阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)
第66回阪神ジュベナイルフィリーズは、ショウナンアデラが3連勝で2歳女王に輝いた。
競馬理論の競馬予想では、ゴール前で抑える余裕があった着差以上に強い「からまつ賞」の内容から、ショウナンアデラにも高い評価を与えていた。
レースでは、ショウナンアデラは、スタートで出遅れたこともあり、レース前半は後方の馬群の中を進んだ。
直線に入り徐々に外に持ち出されると、ショウナンアデラは馬群の中を後方から追込み他馬をまとめて差し切り、第66回阪神ジュベナイルフィリーズを制覇した。
ショウナンアデラの第66回阪神ジュベナイルフィリーズの勝利は、スローペースを出遅れて馬群の中から差し切った非常に強い内容のレースであった。
よって、2015年のクラシック戦線の競馬予想においてもショウナンアデラに高い評価が与えられるであろう。
一方、2番人気に推されたレッツゴードンキ(浜中俊)は2着止まりであった。 競馬理論の競馬予想では、レベルの高いアルテミスステークスにおいてスムーズな競馬ならば差し切っていた可能性が高い点を考慮し、レッツゴードンキを本命に推した。レースでは、レッツゴードンキは、中団の馬群の中で待機し、直線で前がバラけると鋭い差し脚で一旦は先頭にたったものの、ゴール寸前でショウナンアデラに差されてしまい、2着に敗れてしまった。
レッツゴードンキの第66回阪神ジュベナイルフィリーズの2着という結果は、
ショウナンアデラには力負けであったが、道中で少し折り合いを欠いたことと下がってきた他馬からの影響で位置を下げた不利を考慮すると、大きな差があるわけではないと思われる。
このことから、2015年のクラシック戦線の競馬予想においては、レッツゴードンキにもそれなりの高い評価を与えるべきであろう。
3着には、4番人気のココロノアイ(横山典弘)が入った。
ココロノアイは、中団のラチ沿いで脚をため、直線でも最内から追い込んだが、上位2頭には届かず、3着止まりであった。
ココロノアイの第66回阪神ジュベナイルフィリーズの3着という結果は、終始コースロスのない競馬をしてのものであり、現時点では、上位2頭とは着差以上に力差がある内容であった。
ココロノアイが上位2頭を逆転するためにはかなりの成長が必要と判断すべきである。
以上のように、第66回阪神ジュベナイルフィリーズはショウナンアデラの強さが際立つ内容となった。
競馬理論のファンの方は、ショウナンアデラのクラシック戦線の走りに大いに期待して頂きたい。
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