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2022/11/22 2022/11/25

【 ジャパンカップ2022予想】 シャフリヤールの巻き返しなるか?

出走日:2022年11月27日(日)
ジャパンカップ(GⅠ)/東京/定量/2400m(左・芝)

今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録馬にとどまったジャパンカップ(2022年)の競馬予想について解説する。

 

今年は、去年の日本ダービー馬シャフリヤールが人気を集めそうだが、去年3着に敗れているように能力が抜けているわけではないが、能力的に通用しない馬も多い。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、ジャパンカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

天皇賞秋組

3着のダノンベルーガ(川田将雅)・5着のシャフリヤール(Cデムーロ)・6着のカラテ(菅原明)・8着のユーバーレーベン(Mデムーロ)の合計4頭が出走登録している。

 

ダノンベルーガ

天皇賞秋の3着という結果は、後方追走から直線では内を突いて伸びたが、イクイノックスには少し切れ負けしてしまった。

 

ただし、ダノンベルーガ自身も上がり32秒8の脚を使っており、強い内容であった。

 

また、ダノンベルーガは、皐月賞や日本ダービーでこそ不利な馬場や展開で4着に敗れているが、レベルの高い共同通信杯では皐月賞馬ジオグリフを寄せ付けずに勝利している。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、天皇賞を制したイクイノックス不在のメンバー構成を考慮すると、ダノンベルーガにかなり高い評価を与えて当然である。

 

シャフリヤール

天皇賞の5着という結果は、好位の外目追走から直線ではジリジリと伸びたが、海外遠征帰りの分だけ伸び負けた。

 

なお、シャフリヤールは、去年のジャパンカップでも3着に好走しているだけでなく、去年の日本ダービーでエフフォーリアを差し切っており、東京2400mは得意な舞台である。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、叩き2走目で上がり目がありそうなシャフリヤールが去年の雪辱を果たす可能性も高いと判断すべきである。

 

カラテ・ユーバーレーベン

天皇賞の敗戦は、気分良く走れる位置を追走してのものであり、着順ほどの価値はない。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、カラテ及びユーバーレーベンに高い評価は不要である。

 

京都大賞典組

1着のヴェラアズール(ムーア)・2着のボッケリーニ(浜中俊)・13着のユニコーンライオンが出走を予定している。

 

ヴェラアズール

京都大賞典の勝利という結果は、出遅れた上にスローペースの展開を直線だけで大外から突き抜けて2馬身半もの差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、このときの2着馬は目黒記念馬ボッケリーニであり、極端に低レベルだったわけでもない。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、急激に力をつけているヴェラアズールにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

ボッケリーニ

京都大賞典の2着という結果は、中団のインを気分よく追走したが、ヴェラアズールにあっという間に交わされてしまった。

 

なお、ボッケリーニは、目黒記念を制しているが、弱いメンバー構成とスローペースを好位から追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ボッケリーニに高い評価は不要である。

 

ユニコーンライオン

京都大賞典の13着という結果は、楽に逃げたが簡単に止まってしまった。

 

なお、ユニコーンライオンは、次走の福島記念を制しているが、小回りの福島且つ一線級不在の弱いメンバー構成によるものである。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ユニコーンライオンにも高い評価は不要である。

 

エリザベス女王杯組

2着のウインマリリン・5着のデアリングタクト(マーカ)・16着のウインマイティーの合計3頭が出走登録している。

 

ウインマリリン

エリザベス女王杯の2着という結果は、ハイペースの前崩れの展開の中で先行して唯一粘り込んでおり、負けて強しの内容であった。

 

また、ウインマリリンは、札幌記念でジャックドール及びパンサラッサと差のない競馬をしているだけでなく、牡馬相手の日経賞やオールカマーをも制している。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ウインマリリンにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

デアリングタクト

エリザベス女王杯の5着という結果は、外枠の馬が上位を独占する馬場で内の荒れたところを通らされたと見れば同情の余地がある。

 

