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2004/12/25 2012/12/17

【 有馬記念2004予想】 第49回有馬記念

出走日:2004年12月26日(日)
有馬記念(GⅠ)/中山/定量/2500m(右・芝)

有馬記念は、結果1着ゼンノロブロイ(ペリエ)、結果2着タップダンスシチー(佐藤哲)、結果3着シルクフェイマス(四位)であった。有馬記念の結果として、ゼンノロブロイとタップダンスシチーの強さだけが目立った。私は、有馬記念の枠順を見たときに、ゼンノロブロイとタップダンスシチーの可能性が最も高いと思っていた。(だから、1点目で予想した)各馬の能力の分析については、号外で発行したメルマガで詳述したので、こちらを参照にしてほしい。最終的な予想結果は、土曜日の芝のレース結果から分析した馬場状態を加味した。
例えば、土曜日のクリスマスCでは、人気薄のニシノシタンがハイペースで逃げて結果3着に残っている。この結果から、中山の芝の状態は、外より内を走る馬が有利である。また、クリスマスCは、勝ち時計が1分32秒7であり、かなり高速結果だった。このことから、「中山の芝は、かなり高速馬場であり、追い込みが届きにくい。」また、有馬記念の舞台である中山の2500mは、スタートしてすぐに3コーナを迎える外枠が不利なコース形態である。

つまり、有馬記念は、先行馬及び内枠が有利となる。そして、「このような馬場状態が味方するのは、ゼンノロブロイ、タップダンスシチー、コスモバルク及びシルクフェイマスの4頭である。」なぜなら、タップダンスシチーは、単騎逃げ濃厚でラチ沿いを走る。また、ゼンノロブロイ、コスモバルク及びシルクフェイマスは、内枠で先行できるからである。実際に私の有馬記念の予想は、本命◎ゼンノロブロイ、対抗○タップダンスシチー、△コスモバルク、△シルクフェイマスであった。結果として、完璧な予想であった。次に、有馬記念の内容を分析する。ゼンノロブロイは、天皇賞、ジャパンカップに続いての完勝で、2億円のボーナスを獲得した。

有馬記念の結果では、ゼンノロブロイの強さも確かだが、ペリエの完璧な騎乗が目を引いた。ペリエは、ライバルをタップダンスシチー1頭に絞って、騎乗していた。ペリエは、有馬記念以外天皇賞及びジャパンカップでは、ゼンノロブロイの行く気に任せてレースをしていた。しかし、ペリエは、有馬記念では、スタート後に気合いをつけてタップダンスシチーの直後の2番手を確保した。ペリエが気合いをつけて先行させなければ、ゼンノロブロイは、タップダンスシチーを交せなかったと思われる。ペリエは、追い込みが届かない中山の芝状態とタップダンスシチーの能力を把握した見事な騎乗をした。

つまり、このようなペリエの騎乗が、ゼンノロブロイに勝利をもたらした。尤も、ゼンノロブロイに、ペリエの騎乗に応える能力があったことも確かだが。ゼンノロブロイとペリエは、人馬一体となった見事な勝利であった。結果2着はタップダンスシチーである。今回の有馬記念では、タップダンスシチーのタフさに頭が下がる。競馬にタラレバはないが、もし順調に使われていれば、結果、タップダンスシチーの圧勝まであったと思われる。タップダンスシチーは、持ち味である緩みのないペースで逃げ粘った。タップダンスシチーは、現在の主流のタメ逃げと、一線を画す競馬をする。つまり、タップダンスシチーは、ハイペースで逃げることによって、後続に脚を使わせてしまう。

これは、タップダンスシチーの能力の高さがあるからこそなせる業である。タップダンスシチーは、有馬記念の結果ではゼンノロブロイに負けたが、能力自体は甲乙つけ難い。有馬記念後も、ゼンノロブロイとタップダンスシチーがGⅠの中心にいることは間違いない。結果3着はシルクフェイマスである。シルクフェイマスは、前走の天皇賞での惨敗結果が理由で、人気が無かった。ただ、天皇賞は、極端に外が不利な馬場状態と、休み明けと敗因がハッキリしていた。シルクフェイマスは、春の天皇賞で結果3着、宝塚記念で結果2着の実績からこれくらい走って当然といえる。

ゼンノロブロイが、春の天皇賞で結果2着、宝塚記念で結果4着ということを考えると、シルクフェイマスは、人気がなさ過ぎといえるが。シルクフェイマスは、有馬記念では、デルタブルースの直後のインを手応えよく走っていた。そして、シルクフェイマスは、4コーナで外に出して追い込み、結果3着となった。シルクフェイマスは、多少展開に恵まれた結果3着という感も否めないが、完璧でない体調を考慮すれば有馬記念後が楽しみである。上位のゼンノロブロイ及びタップダンスシチーの2頭とは、差があるが・・・。

結果4着ダイタクバートラム(武豊)は、武豊の見事な騎乗で掲示板入りを果たした。武豊は、前半、後方のインでダイタクバートラムを死んだふりをさせていた。そして、直線だけの競馬で、ダイタクバートラムを結果4着に押し上げた。ダイタクバートラムの結果4着は、武豊の見事な騎乗に助けられた感が否めない。しかし、ダイタクバートラムは、距離が伸びれば自身の持ち味を発揮する。

結果5着デルタブルース(ボニヤ)は、ゼンノロブロイの直後のインを走っていた。デルタブルースは、その絶好位を走っていたわりに、思ったほど伸びなかった。デルタブルースの敗因は、激戦の疲れ等もあるだろうが、自分から勝ちにいって、このメンバーに勝てる能力がまだ備わっていないからである。ただ、デルタブルースは、10月まで1000万下で走っていた事を考えると、脅威的な成長力を見せている。それを考えると、デルタブルースは来年の天皇賞では楽しみな存在である。コスモバルクは結果11着に惨敗した。コスモバルクは、有馬記念で能力を全く出せなかった。

しかし、コスモバルクは、一線級の中では能力が足りない。その上、コスモバルクは、人気のある馬なので、過剰に人気になる。これを考慮すると、コスモバルクは、有馬記念後出走しても、押さえで十分といえる。有馬記念で、私の第49回有馬記念の競馬理論が少しでも分かっていただけただろうか?皆様が、第49回有馬記念の競馬理論を理解していただき、的中の助けになればと思っている。ただ、私は、競馬を儲けるためには、有馬記念のような本命のレース買うことはお勧めしない。結果として、3連単で250倍の馬券が当たったとしても、ゼンノロブロイのように単勝が2倍前後の軸馬で馬券を買っていては期待値が低くなるからだ。

そして、私の会員の皆さんに対しては、こう述べたい。「今回の有馬記念は見送りして、その余剰資金で、阪神の11Rのブルーショットガン(5人気)を買って欲しい。なぜなら、これこそ、競馬で儲ける方法だからだ。」

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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