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第35回ジャパンカップは、4歳牝馬のショウナンパンドラ(池添謙一)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、能力的にはショウナンパンドラにラブリーデイと互角の評価を与えていたが、ラブリーデイがイン有利の馬場で1枠を引いた点を重視し、本命には出来なかった。
レースでは、ショウナンパンドラは、中団のラブリーデイをマークするような位置で競馬を進めた。
そして、ショウナンパンドラは、直線では外に出さずに馬群を割って伸びると、内で粘る2頭をきっちりと差し切り、第35回ジャパンカップを制覇した。
ショウナンパンドラの第35回ジャパンカップの勝利という結果は、外を回らされて負けて強しの内容だった天皇賞でも示したように、牡馬の一線級相手でも互角以上の能力があることを改めて示した。
よって、次走の有馬記念の競馬予想においても、ショウナンパンドラにはかなり高い評価を与えるべきである。
一方、第35回ジャパンカップでは、7番人気のラストインパクト(ムーア)が2着に入った。
ラストインパクトは、中団よりやや後方のインを追走し、直線でも最内を突くと一気に伸び、一旦は先頭に立ったが、ゴール寸前でショウナンパンドラに差されてしまい、2着止まりであった。
ラストインパクトの第35回ジャパンカップの2着という結果は、イン有利の馬場で終始ロスのない競馬をさせたムーア騎手の好騎乗によるものであり、レース内容としては国際G1で2着ほどの価値はない。
よって、今後の重賞戦線においては、ラストインパクトを第35回ジャパンカップ2着馬というだけで過大評価すべきでない。
一方、第35回ジャパンカップで競馬理論が本命に予想した1番人気のラブリーデイ(川田将雅)は3着に敗れてしまった。
ラブリーデイは、好位を追走していたが、向こう正面で包まれることを嫌い、外に持ち出された。
そして、ラブリーデイは、直線で外から早めに先頭に立ったが、内と外から差されてしまい、3着に敗れてしまった。
ラブリーデイの第35回ジャパンカップの3着という結果は、イン有利の馬場にもかかわらず1枠を生かせなかった川田騎手の騎乗ミスによるものだが、速いペースを自ら勝ちに行く競馬で能力の高さは示した。
よって、有馬記念の競馬予想においては、器用な先行力を生かせる展開や馬場になるようであれば、ラブリーデイが巻き返す可能性は高いと判断すべきである。
以上のように、第35回ジャパンカップは、ショウナンパンドラの2年ぶりの牝馬の勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、ショウナンパンドラの今後の走りにも大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。