ヴィクトリアマイル(G1)/東京競馬場/芝1600m/左/条件:サラブレッド系4歳以上牝馬/賞金:9000万円

ヴィクトリアマイル(2019年)は、単勝一番人気のラッキーライラック(石橋脩)でも4.3倍と人気が割れる大混戦模様であったが、5番人気のノームコア(レーン)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、中山牝馬ステークスは前が壁になったので度外視可能な上に紫苑ステークスの圧勝劇だけ走れば通用すると判断し、ノームコアにも高い評価を与えていた。
目次
1着:ノームコア
レースでは、ノームコアは出遅れ気味のスタートながらもすぐに巻き返して、中団の馬群の中を追走した。
そして、ノームコアは、直線でラッキーライラックの外に進路を取ると、上位4頭の叩き合いを制して、ヴィクトリアマイル(2019年)を制覇した。
ノームコアのヴィクトリアマイル(2019年)の勝利という結果は、絶好調のレーン騎手の好騎乗によるものでもあるが、近走で人気になり続けていた実力を改めて示した。
よって、今後のG1戦線においても、ヴィクトリアマイル馬としてノームコアに高い評価を与え続けて当然である。
2着:プリモシーン
一方、ヴィクトリアマイル(2019年)では、4番人気のプリモシーン(福永祐一)が2着に追い込んだ。
競馬理論の競馬予想では、3歳牝馬ながら牡馬を破った関屋記念の強い内容から、プリモシーンにもそれなりの高い評価を与えていた。
レースでは、プリモシーンは、ノームコアの一列後ろの馬群の中で脚をためた。
そしてプリモシーンは、直線で外に持ち出されると、上がりナンバーワンの33秒0の脚を使ったが、ノームコアにはクビ差だけ届かず、2着止まりであった。
プリモシーンのヴィクトリアマイル(2019年)の2着という結果は、時計的にもよく走っており、勝ったノームコアが強すぎただけである。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、堅実にいい脚を使うプリモシーンにもかなり高い評価を与えるべきであり、差しが届く展開になるようであればノームコアを逆転可能とまで判断すべきである。
3着:クロコスミア
一方、ヴィクトリアマイル(2019年)では、11番人気のクロコスミア(戸崎圭太)が3着に入った。
クロコスミアは、好位のインで脚をためて、直線でもジリジリとしぶとく脚を使って3着を確保した。
クロコスミアのヴィクトリアマイル(2019年)の3着という結果は、好位のインでロスのない競馬だったにせよ、逃げない競馬で好走できたことは今後に繋がる。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想では、脚質に幅が出てきたクロコスミアにも注意を払うべきである。
以上のように、ヴィクトリアマイル(2019年)は、ノームコアの勝利で幕を閉じた。
なお、ノームコアに騎乗したレーン騎手は、他のレースでも勝ち星を量産しており、残りの春のG1戦線でも有力馬に騎乗する。
競馬理論のファンの方は、今後も若き天才レーン騎手の騎乗に大いに注目して頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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