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2021/08/10 2021/08/13

【 関屋記念2021予想】 ソングラインが秋のG1戦線へ殴り込みをかけるか?

出走日:2021年08月15日(日)
関屋記念(GⅢ)/新潟/別定/1600m(左・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して19頭もの出走登録馬があった関屋記念(2021年)の予想について解説する。

 

関屋記念は、サマーマイルシリーズの第2戦である。

 

関屋記念は、NHKマイルカップ2着の3歳馬ソングラインが1番人気になりそうだが、初の古馬との対戦ということもあり、混戦模様である。

 

また、関屋記念は、新潟競馬場の外回りでの一戦のため、スローの瞬発力勝負でさらなる混戦が予想される。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、関屋記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

NHKマイルカップ組

2着のソングライン(池添謙一)が出走登録している。

 

ソングライン

NHKマイルカップの2着という結果は、シュネルマイスターに差されてしまったが、3コーナーで不利を受けながらもハナ差だった上に、3着以下を3馬身半も離しており、負けて強しの内容であった。

 

そのシュネルマイスターが古馬相手の安田記念でも3着に好走していることから、単純なメンバー比較では、ソングラインも古馬の一線級相手でも通用する可能性が高い。

 

よって、関屋記念の予想においては、人気であってもソングラインに本命級の高い評価を与えて当然である。

 

中京記念組

1着のアンドラステ(岩田望)・5着のロータスランド(田辺裕信)の合計2頭が出走を予定している。

 

アンドラステ

中京記念の勝利という結果は、イン有利の馬場であったわけではないが、好位のインを追走するロスのない展開で抜け出したものである。

 

ただし、アンドラステは、重賞でもいつも好走を繰り返しており、崩れなく堅実に走る。

 

また、アンドラステは、去年の2着馬でもあり、新潟のマイル戦も不得意ではない。

 

よって、関屋記念の予想においては、中京記念の勝利だけでアンドラステを過信すべきではないが、それなりの高い評価は与えるべきである。

 

ロータスランド

中京記念の5着という結果は、楽に2番手を追走していたが、直線で伸びを欠いてしまっており、能力的な壁が見えた感じもする。

 

よって、関屋記念の予想においては、ロータスランドに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

マーメイドステークス組

3着のシャドウディーヴァ(福永祐一)が出走登録している。

 

シャドウディーヴァ

マーメイドステークスの3着という結果は、好位のインを追走して上位2頭に伸び負けたが、55キロのハンデを考慮すると、悪くはない。

 

なお、シャドウディーヴァは、東京新聞杯でも好走を繰り返しているように、マイル戦線ならば牡馬相手でも通用する能力を秘める。

 

よって、関屋記念の予想においては、シャドウディーヴァにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

東京新聞杯組

8着のサトノアーサーが(戸崎圭太)出走を予定している。

 

サトノアーサー

東京新聞杯の8着という結果は、前が止まらない展開で脚を余してしまったが、見せ場がなかったことも確かである。

 

ただし、サトノアーサーは、去年の関屋記念馬であり、新潟の外回りは得意な舞台である。

 

よって、関屋記念の予想においては、サトノアーサーの連覇にも多少は注意を払うべきである。

 

ストークステークス組

1着のグランデマーレ(藤岡佑介)が出走登録している。

 

グランデマーレ

ストークステークスの勝利という結果は、のちの宝塚記念2着馬ユニコーンライオンに先着したことは立派だが、スローペースで好位を追走する展開に恵まれたことも確かである。

 

ただし、グランデマーレは、葉牡丹賞を楽勝して、クラシック候補となっていた素質馬でもある。

 

よって、関屋記念の予想においては、グランデマーレにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

エプソムカップ組

5着のアトミックフォース(武藤雅)が出走を予定している。

 

アトミックフォース

エプソムカップの5着という結果は、前崩れの展開の割にはよく粘った。

 

なお、アトミックフォースは、新潟大賞典でも2着に粘っており、楽に先行できれば直線の長い新潟コースでも問題はない。

 

