天皇賞・春(G1)/京都競馬場(2022年阪神競馬場)/芝外3200m/右/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:1億3200万円

天皇賞春(2019年)は、1番人気の菊花賞馬フィエールマン(ルメール)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、仕掛けが遅れたアメリカジョッキークラブカップの強い内容及び浅いキャリアで制した菊花賞の内容から、フィエールマンにかなり高い評価を与えていたが、対抗評価にとどめてしまった。
フィエールマン
レースでは、フィエールマンは、出負け気味のスタートだったが、すぐに巻き返して中団の外目を進んだ。
そして、フィエールマンは、4コーナーの入り口で馬なりのまま先頭に立つと、グローリーヴェイズとの叩き合いを制して、天皇賞春(2019年)を制覇した。
フィエールマンの天皇賞春(2019年)の勝利という結果は、早め先頭で押し切る横綱競馬によるものであり、着差以上に強い内容であった。
よって、今後の中長距離のG1戦線においては、フィエールマンに常に本命級の高い評価を与えて当然である。
グローリーヴェイズ
一方、天皇賞春(2019年)では6番人気のグローリーヴェイズ(戸崎圭太)が2着に入った。
グローリーヴェイズは、フィエールマンをマークするように、中団の外目を進んだ。
そして、グローリーヴェイズは、直線の入り口で抜群の手応えのままフィエールマンに並びかけてマッチレースに持ち込んだが、交わすことはできず、2着止まりであった。
グローリーヴェイズの天皇賞春(2019年)の2着という結果は、フィエールマンにこそ若干力負けの感はあるが、3着以下を6馬身も離しており、負けて強しの内容であった。
よって、今後の中長距離戦線の競馬予想では、展開や条件次第で、グローリーヴェイズがフィエールマンに迫ってもおかしくないと判断すべきである。
パフォーマプロミス
一方、天皇賞春(2019年)では、8番人気のパフォーマプロミス(北村友一)が3着に入った。
パフォーマプロミスは、好位の馬群の中で脚をため、直線でも馬場の真ん中でしぶとく脚を使い、エタリオウ(ミルコ・デムーロ)との叩き合いを制して、3着を確保した。
パフォーマプロミスの天皇賞春(2019年)の3着という結果は、上位2頭に大きく離されてしまったが、強敵相手の3着は立派である。
よって、今後の中長距離戦線の競馬予想では、メンバー次第ではあるものの、パフォーマプロミスにも多少の注意を払うべきである。
以上のように、天皇賞春(2019年)は、フィエールマンの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、今後のフィエールマンの走りにも大いに期待して頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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