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2023/08/15 2023/08/18

【札幌記念2023予想】 ジャックドールが連覇なるか?

出走日:2023年08月20日(日)
札幌記念(G2)/札幌競馬場/芝2000m/右/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:6500万円

「札幌記念」過去のトラックバイアス

想定馬場は毎週土曜の夜に更新中
イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
年月日開催ダートコメント
23/8/20(日)札幌フラットフラット重適性がでるくらい力のいる馬場
22/8/21(日)札幌ややイン有利フラット芝Cコース替
21/8/22(日)札幌フラットフラット
20/8/23(日)札幌フラットフラット芝Cコース替
19/8/18(日)札幌フラットフラット芝Cコース替

 

今週は、フルゲート16頭に対して15頭の出走登録馬があった札幌記念(2023年)の予想について解説する。

 

札幌記念は、サマー2000シリーズの一戦というだけでなく、G1への昇格も噂される夏場の大一番である。

 

札幌記念は、去年の勝ち馬ジャックドール(武豊)が人気となりそうだが、シャフリヤール(横山武史)やプログノーシス(川田将雅)など実力馬が揃っており、激戦になりそうである

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、札幌記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ドバイシーマクラシック組

5着のシャフリヤール(横山武史)・6着のウインマリリン(松岡正海)の合計2頭が出走登録している。

 

シャフリヤール

ドバイシーマクラシックの5着という結果は、イクイノックスの強さだけが目立つ一戦だが、スローペースの前残りの展開ということもあり、見どころはなかった。

 

なお、シャフリヤールは、ジャパンカップで3・2着、日本ダービー1着と国内でトップクラスの実力馬であることは確かである。

 

よって、札幌記念の予想においては、絶対視こそ禁物だが、実績断然のシャフリヤールに本命級の高い評価を与えて当然である。

 

ウインマリリン

ドバイシーマクラシックの6着という結果は、前残りの展開ながらもシャフリヤールに後ろから交わされており、力負けであった。

 

なお、ウインマリリンは、香港ヴァーズを制してG1馬となっているが、日本国内のG1より低レベルなメンバー構成であった。

 

また、ウインマリリンは、去年の札幌記念の3着馬だが、インが有利なトラックバイアスで内をロスなく追走しており、レース内容としては着順ほどの価値はない。

 

よって、札幌記念の予想においては、ウインマリリンに展開が恵まれたときの押さえ候補程度の評価を与えれば十分である。

 

ドバイターフ組

2着のダノンベルーガが出走を予定している。

 

ダノンベルーガ

ドバイターフの2着という結果は、ドウデュースが取り消したメンバーを考えると勝ちたかったが、海外遠征だったので及第点ではある。

 

なお、ダノンベルーガは、天皇賞3着、日本ダービー4着など常に一線級と互角の競馬をしており、日本ダービーでは1番人気に推された素質馬である。

 

よって、札幌記念の予想においては、人気先行タイプであることは否めないが、ダノンベルーガに本命級の高い評価を与えるべきである。

 

クイーンエリザベス2世カップ組

2着のプログノーシス(川田将雅)が出走を予定している。

 

プログノーシス

クイーンエリザベス2世カップの2着という結果は、ロマンチックウォリアーにこそ力負けだったが、追い込んできっちりと連対を確保したことは立派である。

 

また、プログノーシスは、国内で8戦5勝というだけでなく、敗れた3回ともに脚を余しての敗戦で能力的にも底を見せていない。

 

よって、札幌記念の予想においては、さらなるメンバー強化であってもプログノーシスに高い評価を与えるべきだが、追い込み一手の脚質を考慮すると、展開やトラックバイアス次第では脚を余して届かない可能性も頭に入れておくべきである。

 

安田記念組

5着のジャックドール(武豊)が出走登録している。

 

ジャックドール

安田記念の5着という結果は、初のマイル戦と考えれば悪くはないが、楽に先行できた展開面を考慮するともう少し粘って欲しかった。

 

また、ジャックドールは、大阪杯馬だが、今年の大阪杯組の後の成績を見ると、G1にしては低調なメンバー構成と楽に先行する展開に恵まれたものである。

 

ただし、ジャックドールは、去年の札幌記念を逃げない競馬で制しており、破った相手がパンサラッサで、この条件は得意な舞台である。

 

よって、札幌記念の予想においては、楽に先行する展開に恵まれるようであれば、ジャックドールの連覇もあり得る。

 

鳴尾記念組

13着のソーヴァリアントが出走を予定している。

 

ソーヴァリアント

鳴尾記念の13着という競馬は、序盤少し行きたがっていたことを考慮しても負け過ぎであり、見せ場すらなかった。

 

なお。ソーヴァリアントは、チャレンジカップを2勝しており、能力は高い一方で、人気を裏切ることも多々ある。

 