よって、関屋記念の予想においては、楽に先行できる展開に恵まれるようであれば、アトミックフォースの粘り込みにも注意を払うべきである。

 

マイラーズカップ組

3着のパクスアメリカーナ(内田博幸)が出走登録している。

 

パクスアメリカーナ

マイラーズカップの3着という結果は、スローペースで前を捕らえられなかっただけであり、インティチャンプに先着していることは立派である。

 

また、パクスアメリカーナは、京都金杯をも制しており、能力的にはこのメンバーでは一番とみることもできる。

 

よって、関屋記念の予想においては、2年ぶりの競馬であることを考慮すると、パクスアメリカーナに過度の期待は禁物だが、押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

関越ステークス組

2着のウインイクシード(石川裕紀人)・3着のソッサスブレイ(柴田大知)・11着のハッピーアワーの合計3頭が出走登録している。

 

ウインイクシード

関越ステークスの2着という結果は、サトノウィザードの瞬発力に切れ負けしてしまったが、57キロで粘り込んだことは立派である。

 

よって、関屋記念の予想においては、メンバー強化であっても、もう少し速いペースで瞬発力勝負にならない競馬ができるようであれば、ウインイクシードの粘り込みにも注意を払うべきである。

 

ソッサスブレイ

関越ステークスの3着という結果は、ウインイクシードに頭差まで迫っており、新潟の外回りの適性を示した。

 

ただし、今回はウインイクシードと同斤量になる上に、メンバー強化も否めない。

 

よって、関屋記念の予想においては、ソッサスブレイに高い評価は不要である。

 

ハッピーアワー

関越ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、関屋記念の予想においては、ハッピーアワーにも高い評価は不要である。

 

以上、関屋記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、関屋記念(2021年)の最終的な予想を決断する。

 

 

