札幌記念(G2)/札幌競馬場/芝2000m/右/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:6500万円

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<動画テキスト版>
こんにちは、予想屋マスターです。
今週は札幌記念についてお話をしたいと思います。
札幌記念ですが、頭数が14頭とフルゲートには満たなかったものの、かなりの豪華メンバーですね。
ブラストワンピースであるとか、ワグネリアン。それからフィエールマンあたりが出走してくるということもあって、かなりG1に近いメンバー構成なのかな、と思っております。
(以下テキスト版の続きです。動画と合わせてご覧ください)
【2019の札幌記念】各ステップレースの分析
大阪杯
それでは過去のレースを順番に振り返っていきますが、一つ目が大阪杯ですね。
このレースなんですが、特殊な、雨が乾いたような馬場を内側を通った馬が上位を独占するという、かつ、前残りという展開でした。
勝ったアルアインがインの3番手。 2番手のキセキが、そのまま流れ込んでの2着。 あと内側の馬が3、4着なんですね。
そういうことを考えると、インコース有利で内側を通った、かつ前にいた馬しか来ないよ、という馬場状態の競馬でした。
それをワグネリアンは、勝った馬の直後のインコースにいたんですが、位置取りの差の分だけ前に届かなかったんですけど、これを強いとみるのか、弱いとみるのかは、内を通ったという話になると評価が分かれるんですが、ただですね、もともとダービー馬ですし、力がある所は見せたのかな、という感じがします。
この時で惨敗したのがブラストワンピースと、ペルシアンナイトですね。 これは外を回らせられたので、完全に競馬にならなかったと見れば……
ペルシアンナイトがこの時は11着。 ブラストワンピースが6着。 ブラストワンピースは、外を回らされた割りには、勝ち馬と0.3秒差ということで、かなり走っているのかな、という感じがします。
この後の目黒記念の敗戦は不可解なんですが、この大阪杯の敗戦は、一番人気を裏切ったものの、内容としてはそんなに悪くなかったのかな、という感じがしております。
なのでブラストワンピースも、目黒記念の敗因が不可解であるにせよ、巻き返してもおかしくない、という評価ですね。
ワグネリアンも、ちょっと内側を通った割には、もうちょっと走って欲しかったという感じはあるんですが、休み明けの割にはよく走ったのかな、という評価でよいと思います。
天皇賞(春)
次は天皇賞(春)ですね。フィエールマンが出走します。
フィエールマンは、自ら勝ちにいく競馬ですね。 外を回って、4コーナーで早くも先頭に並びかけて、一旦グローリーヴェイズにかわされそうになったんですが、差し返しての勝利ということで、これは着差以上に強い内容と考えてよいのかな、と思います。
ヴィクトリアマイル
次はヴィクトリアマイルですね。 このメンバーからは、クロコスミアが出走します。
時計もこの時早かったんですけど、クロコスミアはいつも逃げる馬なんですが、好位のイン、4番手のインに控えて、直線を内から抜け出してきての3着でした。
クロコスミアは競馬がだんだん上手になってきたので、そういう意味では力をつけているのは確かなんですが、今回外枠を引いてしまったので、やはり外の2、3番手を回されること、かつ、メンバーが強いことを考えると、今回はどうかな、という感じがします。
日本ダービー
次は日本ダービーですね。 ランフォザローゼスが出走してきます。
ランフォザローゼスは7枠14番だったんですが、福永ジョッキーが内側にうまく潜り込ませて、直線も内目から追い込んでの7着でした。
ロジャーバローズが二番手から流れ込んだように、この日はかなり極端にインコースが有利な馬場状態でした。
それを考えると、この競馬での7着はどうかな、という感じがします。 ただ、3歳馬のレベル次第では、そこそこ走ってもおかしくないのかな、という評価でいいのかなと思います。
安田記念
次は安田記念ですね。これも極端にインコースが有利な馬場で行われたこともあって、人気のアーモンドアイが3着に取りこぼしてしまったといったレースです。
勝った馬がですね、好位のインのインディチャンプ。
