日本ダービー(G1)/東京競馬場/芝2400m/左/条件:サラブレッド系3歳牡馬・牝馬/賞金:2億円

浜中俊騎手、日本ダービー制覇おめでとうございます!
波乱の日本ダービーでしたが、マスター予想ではダノンキングリー、ヴェロックス、ロジャーバローズは相手に入れていたものの、縦目で決まってしまいました。かなり悔しい結果となりましたが、マスターの振り返りをご覧ください!
イン有利の馬場が波乱を演出した2019年日本ダービー
日本ダービー(2019年)は、単勝1.6倍と断然人気のサートゥルナーリア(レーン)が4着に敗れ、大波乱の決着となった。
その波乱の決着を制したのは、単勝93.1倍の12番人気のロジャーバローズ(浜中俊)であった。
1着:ロジャーバローズ(12番人気)
競馬理論の競馬予想では、イン有利で前が止まらない馬場状態で絶好の1枠を引いたロジャーバローズにもかなり高い評価を与えていた。
レースでは、ロジャーバローズは、リオンリオン(横山武)を行かせて、離れた2番手を追走した。
そして、ロジャーバローズは、直線半ばで先頭に立つと、そのまま押し切り、日本ダービー(2019年)を制覇した。
ロジャーバローズの日本ダービー(2019年)の勝利という結果は、前が止まらない高速馬場で離れた2番手という単騎逃げと同じ状態の展開に恵まれたことは確かだが、ダノンキングリーの追い上げを凌ぎきったことは立派である。
よって、今後のG1戦線の競馬予想では、先行力を生かせる展開になるようであれば、ロジャーバローズに高い評価を与えるべきだが、日本ダービー(2019年)馬というだけで過信は禁物である。
2着:ダノンキングリー(3番人気)
一方、日本ダービー(2019年)では、3番人気のダノンキングリー(戸崎圭太)が2着に入った。
ダノンキングリーは、好位のインで折り合いをつけて、4コーナーでは内目から早くも3番手に浮上した。
そして、ダノンキングリーは、ロジャーバローズとの叩き合いに持ち込んだが、ゴール前では脚色が同じになってしまい、2着止まりであった。
ダノンキングリーの日本ダービー(2019年)の2着という結果は、イン有利の馬場を最大限に生かしたものであり、ロジャーバローズを差せなかったのは距離が影響したものである。
よって、今後のG1戦線の競馬予想では、ダノンキングリーにも常に高い評価を与えるである。
特に、距離を短縮してくるようであれば、ダノンキングリーの評価をさらに上げるべきである。
3着:ヴェロックス(2番人気)
一方、日本ダービー(2019年)では2番人気のヴェロックス(川田将雅)が3着に入った。
ヴェロックスは、好位の外目を追走し、直線でも外からジリジリと伸びたが、上位2頭には離されてしまい、3着を確保するのが精一杯であった。
ヴェロックスの日本ダービー(2019年)の3着という結果は、枠順とコース取りの差によるもので、力負けではない。
また、ヴェロックスは、一旦は外から交わされたサートゥルナーリアを差し替えしたことは立派である。
よって、今後のG1戦線の競馬予想では、展開や条件次第で、ヴェロックスがロジャーバローズ及びダノンキングリーを逆転可能と判断すべきである。
一方、日本ダービー(2019年)では、断然の1番人気に推されたサートゥルナーリアが4着に敗れしまった。
サートゥルナーリアは、スタートで煽ってしまうと、後方の外目からの競馬となった。
そして、サートゥルナーリアは、直線でも大外に持ち出されると一瞬突き抜けるかのような脚を使ったが、ゴール手前で失速してしまい、4着止まりであった。
サートゥルナーリアの日本ダービー(2019年)の4着という結果は、出遅れと前が止まらない馬場で能力を発揮できなかったものであり、むしろあの展開でよく4着まで追い込んだと見ることもできる。
よって、今後のG1戦線の競馬予想では、サートゥルナーリアの巻き返しに注目して当然である。
以上のように、日本ダービー(2019年)は、サートゥルナーリアが敗れたことにより大波乱の決着となった。
ただし、日本ダービー(2019年)は、イン有利で前が止まらない馬場が大きな影響を与えたものである。
競馬理論のファンの方は、混戦の3歳クラシック戦線の穴予想に期待して頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
日本ダービーの記事一覧