よって、札幌記念の予想においては、ソーヴァリアントを無視はできないが、近走の内容を考えると過大評価も禁物である。

 

天皇賞春組

5着のマテンロウレオ(横山典弘)・競走中止のアフリカンゴールド(国分恭介)の合計2頭が出走登録している。

 

マテンロウレオ

天皇賞春の5着という結果は、途中から中団のインに潜り込ませるロスのない競馬とG1にしては低調なメンバー構成に恵まれた。

 

また、マテンロウレオは、大阪杯でも4着だが、好位のインを追走する展開に恵まれた。

よって、札幌記念の予想においては、競馬が上手なマテンロウレオには、インが有利なトラックバイアスになったときの押さえ候補程度の評価を与えれば十分である。

 

アフリカンゴールド

天皇賞春の競走中止は、先行馬に苦しい展開だったにせよ止まるのが早すぎた。

 

また、アフリカンゴールドは、それ以前の最近のレース内容も見所がなかった。

 

よって、札幌記念の予想においては、アフリカンゴールドに高い評価は不要である。

 

大阪杯組

7着のヒシイグアス(浜中俊)・11着のラーグルフ(戸崎圭太)の合計2頭が出走を予定している。

 

ヒシイグアス

大阪杯の7着という結果は、上位とは力負けであったが、終始外を回らされた点を考慮すると同情の余地があり、レース内容としては、4着のマテンロウレオを上回る。

 

なお、ヒシイグアスは、休み明けで中山記念を制している上に、宝塚記念でも2着の実績がある。

よって、札幌記念の予想においては、少し力が足りないものの、展開やトラックバイアスの助けがあればヒシイグアスの巻き返しもあり得る。

 

ラーグルフ

大阪杯の11着という結果は、前残りの展開だったとはいえども見せ場すらなく力負けであった。

 

なお、ラーグルフは、中山金杯1着、中山記念2着と、メンバー次第では重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、札幌記念の予想においては、強敵相手であることを考慮すると、ラーグルフに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

マーメイドステークス組

2着のウインマイティーが出走を予定している。

 

ウインマイティー

マーメイドステークスの2着という結果は、牝馬限定のハンデ戦のかなり弱いメンバーに恵まれてのものである。

 

なお、ウインマイティーは、京都大賞典3着があるものの、基本的には牡馬相手の重賞では通用していない。

 

よって、札幌記念の予想においては、ウインマイティーに高い評価は不要である。

 

クイーンステークス組

4着のルビーカサブランカ・5着のイズジョーノキセキの2頭が出走登録している。

 

ルビーカサブランカ

クイーンステークスの4着という結果は、ドゥーラにこそ力負けであったが、インが有利なトラックバイアスで外を回らされたことを加味すると、着順以上に強い内容であった。

ただし、クイーンステークスは牝馬限定の重賞に対し、札幌記念は、G1級のメンバーが揃っており、明らかに分が悪い。

 

よって、札幌記念の予想においては、ルビーカサブランカに高い評価は不要である。

 

イズジョーノキセキ

クイーンステークスの5着という結果は、イン有利のトラックバイアスで内を突いてのものであり、レース内容としての価値も高くない。

 

よって、札幌記念の予想においては、イズジョーノキセキに高い評価は不要である。

 

以上、札幌記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、札幌記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

性齢

人気

騎手

斤量

2022

1

4

ジャックドール

4

3

藤岡佑

57

2

3

パンサラッサ

5

2

吉田豊

57

3

9

ウインマリリン

5

吉田豊

55

2021

1

13

ソダシ

3

2

吉田隼

52

2

4

ラヴズオンリーユー

5

1

川田将

55

3

7

ペルシアンナイト

7

8

横山武

57

2020

1

1

ノームコア

5

2

横山典

55

2

2

ペルシアンナイト

5

6

大野拓

57

3

6

ラッキーライラック

5

1

Mデム

55

2019

1

1

ブラストワンピース

4

3

川田将

57

2

10

サングレーザー

5

4

岩田康

57

3

9

フィエールマン

4

1

ルメ

57

2018

1

2

サングレーザー

4

2

福永祐

57

2

5

マカヒキ

5

1

ルメ

57

3

15

モズカッチャン

4

4

デム

55

2017

1

1

サクラアンプルール

6

6

蛯名正

57

2

2

ナリタハリケーン

8

12

藤岡康

57

3

3

ヤマカツエース

5

1

池添謙

57

2016

1

13

ネオリアリズム

5

5

ルメ

57

2

15

モーリス

5

1

モレ

57

3

2

レインボーライン

3

4

福永祐

54

2015

1

11

ディサイファ

6

5

四位洋

57

2

5

ヒットザターゲット

7

8

小牧太

57

3

4

ダービーフィズ

5

4

岩田康

57

2014

1

8

ハープスター

3

2

川田将

52

2

5

ゴールドシップ

5

1

横山典

57

3

10

ホエールキャプチャ

6

7

蛯名正

55

2013

1

14

トウケイヘイロー

4

2

武豊

57

2

13

アスカクリチャン

6

8

岩田康

57

3

8

アンコイルド

4

14

吉田隼

57

 

