レパードステークス(GⅢ)/新潟/馬齢/1800m(左・ダート)
第6回レパードステークスは、1番人気に推されていた2歳チャンピオン馬であるアジアエキスプレス(戸崎圭太)の圧勝で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、2歳チャンピオンの実力を評価しつつも、ユニコーンステークスが負け過ぎであったことを考慮して、アジアエキスプレスを本命に予想できなかった。
レース中、アジアエキスプレスは、スタートを決めると、3番手の外目でレースを進めていた。
そして、アジアエキスプレスは、直線で先頭に並びかけた後は、あっという間に後続を突き放して、第6回レパードステークスを制覇した。
第6回レパードステークスにおけるアジアエキスプレスの勝利という結果は、余裕のある勝ちっぷりで、着差以上に強いレース内容であった。
そのため、今後のダート戦線の競馬予想においてもアジアエキスプレスには高い評価を与えて当然である。
一方で、第6回レパードステークスでは7番人気のクライスマイル(ローウィラー)が2着に入り、逃げ粘った。
競馬理論の競馬予想では、2戦2勝と能力的にまだ底を見せていない点を考慮して、クライスマイルにも高い評価を与えていた。
レース中、クライスマイルは、注文をつけて先手を奪い、マイペースな展開に持ち込んだ。
その後、クライスマイルは、直線になった後はアジアエキスプレスに交わされてしまったが、シブトイ粘り腰を発揮して、最終的に2着を確保した。
第6回レパードステークスにおけるクライスマイルの2着という結果は、アジアエキスプレスに早めに交わされながらも粘ったことは立派である。しかし、スローペースで逃げる展開に恵まれたとも判断できることから、評価自体は微妙であるといわざるをえない。
このことから、能力的にまだ底を見せていないクライスマイルにとっては、次走のレースが試金石の一戦になりそうである。
一方で、9番人気のランウェイワルツ(柴田善臣)が3着に入った。
ランウェイワルツは、中団よりやや後方のラチ沿いで脚をためて、直線になった際に内を突いて脚を伸ばしたが、結果として3着止まりであった。
第6回レパードステークスにおけるランウェイワルツの3着という結果は、クライスマイルの行ったきりの展開で追い込んで走ったことに価値があるが、しかし、これはコースロスのない競馬に恵まれたとも判断できる。
つまり、今後の重賞レース戦線においては、ランウェイワルツに第6回レパードステークス3着馬ほどの高い評価は不要であるいえる。
以上のように、第6回レパードステークスは、アジアエキスプレスの強さだけがきわめて目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、完全復活したアジアエキスプレスの今後の走りにも大いに期待して頂きたい。
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