アルゼンチン共和国杯(G2)/東京競馬場/芝2500m/左/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:5500万

横山典弘騎手、アルゼンチン共和国杯制覇おめでとうございます!
重賞初制覇を飾ったムイトオブリガード、次走はジャパンCでルメール騎手とコンビを組むとのことです。横山騎手はジャパンCはエタリオウに騎乗、来週のマイルCSではダノンキングリーに騎乗ということで、これは楽しみですね!マスター予想では縦目決着と悔しい結果となりましたが、マスターの回顧、分析を今後の予想にお役立てください!
横山典弘騎手の好騎乗がもたらした勝利
アルゼンチン共和国杯(2019年)は、ハンデ戦で人気が割れる混戦模様であったが、2番人気のムイトオブリガード(横山典弘)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、去年2着の内容からムイトオブリガードにも高い評価を与えていたが、ロスのない競馬で伸びを欠いた目黒記念の内容から少し評価を下げてしまった。
1着:ムイトオブリガード
レースでは、ムイトオブリガードは、逃げ争いをした2頭を行かせて、3番手のインを確保した。
そして、ムイトオブリガードは、直線でも内から一気に突き抜け、アルゼンチン共和国杯(2019年)を制覇した。
ムイトオブリガードのアルゼンチの勝利という結果は、芝の中距離戦ならばトップクラスの能力を持つことを改めて示したが、好位のインの絶好位を追走させた横山騎手の好騎乗に恵まれたものでもある。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、条件次第ではムイトオブリガードに再度高い評価を与えるべきだが、一線級相手で通用するためには展開などかなりの助けが必要と判断すべきである。
2着:タイセイトレイル
一方、アルゼンチン共和国杯(2019年)では、5番人気のタイセイトレイル(戸崎圭太)が2着に入った。
タイセイトレイルは、道中少し行きたがる素振りを見せながらも、後方のインで脚をためた。
そして、タイセイトレイルは、直線でポッカリ開いたインを突いて、混戦の2着争いを制した。
タイセイトレイルのアルゼンチン共和国杯(2019年)の2着という結果は、もう一列前で競馬ができていればと思わせる内容だった一方で、コースロスのない展開に恵まれたものでもある。
よって、今後の重賞戦線でタイセイトレイルが再度好走するためには、展開などの助けが必要である。
3着:アフリカンゴールド
一方、アルゼンチン共和国杯(2019年)で1番人気に推されたアフリカンゴールド(ルメール)は3着止まりであった。
アフリカンゴールドは、中団の馬群の中で脚をためた。
そして、アフリカンは、直線で少し前が詰まって仕掛けが遅れてしまったこともあり、3着止まりであった。
アルゼンチン共和国杯(2019年)のアフリカンゴールドの3着という結果は、1枠ながらもラチ沿いで脚をためられなかった上に、直線で前が塞がる不利を受けてのものであり、レース内容としては一番であった。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、アフリカンゴールドがムイトオブリガード及びタイセイトレイルの上位2頭を逆転してもおかしくないと判断すべきである。
以上のように、アルゼンチン共和国杯(2019年)は、ムイトオブリガードの勝利で幕を閉じた。
なお、アルゼンチン共和国杯(2019年)は、G1の狭間ということもあり、G2にしては寂しいメンバー構成であった。
競馬理論のファンの方は、このことを頭に入れて、次走以降におけるアルゼンチン共和国杯(2019年)組に評価を下して頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
アルゼンチン共和国杯の記事一覧


