アルゼンチン共和国杯(GⅡ)/東京/ハンデ/2500m(左・芝)
目次
東京芝2,500mの特徴からみるアルゼンチン共和国杯 2020
東京芝2,500mについて教えてください。
東京2,500mは、目黒記念とアルゼンチン共和国杯でしか使われない特殊な条件です。そのため、サンプルが少なすぎて過去のデータはあまり参考になりません。ただし、基本的には、能力が反映されやすいコースだとは思います。
枠順別成績からみるアルゼンチン共和国杯 2020
以下、枠順別成績(過去20年)です。ばらつきがありますが、2008年以降は8枠の成績が特に悪いそうです。今年もフルゲート(18頭)になりそうなので、8枠は不利と考えていいのでしょうか?
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
1枠 | 1-2-5-29 | 2.7% | 8.1% | 21.6% | 11.9% | 170.8% |
2枠 | 0-5-3-30 | 0.0% | 13.2% | 21.1% | 0.0% | 112.4% |
3枠 | 1-1-3-33 | 2.6% | 5.3% | 13.2% | 22.4% | 65.5% |
4枠 | 7-2-0-29 | 18.4% | 23.7% | 23.7% | 142.4% | 60.3% |
5枠 | 3-4-0-31 | 7.9% | 18.4% | 18.4% | 54.2% | 43.9% |
6枠 | 0-1-3-36 | 0.0% | 2.5% | 10.0% | 0.0% | 38.3% |
7枠 | 5-3-5-27 | 12.5% | 20.0% | 32.5% | 79.0% | 81.0% |
8枠 | 3-2-1-35 | 7.3% | 12.2% | 14.6% | 752.2% | 87.1% |
そこまで枠順の有利不利はないと思いますが、ダービーウィークはイン有利の馬場となる傾向があるため、目黒記念がイン有利となり、外枠が不利な傾向となっている気がします。
脚質別成績(過去5年)からみるアルゼンチン共和国杯 2020
以下、東京芝2500mの過去5年の脚質別傾向です。差し勢が優勢となっています。長距離ですがゴール前の瞬発力は必要になるのでしょうか?
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
逃げ | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% |
先行 | 1-2-3-15 | 4.8% | 28.6% |
差し | 4-2-3-23 | 12.5% | 28.1% |
追込 | 1-2-0-26 | 3.4% | 0.0% |
中長距離戦なのでペースが落ち着きやすいと思います。そのため、瞬発力勝負となることが多く、切れ味がある馬が好走する事が多いと思います。
種牡馬別成績(過去5年)から見るアルゼンチン共和国杯2020
以下、過去5年の東京芝2500mの牡馬別成績データです。ディープインパクト産駒の成績が振るいません。スタミナが必要なコースだからここでは厳しいという人がいました。中長距離は特に血統を重視したほうがいいのでしょうか?
順位 | 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
1 | ハーツクライ | 3-2-0-19 | 12.5% | 20.8% | 20.8% | 104.2% | 54.6% |
2 | ステイゴールド | 2-0-3-13 | 11.1% | 11.1% | 27.8% | 67.2% | 63.3% |
3 | キングカメハメハ | 2-0-2-12 | 12.5% | 12.5% | 25.0% | 197.5% | 105.0% |
4 | ルーラーシップ | 1-1-0-4 | 16.7% | 33.3% | 33.3% | 80.0% | 51.7% |
5 | カンパニー | 1-0-0-3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% | 442.5% | 125.0% |
6 | スクリーンヒーロー | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% | 105.0% | 60.0% |
7 | ロードカナロア | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% | 205.0% | 100.0% |
8 | ディープインパクト | 0-4-3-20 | 0.0% | 14.8% | 25.9% | 0.0% | 104.8% |
9 | ネオユニヴァース | 0-1-1-5 | 0.0% | 14.3% | 28.6% | 0.0% | 45.7% |
10 | ジャングルポケット | 0-1-0-5 | 0.0% | 16.7% | 16.7% | 0.0% | 86.7% |
中長距離は確かに血統で適性がある程度は分かります。ただし、東京2,500mの過去5年の傾向はあまりにサンプルが少ないため、このデータだけでディープインパクト産駒が駄目で、ハーツクライ産駒がいいという話にはならないと思います。
小さい馬は不利?ハンデ戦からみるアルゼンチン共和国杯 2020
アルゼンチン共和国杯はハンデ戦ですが、一般的にハンデ戦は馬体重が大きければあまり関係なく、小さい馬なら斤量が堪えるというのはあるのでしょうか?
ハンデは、確かに馬体重の小さい馬のほうが受ける影響は大きいと思います。ただし、馬体重が大きければ関係ないというほどではないと思います。
何キロを重視?斤量別成績からみるアルゼンチン共和国杯 2020
過去10年の斤量別成績です。56キロの勝率が高いです。その年の出走馬によって違うと思うのですが、56キロ当たりを重視したほうがいいのでしょうか。また、今回斤量が軽いのは、ゴールドギア(53キロ)、オーシャンビュー(50キロ)、ヒュミドール(51キロ)です。2018年はマコトガラハッド(51キロ)が11番人気で3着となりました。出走メンバーに斤量の軽い馬がいた場合、1着はなくとも3着にくる可能性はあるとみて、注意するべきでしょうか?
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 1着シェア | 3内シェア |
~48kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
49kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
50kg | 0-0-0-4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
51kg | 0-0-2-7 | 0.0% | 0.0% | 22.2% | 0.0% | 6.7% |
52kg | 0-0-1-5 | 0.0% | 0.0% | 16.7% | 0.0% | 3.3% |
53kg | 0-1-0-16 | 0.0% | 5.9% | 5.9% | 0.0% | 3.3% |
54kg | 0-0-1-25 | 0.0% | 0.0% | 3.8% | 0.0% | 3.3% |
55kg | 1-4-5-23 | 3.0% | 15.2% | 30.3% | 10.0% | 33.3% |
56kg | 6-2-0-17 | 24.0% | 32.0% | 32.0% | 60.0% | 26.7% |
56.5kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
57kg | 2-1-0-18 | 9.5% | 14.3% | 14.3% | 20.0% | 10.0% |
57.5kg | 0-1-1-2 | 0.0% | 25.0% | 50.0% | 0.0% | 6.7% |
58kg | 1-0-0-8 | 11.1% | 11.1% | 11.1% | 10.0% | 3.3% |
58.5kg | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% | 0.0% | 3.3% |
59kg | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
59.5~ | 0-0-0-0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
これもあまりにサンプルが少なすぎるため、このデータだけで、ハンデが56キロの馬が有利と判断するのは危険です。馬の能力とハンデを加味して、予想することが大切だと思います。
アールスターとサトノルークスの比較からみるアルゼンチン共和国杯 2020
小倉大賞典では、内を突いた10番人気のアールスターが1着、2番人気のサトノルークスは11着となりました。アールスターは新潟記念で大敗しましたが、新潟の外のコースをとれなかったとも見れると思うのですが、人気はサトノルークスの方が大分高いです。やはり能力はサトノルークスの方が上なのでしょうか?
アールスターの小倉大賞典の勝利は、イン有利の馬場でロスのないコース取りに恵まれただけなので、レース内容としては強くありません。そのため、今回も好走する可能性は低いです。サトノルークスは、菊花賞2着が非常に強い内容だったので、その時の走りだけできれば通用すると思います。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。