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2023/05/23 2024/05/23

【 日本ダービー2023予想】 ソールオリエンスの2冠制覇なるか?

出走日:2023年05月28日(日)
東京優駿(GⅠ)/東京/定量/2400m(左・芝)

日本ダービー

馬番馬名予想オッズMI値性別斤量馬齢
1ジャスティンミラノ2.2183573
2レガレイラ7.7279553
3シックスペンス10.9376573
4アーバンシック11.2480573
5ダノンエアズロック11.6571573
6コスモキュランダ14.3682573
7シンエンペラー14.6779573
8シュガークン15.6871573
9ショウナンラプンタ21.3971573
10ゴンバデカーブース241075573
11メイショウタバル29.41163573
12ジューンテイク38.81269573
13ビザンチンドリーム38.81369573
14ダノンデサイル43140573
15サトノエピック44.71571573
16エコロヴァルツ45.61675573
17サンライズジパング49.71774573
18ミスタージーティー101.51873573

 

今週は、フルゲート18頭に対して19頭もの出走登録馬があった競馬の祭典日本ダービー(2023年)の予想について解説する。

 

直線でごぼう抜きという衝撃的な強さを見せたソールオリエンスが1番人気となりそうだが、追い込み一手の脚質や荒削りなレースっぷりなどから絶対視は禁物で波乱もあり得る。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、日本ダービーの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

皐月賞組

1着のソールオリエンス(横山武史)・2着のタスティエーラ(レーン)・3着のファントムシーフ(武豊)・4着のメタルスピード(津村明秀)・5着のショウナンバシット(ミルコ・デムーロ)・6着のシャザーン(岩田望)・7着のトップナイフ(横山典弘)・9着のフリームファクシ(吉田隼人)・10着のベラジオオペラ(横山和生)・11着のグリューネグリーン(石川裕紀人)17着のホウオウビスケッツ(丸田恭介)の合計11頭が出走登録している。

 

ソールオリエンス

皐月賞の勝利という結果は、1枠からの発走で行き脚がつかずに後方から早めに外に持ち出し、3~4コーナーでもかなり外に振られながらも、直線だけで16頭をまとめて差し切った上に、2着に1馬身以上の差をつけており、見た目で言えば衝撃的な内容であった。

 

ただし、皐月賞は、混戦模様の中で道悪を意識した各ジョッキーが早めに仕掛けたこともあり、前崩れの展開になったことから、ソールオリエンスはこの展開に恵まれたと見ることもできる。

 

一方で、ソールオリエンスは、3戦3勝と能力的に底を見せておらず、荒削りなレースっぷりからもまだまだ上がり目がありそうでもある。

 

よって、日本ダービーの予想においては、ソールオリエンスにかなり高い評価を与えて当然だが、皐月賞の衝撃的な勝ちっぷりだけで絶対視は禁物である。

 

タスティエーラ

皐月賞の2着という結果は、先行馬総崩れで追い込み馬が上位を独占する展開で、好位を追走した馬の中で唯一掲示板を確保しており、レース内容としてはソールオリエンスと着差ほどの差はない。

 

なお、タスティエーラは、共同通信杯で4着に敗れているが、スローペースの行ったきりの競馬で脚を余したものであり、力負けではなかった。

 

ただし、共同通信杯の内容を見ると、スローの瞬発力勝負よりは、皐月賞のようにある程度ペースが流れて底力比べとなったほうが持ち味を発揮できそうでもある。

 

よって、日本ダービーの予想においては、展開やトラックバイアス次第でタスティエーラがソールオリエンスを逆転可能と判断すべきである。

 

ファントムシーフ

皐月賞の3着という結果は、中団で脚をためて4コーナーでは少し反応が悪く見えたが、直線ではジリジリと脚を伸ばし、上位2頭にこそ伸び負けたが、混戦の3着争いを制した。

皐月賞のレース内容としては、上位2頭には見劣るが、落鉄の影響や道悪適性の差と考えると、これだけで勝負付が済んだと見るのは早計である。

 

実際、ファントムシーフは、行ったきりのスローペースの展開に恵まれたといえども、共同通信杯でタスティエーラを寄せ付けずに勝利を収めている。

 

よって、日本ダービーの予想においては、ファントムシーフの巻き返しにも注目して当然である。

 