教えてマスターQ&A 関屋記念編

2021年関屋記念に関する以下の質問に予想屋マスターが 【教えてマスターQ&A・関屋記念・2021】で答えています。こちらの記事とあわせてご覧ください。

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2020

1

17

サトノアーサー

6

4

戸崎圭

56

2

18

トロワゼトワル

5

8

三浦皇

54

3

3

アンドラステ

4

1

岩田望

54

2019

1

13

ミッキーグローリー

6

1

ルメ

56

2

14

ミエノサクシード

6

6

川島信

54

3

6

ソーグリッタリング

5

4

浜中俊

57

2018

1

12

プリモシーン

3

1

北村宏

51

2

10

ワントゥワン

5

5

デム

54

3

4

エイシンティンクル

5

3

和田竜

54

2017

1

3

マルターズアポジー

5

7

武士沢

57

2

15

ウインガニオン

5

4

津村明

57

3

10

ダノンリバティ

5

5

松若風

56

2016

1

17

ヤングマンパワー

4

3

戸崎圭

56

2

12

ダノンリバティ

4

7

松若風

56

3

7

マジックタイム

5

1

ルメ

54

2015

1

12

レッドアリオン

5

2

川須栄

57

2

4

マジェスティハーツ

5

6

森一馬

56

3

10

ヤングマンパワー

3

9

松岡正

53

2014

1

13

クラレント

5

4

田辺裕

57

2

7

ダノンシャーク

6

1

内田博

58

3

1

サトノギャラント

5

6

北村宏

56

2013

1

1

レッドスパーダ

7

4

北村宏

57

2

16

ジャスタウェイ

4

1

福永祐

56

3

3

レオアクティブ

4

3

横山典

56

2012

1

14

ドナウブルー

4

1

内田博

54

2

3

エーシンリターンズ

5

5

北村宏

54

3

9

スピリタス

7

8

和田竜

56

2011

1

9

レインボーペガサス

6

4

安藤勝

56

2

12

エアラフォン

4

2

福永祐

56

3

6

サトノフローラ

3

3

北村宏

51

出走予定馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ソングライン

3

NHKマイルC(G1)2

クリスティ

4

ヴィクトリアマイル(G1)10

アンドラステ

5

中京記念(G3)1

パクスアメリカーナ

6

2019年マイラーズC(G2)3

シャドウディーヴァ

6

マーメイドS(G3)3

ラセット

6

米子S(L)8

ロータスランド

4

中京記念(G3)5

ブランノワール 

5

安土城S(L)4

サトノアーサー

7

東京新聞杯(G3)8

プールヴィル

5

ヴィクトリアマイル(G1)17

グランデマーレ

4

ストークS(3勝クラス)1

ミラアイトーン

7

エプソムC(G3)15

アトミックフォース

5

エプソムC(G3)5

ベストアクター

7

阪急杯(G3)16

 

Q1:新潟芝1,600mの特徴

新潟芝1,600mの特徴を教えてください。直線が長いので差し有利かと思いましたが、先行馬が上位に来ていることが多いようです。何故でしょうか?

Q2:ソングラインの評価

NHKマイルカップ2着のソングラインですが、3コーナーで外に振られるロスがありながら、直線で伸び、勝つかと思いましたがゴール前でシュネルマイスターに差されてしまいました。シュネルマイスターが安田記念3着ということから、今回の本命候補とみていいのでしょうか?

Q3:アンドラステと戦ってきた馬たちとの比較

今年の中京記念は人気が割れていましたが、1番人気のアンドラステが勝ちました。内枠で脚を溜められたこと、左回りが良かったのでしょうか?以下、今回出走予定で、アンドラステと対戦したことがある馬の着順です。条件次第で、アンドラステに勝てる馬はいるでしょうか?

前走

着順

馬番

馬名

斤量

人気

中京記念

2021718小倉芝1,800m

1

3

アンドラステ

54

5

5

ロータスランド

54

マーメイドS(G3)

2021620日 阪神芝2,000m

3

5

シャドウディーヴァ 

55

4

12

アンドラステ

55

3

ターコイズS(G3)

20201219日 中山1,600m

2

5

アンドラステ

54

3

12

12

クリスティ

53

京成杯オータムハンデ(G3)

20201219日 中山1,600m

10

5

アンドラステ

53

1

13

11

ラセット

55

6

関屋記念(G3)

2020816日 新潟芝1,600m

1

17

サトノアーサー

56

4

3

アンドラステ

54

1

5

10

ミラアイトーン

56

10

エプソムカップ(G3)

(2020614日 東京芝1,800m

4

16

アンドラステ

54

4

5

11

アトミックフォース

56

Q4:グランデマーレの評価

4歳牡馬グランデマーレは、怪我がありクラシック路線を走れなかったそうですが、 今年5月のストークS(3勝クラス)で勝ちました。スローペースから抜け出して勝ちましたが、この時3着のユニコーンライオンが宝塚記念2着、この時2着のアクアミラビリスもオープンで好走していることから、力はあるとみていいのでしょうか?

Q5:ヴィクトリアマイル(G1)組の評価

ヴィクトリアマイル(G1)から15番人気10着のクリスティ、11番人気17着のプールヴィルが出走予定です。クリスティは逃げて止まり、プールヴィルは後方外目追走で最後の直線も伸びませんでした。2頭とも今回巻き返しは難しいでしょうか?

Q6:エプソムC組の評価

エプソムC(G3)から13番人気5着のアトミックフォース、15番人気15着のミラアイトーンが出走予定です。アトミックフォースはハイペースで前崩れの中、よく粘っていたと思いました。ミラアイトーンはスタートで大きく出遅れていました。今回のメンバーではどうでしょうか?

Q7:長期休養明けのパクスアメリカーナ

パクスアメリカーナが2年以上ぶりの競馬で出走予定です。こうした長期休養明けの場合、調教を見て判断した方がいいのでしょうか? また、クロフネの後継種牡馬として期待する方も 多いようですが、この辺りの事情を血統に詳しい椎名さんにお聞きしたいです。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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