関屋記念(G3)/新潟競馬場/芝外1600m/左/条件:サラ系3歳以上/賞金:3800万円

<動画テキスト版>
こんにちは、予想屋マスターです。
今週は関屋記念についてお話をしたいと思います。
関屋記念ですが、18頭と頭数が揃ったことと、3歳馬のケイデンスコールが人気になりそうということで、初対戦の馬も多いですし、かなり混戦模様で波乱の可能性まであるのかな、と思っております。
(以下テキスト版の続きです。動画と合わせてご覧ください)
【2019 関屋記念】ステップレースから見る有力馬の分析
それでは過去のレースを振り返っていきますが、マイルチャンピオンシップですね。
マイルチャンピオンシップ
このメンバーからは、ミッキーグローリーが出走してきます。
1着から3着が、1番2番3番と内側が占めた、かつ、先行勢が残った展開を、ミッキーグローリーは、実は後方から追い込んで5着でした。
この内容ですね、内側を通った馬が上位を独占した中で、この追い込みの5着はかなり価値があったのかな、と思います。
内容としては、勝ち馬に等しい、という評価でいいかと思います。
このレース、実は4着にカツジが追い込んでいて、外枠から追い込んだように見えたんですが、実はこの後方のインコースに潜り込んでの4着なので、そういう意味では、ミッキーグローリーは、カツジとはちょっと内容が違う5着だったので、今回は長期休養明けですが、やはりこれだけ強い馬であると、最初から注意が必要なのかな、と思っております。
新潟大賞典
このメンバーからロシュフォールが出走してきます。
このメンバー、かなり強いですね。
メールドグラースは重賞3連勝。
ミッキースワローも、このあと七夕賞制覇。
ルックトゥワイスがこのあと目黒記念ですね。
あとその下も、例えばスズカデヴィアスが巴賞を勝ったり、惨敗馬もかなり好走しているので、そういうことを考えると、この3着はかなり価値があるのかな、と思います。
レースもですね、後方から追い込んでの3着だったので、レース内容としてはですね、この時の2着馬のミッキースワローと遜色がないです。
前回ですね、ロシュフォールは七夕賞で惨敗してしまったんですが、ああいう小回りの忙しい競馬よりは、新潟コースの、どちらかというとペースが落ち着いて瞬発力勝負になる方が向いているのかな、という感じがするので、ロシュフォールの巻き返しにも注意が必要ということだと思います。
次はNHKマイルカップですね。
ケイデンスコールですが、ケイデンスコールも8枠からの出走だったこともあって、後方の外目を追走して、ゴール前で追い込んでの2着でした。
内容も非常によかったですし、やはり3歳のマイル王決定戦での2着というのは、かなり高い評価に値するのかな、と思っています。
このメンバー、グルーヴィットとか、クリノガウディーあたりがこの後、古馬相手の中京記念で好走していることを考えると、やはりケイデンスコールにも、人気であってもかなり高い評価を与える必要があるのかな、と思っています。
エプソムカップ
このレースは、かなりスローペースでした。
レイエンダが2番手にいて、サラキアが押し出される形の逃げで、この2番手の馬が上り32秒7の脚を使って上がってしまっては後続はどうしようもない。
そんな競馬になってしまいました。
なので、行ったきりで逃げて残った2着のサラキアをどこまで評価していいのかというのは、かなり問題が残るのかな、と思っています。
ですから、あまり人気になるようであれば押さえ、という評価でいいと思います。
ソーグリッタリングは、位置取りの差の分届かず3着なんですが、今回のメンバー、感覚的にはエプソムカップよりメンバーがちょっと強いかな、という感じもしているので、そこをどう見るのか、というところだと思います。
ひとつは、このレースに関しては、サラキアはかなり展開に恵まれていたので、ソーグリッタリングが逆転する可能性が高そうだということと、あとはこのメンバーが関谷記念に入ってどこまで通用するのか、ということだと思います。
米子ステークス
勝ったオールフォーラヴと、2着のリライアブルエースが出走してきます。
このレース、かなりスローペースでした。
先行したシャイニービームとコスモイグナーツ、11番人気と9番人気の馬が4着、5着に残っているように、この前残りの展開でインの3番手の絶好位を追走したオールフォーラヴであれば、やはり外をちょっと回らされた分届かなかったリライアブルエースの方が逆転する可能性が高いかな、という感じがしております。
なので、オールフォーラヴならばリライアブルエースを買った方がいいかな、という感じで米子ステークスを見ればいいのかな、と思います。