メタルスピード

皐月賞の4着という結果は、13番人気を考えるとよく走ったと言えるが、中団の外目で気分良く走る展開に恵まれたので、上位3頭とは少し能力差がある。

よって、日本ダービーでメタルスピードが好走するためには展開など相当の助けが必要と判断すべきである。

 

ショウナンバシット

皐月賞の5着という結果は、道悪適性の高さを生かして、他馬が開けた内を突いて上位に進出し直線だけ外に持ち出すミルコ・デムーロ騎手の好騎乗に恵まれた。

 

よって、日本ダービーの予想においては、ショウナンバシットに高い評価は不要である。

 

シャザーン・トップナイフ・フリームファクシ・ベラジオオペラ・グリューネグリーン・ホウオウビスケッツ

皐月賞のレース内容は、見どころがなかった。

 

よって、日本ダービーの予想においては、シャザーン、トップナイフ、フリームファクシ、ベラジオオペラ、グリューネグリーン及びホウオウビスケッツに高い評価は不要である。

 

なお、この中で巻き返しがあるとすれば、ハイペースを先行して能力を発揮できなかったベラジオオペラくらいである。

 

青葉賞組

1着のスキルヴィング(ルメール)・2着のハーツコンチェルト(松山弘平)が出走を予定している。

 

スキルヴィング

青葉賞の勝利という結果は、トラックバイアスこそフラットだったものの、道中は終始外を回らされて直線でも大外から差し切っており、着差以上に強い内容であった。

 

また、スキルヴィングは3連勝いずれもが着差以上に強い内容で、能力的にも底を見せていない。

 

よって、日本ダービーの予想においては、スキルヴィングにもかなり高い評価を与えるべきだが、急激なメンバー強化でもあるので過剰に人気になるようであれば注意すべきでもある。

 

ハーツコンチェルト

青葉賞の2着という結果は、スキルヴィングをマークする位置でレースを進めたが、直線で伸び負けており、完全に力負けであった。

 

よって、日本ダービーの予想においては、さらなるメンバー強化を考慮すると、ハーツコンチェルトに高い評価は不要である。

 

UAEダービー組

2着のドゥラエレーデ(坂井瑠星)が出走登録している。

 

ドゥラエレーデ

UAEダービーの2着という結果は、初の海外遠征でダートということを考えれば立派だが、日本ダービーの参考にはなりにくい。

 

なお、ドゥラエレーデは、ホープフルステークスを制して、2歳チャンピオンとなっているが、行ったきりの展開を2番手追走から押し切っただけであり、レース内容としての価値は微妙である。

 

また、ドゥラエレーデは、東京スポーツ杯で4着に敗れているように、底力勝負だと分が悪い。

 

よって、日本ダービーにおいてドゥラエレーデが好走するためには、イン前有利のトラックバイアスで楽に先行するなどかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

 

京都新聞杯組

1着のサトノグランツ(川田将雅)が出走を予定している。

 

サトノグランツ

京都新聞杯の勝利という結果は、前残りの展開をきっちり差し切ったことは立派だが、別路線組と比較すると低調なメンバー構成であった感は否めない。

 

よって、日本ダービーの予想においては、3連勝中で能力的に底を見せていない点を考慮しても、サトノグランツに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

毎日杯組

1着のシーズンリッチ(戸崎圭太)・2着のノッキングポイントの合計2頭が出走登録している。

 

シーズンリッチ

毎日杯の勝利という結果は、直線で前がなかなか開かない中をこじ開けたことは立派だが、イン有利のトラックバイアスで内で脚を貯める展開に恵まれたものでもある。

 

また、シーズンリッチは、前残りの展開で楽に先行した共同通信杯で6着に敗れているように、一線級のメンバーに入ると力不足である。

 

よって、日本ダービーの予想においては、シーズンリッチに高い評価は不要である。

 

ノッキングポイント

毎日杯の2着という結果は、コース取りの差を考えると、シーズンリッチとは互角である。

 

ただし、シーズンリッチが共同通信杯で通用していないように、毎日杯は低レベルな一戦であった。

 

よって、日本ダービーの予想においては、ノッキングポイントにも高い評価は不要である。

 

プリンシパルステークス組

1着のパクスオトマニカ(田辺裕信)・7着のトーセントラムの合計2頭が出走を予定している。

 

