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2005/05/01 2012/11/20

【 天皇賞(春)2005予想】 第131回天皇賞・春

出走日:2005年05月08日(日)
天皇賞(春)(GⅠ)/京都/定量/3200m(右・芝)

今年の天皇賞・春の結果は、去年の天皇賞・春の結果と同様に大荒れの一戦となった。しかし、今年の天皇賞・春の結果の場合、人気がかなり割れていたように、どの馬が勝っても不思議のないレースであった。なぜなら、実績上位のリンカーン(福永祐一)、ヒシミラクル(角田晃一)、シルクフェイマス(四位弘文)及びザッツザプレンティ(岩田康誠)が、近走の成績から万全とはいえない。また、前哨戦を快勝したサンライズペガサス(幸英明)は、距離延長が微妙である。このように、どの馬も不安要素がある混戦レースであった。

そして、今年の天皇賞・春の結果は、実際にかなりの低レベルな結果となってしまった。今年の京都の芝は、近年の天皇賞・春の結果の芝と比較しても稀な程高速な馬場であった。これは、直前のレースの烏丸ステークス(準オープン)が2400m2分23秒という好時計で結果が出たことからも分かる。その馬場で、天皇賞・春の結果は、3分15秒5という極めて平凡な時計の結果となった。つまり、この時計は、普通のオープン馬なら走れて当然の時計である。

そのため、天皇賞・春の結果は、上がりの競馬となってしまい、コース取りが明暗を分けた。勝ったスズカマンボ(安藤克己)は、馬の能力もさることながら安藤克己の見事な騎乗が目立った。スズカマンボは、道中無駄な脚を使わないように終始インで待機し、4コーナでもバラけたインから差しきった。有力馬が外を回って上がりの競馬で不発に終わったのに対し、スズカマンボは、無駄な距離を走らず上がりの競馬を見方につけた結果となった。

スズカマンボは、天皇賞・春の結果馬となった。しかし、スズカマンボは、すべてが完璧に決まった勝利であり、強い馬がでてくる今後のGⅠで人気になったら押さえにすべきと競馬理論では判断している。2着には、ビッグゴールド(和田竜二)が粘り込んだ。ビッグゴールドは、シルクフェイマスの大逃げの二番手を追走した。

この位置は、単騎で逃げているのと同じ状態であり、展開に恵まれたといえる。そして、ビッグゴールドは、4コーナーで逃げていたシルクフェイマスのインに潜り込みそのまま2着に粘りきった。ビッグゴールドの2着は、低調な結果に最も恵まれた結果といえる。

ビッグゴールドの実力は、この天皇賞・春の結果のメンバーでは下から数えて数番目といえる。しかし、先にも述べたように、今年の天皇賞・春の結果の時計は、オープン馬であれば走れる程度のレベルである。そのため、ビッグゴールドは、2着に粘った。

よって、ビッグゴールドは、次走以降、GⅢクラスでも通用するのは難しいと競馬理論では判断している。3着はアイポッパー(藤田伸二)であった。アイポッパーはスタートで出遅れる不利があったが、2週目の3コーナ辺りから徐々に上位に進出し、3着まで差してきた。アイポッパーは、スローな流れを克服して差してきたように、天皇賞・春の結果で一番内容のあるレースをした。

よって、アイポッパーは長距離の重賞ならば今後も目が離せない存在と競馬理論では判断している。今年の天皇賞・春の結果は、低レベルの結果となった。よって、今後のGⅠ路線では、天皇賞・春の結果組をあまり重視する必要はない。ゼンノロブロイ及びタップダンスシチーが復帰すれば当然この二頭が主役となるであろう。

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この記事を書いた人
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