との混合のG1戦)では通用しない可能性が高いと第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では考えている。

第31回エリザベス女王杯は、無敗の2冠馬カワカミプリンセスが降着によって敗れるという後味の悪いレースとなった。

カワカミプリンセスは、この敗戦を糧に、次走以降でも強さを見せてくれることを第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果では期待している。

但し、牡馬とのレースで人気になるようであれば、第31回エリザベス女王杯の競馬理論の結果は、馬券の期待値を高めるために、カワカミプリンセスを軽視して予想しようと考えている。

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この記事を書いた人
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