出走登録馬

馬名

性齢

前走

馬名

性齢

前走

シャフリヤール 

5

ドバイシーマC(G1)5

ルビーカサブランカ

6

クイーンS(G3)4

プログノーシス 

5

QE2C(G1)2

イズジョーノキセキ

6

クイーンS(G3)5

ジャックドール 

5

安田記念(G1)5

ラーグルフ

4

大阪杯(G1)11

ウインマリリン 

7

ドバイシーマC(G1)6

アフリカンゴールド

8

阪神大賞典(G2)4

ソーヴァリアント

4

鳴尾記念(G3)12

ユニコーンライオン

7

函館記念(G3)12

マテンロウレオ 

4

天皇賞()(G1)5

イズジョーノキセキ

6

クイーンS(G3)5

ウインマイティー

6

マーメイドS(G3)2

ローゼライト

5

クイーンS(G3)10

アラタ 

6

函館記念(G3)9

     

 

マスターと椎名友希が『札幌記念』の質問に答えます

Q1:札幌芝2,000mの特徴

札幌芝2,000mの特徴を教えてください。昨年は先行して抜け出したジャックドールが1着、パンサラッサが逃げて2着、内の好位を追走したウインマリリンが3着でした。トラックバイアス表を見ると『ややイン有利』となっていましたが、今年も内が有利になる可能性は高いのでしょうか?

Q2:シャフリヤールとウインマリリンの評価

ドバイシーマCから5着のシャフリヤール、6着のウインマリリンが出走予定です。イクイノックスが逃げて圧勝したレースですが、シャフリヤールは中団から後方の内目に下げて、直線は外を回って追い込みましたが届きませんでした。ウインマリリンは中団の内目を追走しましたが、直線は伸びませんでした。マスターの評価を教えてください。

Q3:ジャックドールの評価

安田記念5着のジャックドールが出走予定です。2番手追走から抜け出しましたが、後続勢に差されました。距離短縮でしたが、マイルが合わなかったのか、マイル路線の馬が強かったのか、マスターはどう思いましたか?

Q4:プログノーシスの評価

クイーンエリザベス2世カップ(G1)2着のプログノーシスが出走予定です。後方からじりじりと伸び、日本馬のダノンザキッドとジェラルディーナに先着しました。金鯱賞では大外枠で出遅れて後方から追い込み勝ちました。この時3着のアラタは内枠で内をロスなく乗り、直線は進路がなくなって抜け出しが遅れていました。この時のトラックバイアスは『ややイン有利』でした。マスターの評価を教えてください。

Q5:ソーヴァリアントの評価

鳴尾記念 (G)14着のソーヴァリアントが出走予定です。8枠から先行外目につけましたが直線脚が止まりました。中山記念でも中団外目追走で直線は伸びず9着、今回出走するラーグルフは2着でした。昨年のチャレンジカップを勝って以降は人気を裏切っていますが、ラーグルフと合わせて、マスターの評価を教えてください。

Q6:マテンロウレオの評価

天皇賞春(G1)5着のマテンロウレオが出走予定です。中団外目から先行馬群に入れて、直線は最内を選びましたが伸びきれませんでした。大阪杯でも内の3番手で、逃げたジャックドールを追いかけましたが伸びず4着でした。内を走るのが上手な印象がありますが、今回内枠を引けば好走するチャンスはあるでしょうか?

Q7:ウインマイティーの評価

マーメイドS(G3)2着のウインマイティーが出走予定です。後方外目から追い込みました。京都記念(G2)では中団馬群から外に出して追い込みましたが届きませんでした(6着)。今回出走予定のマテンロウレオ(2着)、ユニコーンライオン(7着)、アフリカンゴールド(10着)も出走予定ですが、マスターの評価を教えてください。

Q7:クイーンS(G3)と函館記念(G3)組の評価

クイーンSから、4着のルビーカサブランカ、5着のイズジョーノキセキが出走予定です。ルビーカサブランカは中団馬群から、イズジョーノキセキは後方の内目を追走しました。イズジョーノキセキは直線で進路がなくなっていました。3歳のドゥーラが快勝したレースで、2、3着は内を追走した馬でした。今回のメンバーではどうでしょうか?函館記念からの出走予定馬と合わせて、上位にとりたい馬がいたら教えてください。

 

馬名

函館記念の

着順(人気)

クイーンS

着順(人気)

アラタ 

9着(3

-

ルビーカサブランカ

24

4着(2

ヤマニンサルバム

11着(11

-

イズジョーノキセキ

-

5着(8

なぜプロプランに人数制限しているのか?
次回当選:9/30(土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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