なお、デアリングタクトは、3冠牝馬である上に、一昨年のジャパンカップでも3着に好走している。

 

その後、デアリングタクトは、調子を崩してしまったが、宝塚記念で3着と復調気配を窺わせていた。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ピークを過ぎた感こそ否めないものの、デアリングタクトにも押さえ程度の評価を与えるべきである。

 

ウインマイティー

エリザベス女王杯のレース内容は見どころがなかった。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ウインマイティーに高い評価は不要である。

 

オールカマー組

7着のヴェルトライゼンデが出走登録している。

 

ヴェルトライゼンデ

オールカマーの7着という結果は、イン有利の馬場で外を回らされたことを考慮すると、着順ほど悲観すべき内容ではないが、見どころもなかった。

 

なお、ヴェルトライゼンデは、後のエリザベス女王杯馬ジェラルディーナを破って鳴尾記念を制しているが、好位のインを追走するロスのない展開に恵まれた。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ヴェルトライゼンデに高い評価は不要である。

 

アルゼンチン共和国杯組

2着のハーツイストワール(武豊)・5着のテーオーロイヤル(菱田裕二)の合計2頭が出走を予定している。

 

ハーツイストワール・テーオーロイヤル

アルゼンチン共和国杯の結果は、直線での不利を考慮すると、勝ち馬とは互角だったが、勝ち馬がブレイクアップであったことからも、低レベルな一戦であったことは否めない。

 

よって、ジャパンカップの予想においては、ハーツイストワール及びテーオーロイヤルに高い評価は不要である。

 

外国調教馬

オネスト・グランドグローリー・シムカミルの3頭が出走を予定している。

 

オネスト・グランドグローリー・シムカミル

近年の日本の競馬のレベルの高さを考慮すると、外国調教馬が通用する可能性は低い。

 

以上、ジャパンカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ジャパンカップ(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

マスターと椎名友希が『ジャパンC』の質問に答えます

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2021

1

2

コントレイル

4

1

福永祐

2

7

オーソリティ

4

3

福永祐

3

4

シャフリヤール

3

2

川田将

2020

1

2

アーモンドアイ

5

1

ルメ

2

6

コントレイル

3

2

福永祐

3

5

デアリングタクト

3

3

松山弘

2019

1

5

スワーヴリチャード

5

3

マー

2

1

カレンブーケドール

3

5

津村明

3

2

ワグネリアン

4

2

川田将

2018

1

1

アーモンドアイ

3

1

ルメ

2

8

キセキ

4

4

川田将

3

11

スワーヴリチャード

4

2

デム

2017

1

1

シュヴァルグラン

5

5

ボウ

2

2

レイデオロ

3

2

ルメ

3

4

キタサンブラック

5

1

武豊

2016

1

1

キタサンブラック

4

1

武豊

2

12

サウンズオブアース

5

5

デム

3

17

シュヴァルグラン

4

6

福永祐

2015

1

15

ショウナンパンドラ

4

4

池添謙

2

6

ラストインパクト

5

7

ムー

3

1

ラブリーデイ

5

1

川田将

2014

1

4

エピファネイア

4

4

スミ

2

1

ジャスタウェイ

5

3

福永祐

3

15

スピルバーグ

5

6

北村宏

2013

1

7

ジェンティルドンナ

4

1

ムー

2

9

デニムアンドルビー

3

7

浜中俊

3

5

トーセンジョーダン

7

11

ビュ

2012

1

15

ジェンティルドンナ

3

3

岩田康

2

17

オルフェーヴル

4

1

池添謙

3

13

ルーラーシップ

5

2

ウィ

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

シャフリヤール

4

天皇賞()(G1)5

ヴェルトライゼンデ

5

オールカマー(G2)7

ダノンベルーガ

3

天皇賞()(G1)3

シャドウディーヴァ

6

府中牝馬S(G2)7

ボッケリーニ

6

京都大賞典(G2)2

ハーツイストワール

6

アルゼンチン共和国杯(G2)2

ユーバーレーベン

4

天皇賞()(G1)8

     