パクスオトマニカ

プリンシパルステークスの勝利という結果は、7頭立ての少頭数でマイペースで逃げ切ったものであり、レース内容としての価値は低い。

 

よって、日本ダービーの予想においては、パクスオトマニカに高い評価は不要である。

 

トーセントラム

プリンシパルステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、日本ダービーの予想においては、トーセントラムに高い評価は不要である。

 

以上、日本ダービーに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、日本ダービー(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

出走登録馬

マスターと椎名友希が『ダービー』の質問に答えます

Q1:ダービーデーの東京芝2,400m

昨年は追い込んだドウデュースとイクイノックスのワンツーでした。最近のダービーといえば2019年のロジャーバローズの逃げ切り勝ちが印象的ですが、今年も逃げ先行馬に注意はした方がいいですか?

皐月賞上位組の評価

皐月賞上位から1着のソールオリエンス、2着のタスティエーラ、3着のファントムシーフ、4着のメタルスピード、5着のショウナンバシットが出走予定です。ソールオリエンスは後方の外目を追走し、コーナーも大きく回りましたが追い込んで勝ちました。タスティエーラは先行勢の後ろから先に抜け出して粘りました。ファントムシーフは中団の外目から追い込み届きませんでしたが、落鉄があったそうです。メタルスピードはファントムシーフの前を追走し追い込み、ショウナンバシットは後方の内目から直線は真ん中を 伸びました。マスターは『早めに抜け出して2着だったタスティエーラが1番強い』とツイートしていましたが、改めて評価を教えてください。

Q3:皐月賞6着以下の評価

皐月賞下位組から、6着のシャザーン、7着のトップナイフ、9着のフリームファクシ、10着のベラジオオペラ、11着のグリューネグリーンが出走予定です。シャザーンは後方外目、フリームファクシは後方内目からの競馬でした。トップナイフは出遅れて、初めて後方からの競馬で追い込みました。ベラジオオペラとグリューネグリーンは先行して脚が止まりました。前に行った馬が全滅したレースでしたが、マスターが巻き返そうと思う馬はいますか?

Q4:毎日杯(G3)組の評価

毎日杯から1着のシーズンリッチ、2着のノッキングポイントが出走予定です。シーズンリッチは中団の内目、ノッキングポイントは中団の馬群から伸びました。シーズンリッチは直線で進路がなくなりながらも最後まで伸びていて、直線スムーズだったのはノッキングポイントに見えました。シーズンリッチは共同通信杯で6着で、先行しましたがかかっていました。共同通信杯上位のファントムシーフ、タッチウッド、タスティエーラを逆転するのは難しいでしょうか?

Q5:青葉賞(G2)組の評価

青葉賞から1着のスキルヴィング、2着のハーツコンチェルトが出走予定です。スキルヴィングは終始外目追走で、直線も伸びて勝ちました。ハーツコンチェルトは後方から直線は馬群を割って追い込みました。ルメール騎手がファントムシーフではなくスキルヴィングを選んだ、と話題になっていますが、マスターの評価を教えてください。

Q6:京都新聞杯(G2)組の評価

京都新聞杯から1着のサトノグランツが出走予定です。スローペースで、マキシとオメガリッチマンが捲っていき、サトノグランツは中団の馬混みから伸びて接戦で勝ちました。皐月賞14着のマイネルラウレアが5着、毎日杯6着のオメガリッチマンが6着でしたが、今回のメンバーではどのあたりに評価しますか?

Q7:ドゥラエレーデの評価

ホープフルS(G1)1着のドゥラエレーデが出走予定です。スローペースで、逃げたトップナイフを2番手から捉えてハナ差で勝ちました。前走のUAEダービー(G2)はダート戦で、外枠から2番手につけて勝ったデルマソトガケと離されての2着でした。マスターのホープフルS上位組はあまり強くないと言っていたと思いますが、改めてマスターの評価を教えてください。

Q7:パクスオトマニカの評価

プリンシパルS1着のパクスオトマニカについて。少頭数で、スローペースを逃げて勝ちました。前々走のスプリングS(G2)ではスタートが悪く後方から大外を回って5着でした。ベラジオオペラが勝ったレースで、2着のホウオウビスケッツと3着のメタルスピードは内をロスなく乗っていたと思いますが、逆転できる可能性はあるでしょうか?

\なぜプロプランに人数制限しているのか?/
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次回当選: 8/3 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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