中京記念
3歳馬が通用することが見ていただければ分るのは、グルーヴィットとクリノガウディーと、NHKマイルカップで通用しなかった2頭が上位2位を占めていること。
3着プリモシーンも、これもヴィクトリアマイルの2着馬ですし、そういうことを考えると悪くない、と思います。
4着のミエノサクシードなんですが、乗り方は上手く乗って、後方のインに8枠ながらも潜り込んだんですが直線、前が壁になって、残り100メートル余り終えなかったので、そういう意味で言うと、スムーズに前が開いていれば突き抜けたかな、という気がするので、ミエノサクシードも、前回の4着以上という内容を評価をしてですね、今回のメンバーでも好走する可能性が高いと見るのが妥当かな、と思います。
レース内容を見るとですね、その下にいる今回、関谷記念に出走してくるロードクエストや、エントシャイデンあたりは力が落ちるのかな、という感じがしています。
【2019 関屋記念】展開予想
展開をお見せしながら解説をすると、まずですね、ファストアプローチが注文をつけて逃げるかな、と思っています。
で、トミケンキルカスと行くんですが、やはり外回りの1600メートル。
新潟の直線が長いということをジョッキーも意識しますから、ペースは上がらないで直線の瞬発力勝負。
上り33秒、もしかしたら32秒台の競馬になるのかな、と思っています。
1番マイネルアウラート・2番ヤングマンパワー
内から見ていきますが、内枠2頭は厳しいですね。
2番ヤングマンパワーも7歳馬ですし。
3番ケイデンスコール
NHKマイルカップ2着ですが、もともと新潟2歳ステークスの勝ち方がかなり強かったので、前回程度走っても当然なのかな、と思います。
もともとケイデンスコールは、アドマイヤマーズとは互角の競馬をしていた実績もあるので、そういう意味では前回ぐらい走って当然ですし、復調になったと見ていいでしょう。
かつ3歳馬ですから、中京記念でワン・ツーを決めたグルーヴィット、クリノガウディーを見ても、現在の3歳世代はレベルも低くありませんから、高い評価を与えてよいと思います。
4番オールフォーラヴ
ここ2回、2連勝なんですが、前回の展開に恵まれての勝利を見ればですね、リライアブルエースの方が上、という評価でいいかな、と思います。
3枠5番サラキア・6番ソーグリッタリング
3枠2頭はエプソムカップ組ですね。
2着、3着馬ですが、サラキアは前回スローで逃げたので、サラキアならば、ソーグリッタリングの方がちょっと上かな、という評価でいいと思います。
サラキアも、駄目ではないんですが、ソーグリッタリングの方がちょっと上という評価でいいと思います。
7番ロードクエスト・8番エントシャイデン・9番ディメンシオン
7番、8番、9番は厳しいですね。
10番ロシュフォール
七夕賞の敗戦はちょっとイマイチなんですが、前回みたいな忙しい競馬よりは、レベルの高い新潟記念の3着のように、後方でじっくり脚を溜められる新潟コースは合っているので、巻き返しがあってもおかしくないと思います。
11番リライアブルエース
先程お話したように、オールフォーラヴならばこっちかな、という感じがしていますが、ただ今回、かなりメンバーが強いので、前回福島テレビオープンの勝ちだけで評価をするのはどうかなという感じもします。
なので押さえ程度ですね。
12番フローレスマジック
これもですね、前回崩れてしまったんですが、その前は安定して走って追い込んでるので、展開次第では若干チャンスがあるかな、と思います。
13番ミッキーグローリー
去年の京成杯を勝った後、マイルチャンピオンシップに向かったんですが、マイルチャンピオンシップはむしろ1番強いぐらいの内容だったので、そういう意味では、休み明けであっても高い評価を与える必要があるのかな、と思います。
14番ミエノサクシード
中京記念、前が空いていれば差し切っていたと思わせる内容なので、これも差しが届く新潟ならば注意が必要かな、と思います。
その外、15番、16番、17番、18番はちょっと厳しかな、という評価です。
18頭、このように分析してあります。
あとはですね、スローでの瞬発力勝負と横一線のゴール前になりそうなので、そこらあたりをもうちょっと綿密に予想をして、最終的な決断をしたいな、と思っております。
関谷記念の無料会員の解説は以上です。
また来週楽しみにしていてください。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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