ヴェラアズール

5

京都大賞典(G2)1

グランドグローリー

6

凱旋門賞(G1)5

テーオーロイヤル

4

アルゼンチン共和国杯(G2)6

シムカミル

3

ニエル賞(G2)1

カラテ

6

天皇賞()(G1)6

オネスト

3

凱旋門賞(G1)10

Q1:東京芝2,400mの特徴

東京芝2,400mの特徴を教えてください。過去データを見ると1~3枠がよく来ていますが内枠を引けばかなりのプラスと考えたほうがいいでしょうか?

Q2:天皇賞(秋)(G1)組の評価

天皇賞秋から4番人気3着のダノンベルーガ、3番人気4着のシャフリヤール、9番人気6着のカラテ、10番人気8着のユーバーレーベンが出走予定です。ダノンベルーガは後方から内を伸び、シャフリヤールは中団から伸びきれず、カラテは前にいたマリアエレーナが受けた不利の影響があったように見えました。パンサラッサがハイペースで大逃げをうちましたがその後ろはスローペースになったレースで、ユーバーレーベンは直線伸びませんでした。シャフリヤールは3歳2頭に完敗したようにみえましたが、ジャパンCの叩きだった、という人も多いようです。マスターの評価を教えてください。

Q3:アルゼンチン共和国杯(G2)組の評価

アルゼンチン共和国杯から、5番人気2着のハーツイストワール、1番人気6着のテーオーロイヤルが出走予定です。逃げたキングオブドラゴンがラチに激突し、後ろの馬たちに影響を与えたレースでしたが、テーオーロイヤルも大きく不利があったと思います。不利がなければ勝てたレースだったでしょうか?

Q4:京都大賞典(G2)組の評価

京都大賞典から2番人気1着のヴェラアズール、1番人気2着のボッケリーニが出走予定です。ヴェラアズールは後方の馬混みにいましたが直線伸びて勝ち、ボッケリーニは中団の内から伸びました。マスターは京都大賞典はあまりレベルが高くない、と言っていたと思いますが、今回のメンバーでは厳しいでしょうか?

Q5:オールカマー(G2)組の評価

オールカマーから4番人気5着のテーオーロイヤル、3番人気7着のヴェルトライゼンデが出走予定です。1番人気のソーヴァリアントがずるずると下り(心房細動)、内を通った馬のワンツースリーとなったレースです。テーオーロイヤルとヴェルトライゼンデは外を回っていました。ヴェルトライゼンデは鳴尾記念では内をロスなく追走して勝ち、ジェラルディーナは2着でした。鳴尾記念のように内枠を引けばチャンスはあるでしょうか?またマスターはどちらを上に評価しますか?

Q6:海外組の評価

フランスからグランドグローリー、オネスト、シムカミルが出走します。グランドグローリーは昨年のジャパンカップで、内を追走して最後もじりじり伸びて8番人気5着でした。シャフリヤールは2番人気3着でしたが、力差は大きいでしょうか?ニエル賞(G2)勝ち馬のシムカミルはドウデュースに勝っていますが、馬場が違うので比較にはなりにくいですか?今年は日本馬が手薄な印象がありますが、久しぶりに海外馬が馬券に絡む可能性はあるのでしょうか?また、椎名さんが注目している馬がいたら教えてほしいです。

Q7: 中1週組の評価

エリザベス女王杯(G1)からウインマリリン、デアリングタクト、ウインマイティー、福島記念からユニコーンライオンが出走登録しています。エリザベス女王杯のデアリングタクトは終始馬に囲まれて厳しい展開だったと思いますが、マスターの評価を教えてください。また、福島記念のユニコーンライオンは絡まれずに逃げれば強いなと感じました。中1週で出走するかは分かりませんが、出走してきたらマスターが評価をしたい馬はいますか?

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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