【 阪神JF2020予想】 過去データに関する質問にマスターが答えます！

出走回数が少なくても、レースっぷりや戦ってきたメンバーなど、ちゃんと調べると2、3戦見れば大体馬の能力は分かります。ソダシは、札幌2歳Sで逃げた1番人気バスラットレオンを競り潰し、ハイペースで前崩れになっても押し切って勝った強い内容でしたし、サトノレイナスはサフラン賞で、中山のスローの前残りの中差し切り、メイケイエールは、ファンタジーSで折り合いを欠きながら、普通の馬なら惨敗する展開を勝つなど、それぞれ個性は分かります。あとはレースのレベルを見ます。なので、血統は殆ど見ません。また、馬のフォームも、その馬の癖なのであまり重視していません。

最初のコーナー（3コーナー）まで距離が長いので、極端に内が有利、外が不利とかはないコース形態です。最初のコナーまでの距離が長い分、外枠でもいい位置を取ろうと思えば取れるので、意外とペースが落ち着くことが多いです。ただ、阪神JFに関しては、短距離を使った後ここに出てくる馬も多いため、ペースが上がることもあります。

去年は馬場が綺麗で内が有利となりました。例年は京都競馬が終わって阪神の2週目の開催でしたが、今年は京都競馬が改修になったため、阪神6週目の週の開催です。AコースからBコースに替わる2週目ですが、その前に1ケ月使われている馬場なので、例年より内が出にくいかもしれません。ただ、馬場の管理する側も、今年はずっと阪神使うから綺麗にしようって頑張ったりすると、ずっと内が有利になったりすることもあるので、ここが競馬の面白いところだと思います。1枠で馬券に絡んだ馬はすべて「5番人気以内」、ということについては、他の枠も調べたら上位人気が来ている可能性もあるし、これは気にしなくていいです。単純に、その日の馬場を見て、内が出ていたら内側重視、差しが届いていてフラットな状態なら枠は気にしない、というふうに考えるといいと思います

コーナーまでの距離が長い分、基本的に前が有利になりやすいです。スローになれば、前の馬も後ろの馬も脚が溜まっているので、後ろの馬が届かないのです。毎回言っていますが、競馬は逃げ先行が不利っていうコースはあまりないのですが、阪神芝1,600mは、他のコースよりはスローになりやすいので、少し逃げ先行が有利な形態になっていると思います。ただ、阪神JFに出走してくる馬で、芝1,200mとか1,400ｍで勝ってきた馬が多いと勢いがついてペースが上がることがあって、そうすると前が潰れて差しが届くことがあります。

まず、ノーザンファーム生産馬で、お父さんがディープインパクトってなったら、1,200ｍや1,400ｍでデビューさせないことが多いです。来年のクラシックを狙った超良血馬は中長距離1,800mや2,000mを使うからです。逆にダートの1,200mでデビューするレースはノーザンファーム生産馬がいなくて、ノーザンファームと争ってもしょうがないよねっていう馬が多いです。牝馬で1,600mや1,800mを東京や阪神で使ってくるっていうのは、陣営側も相当来年のクラシックを意識していて、そういう馬がやはり結果を出しているというデータだと思います。メイケイエールについては、気性面で短距離しか使えなかった可能性もあるかもしれません。ちなみに今の日本の競馬は、中長距離を使っている馬が一番レベルが高いので、中距離を使っていた馬が1,200mや1,400mのレースに来て穴を開けること多いのもこの理由です。

サトノレイナスの場合は、追い込み一手なので、阪神の芝が差しが届くかどうかがポイントだと思います。差しが届かない馬場なら、単勝2.7倍は過剰人気かなと思います。前残りの馬場だと脚を余す可能性があるので、人気の追い込み馬は危険です。ルメール騎手うんぬんよりは、馬場を見たほうがいいと思います。

ファンタジーSであれだけ折り合いを欠いたメイケイエールに交わされなかったことを考えると、メイケイエールが折り合い付いたらより逆転するのは難しいと思います。ファンタジーSよりだいぶメンバーも強くなっているので、オバールムーンも外の差しが届く馬場になった時にどこまで、といったところだと思います。

僕は当たる確率が一番高いものを予想しています。その中で高配当のものだけ買ってくださいという意味は、的中率は同じなのに配当が高いということは、それだけ馬券の期待値が上がるからです。5%上がったところで、競馬は控除率で20%は損するギャンブルです。5%くらいで競馬で儲けるほど競馬は簡単じゃないので、普段通りに買ってください。