逃げた馬が2着。
そういう流れで注目すると、サングレーザーがもうちょっと走ってもいいのかな、という感じがします。
サングレーザーはここを追走して、勝った馬の直後の、インコース有利な馬場ではかなりいいところを走っての5着。
去年は逆に、外を回らせられての競馬でそこそこ走っていたことを考えると、やはりサングレーザーは、去年の札幌記念を勝った時よりは、ちょっと衰えがあるのかなと、このレースを見て感じてしまいました。
ペルシアンナイトは、スタートで挟まれて最後方からの競馬になったので、これは度外視可能かな、と思っております。
函館記念
最後は函館記念です。 3着のステイフーリッシュが出走してきます。
ちょっとハンデが重かったこともあるんですが、マイスタイルとマイネルファンロンの行ったっきり1着・2着の競馬を、ちょっと外目なんですが、3、4番手を追走して、伸びを欠いての3着でした。
前残りの展開に流れ込んだだけと考えると、ちょっと価値はないんですが、ただ斤量が57.5㎏と重かったので、それを加味すると若干注意は必要かな、といった評価です。
有力馬の分析
展開をお見せしながら解説すると、意外とロードヴァンドール、エイシンティンクル、クロコスミアの3頭は、どれも絶対行きたいというタイプではないんですが、エイシンティンクルが一番先にハナを切るかな、と思っています。
なので、極端にペースが緩むことはないかな、という感じです。
1番:ブラストワンピース
大阪杯の内容は、先ほどお話させて頂いたように、外を回らされただけで悪くないです。
もともと有馬記念馬なので、1枠1番で後方のインで脚を溜められれば、チャンスはあるのかな、と思います。
2番:クルーガー
日本の成績を見ると厳しいですね。
3番:ステイフーリッシュ
展開的に逃げ馬を行かした直後のインコースに入りそうなので、好位のインで脚を溜めてですね、今週からコース変わりでAからCに代わりますから、インが有利な馬場になるときはチャンスがあるのかな、と思います。
4番:ナイトオブナイツ
ナイトオブナイツは苦しい。
5番:ロードヴァンドール
5番ロードヴァンドールも、この距離だと、先にエイシンティンクルに行かれちゃうんで厳しいかな、という感じがしています。
6番:ランフォザローゼス
これも日本ダービーの成績はあんまり見所がないので、高い評価はいらないと思うんですが、一応この時期、斤量が有利な3歳なので、若干注意をしてもいいのかな、と思います。
7番:エイシンティンクル
一応逃げるんですが、ちょっと力が足りないかな、と思います。
よっぽど、極端に前が止まらない馬場とか、そういう時には注意が必要ですが、それ以外はちょっと厳しいかな。という感じがします。
8番:ゴーフォザサミット
8番ゴーフォザサミットは厳しい。
9番:フィエールマン
崩れていないので、当てに行くとこれが一番当たりやすいかな、という感じはしますが、ただこの馬、凱旋門賞の目標が控えているので、体調的にどこまでかな、という感じはします、
10番:サングレーザー
去年勝った時に比べて、安田記念の内容がよくないのでどうかな、という感じはするんですが、岩田ジョッキーなので、去年と同じように、中団のインで脚を溜められればチャンスがあるのかな、と思います。
11番:ペルシアンナイト
埒沿いによればチャンスはあるんですが、この枠順なので、デムーロ騎手が上手く埒沿いに寄せられるかどうか、ということがポイントかな、と思います。
12番:ワグネリアン
元々日本ダービー馬。 神戸新聞杯は圧勝、大阪杯は休み明けと見れば、この馬も走ってもおかしくないのかな、と思います。
13番:サクラアンプルール
14番:クロコスミア
8枠の13番サクラアンプルール、14番クロコスミアは、枠順的にも厳しいのかなと思っております。
一応14頭、このように分析しております。
あと、札幌なんですが、現在台風が向かっていて、土曜日の午前中ぐらいに大雨が降りそうなので、コース変わりと大雨の影響を考えてですね、土曜日の競馬も見つつ、最終的な判断をしたいな、と思っています。
札幌記念の無料会員の解説は以上です。 また来週を楽しみにしていて下さい。
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