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2022/08/16 2022/08/19

【 札幌記念2022予想】 ソダシの連覇なるか?

出走日:2022年08月21日(日)
札幌記念(GⅡ)/札幌/定量/2000m(右・芝)

今週は、フルゲート16頭に対して17頭もの出走登録馬があった札幌記念(2022年)の予想について解説する。

 

札幌記念は、サマー2000シリーズの一戦というだけでなく、G1への昇格も噂される夏場の大一番である。

 

札幌記念は、去年の覇者ソダシが連覇を狙うが、去年以上に強いメンバーが揃っており、激戦となりそうである

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、札幌記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ヴィクトリアマイル組

1着のソダシ(吉田隼人)が出走登録している。

 

ソダシ

ヴィクトリアマイルの勝利という結果は、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたことは確かだが、2着に2馬身もの差をつけており強い内容であった。

 

また、ソダシは、去年の札幌記念を早め先頭の横綱競馬で押し切っており、札幌競馬場も得意な舞台である。

 

一方で、ソダシは、オークスや秋華賞で惨敗しているように、気分良く走れなければ人気を裏切る可能性も否定できない。

 

よって、札幌記念の予想においては、ソダシの連覇の可能性は高いが、厳しい展開になった場合には人気を裏切ることも想定しておくべきである。

 

大阪杯組

5着のジャックドール(藤岡佑介)・14着のマカヒキ(武豊)の合計2頭が出走を予定している。

 

ジャックドール

大阪杯の5着という結果は、ハイペースの厳しい展開だったことは確かだが、一線級相手のG1では少し力が足りなかった。

 

なお、ジャックドールは、金鯱賞においてG1馬を相手に逃げ切っているように、楽に先行できれば札幌記念のメンバーであっても互角以上である。

 

よって、札幌記念の競馬予想においては、ジャックドールの先行粘り込みに高い評価を与えるべきだが、パンサラッサに先手を譲りそうなので、離れた2番手を気分良く追走できるかどうかにかかっていると判断すべきである。

 

マカヒキ

大阪杯のレース内容は見所がなかった。

 

よって、札幌記念の予想においてはマカヒキに高い評価は不要である。

 

宝塚記念組

7着のウインマリリン(松岡正海)・8着のパンサラッサ(吉田豊)の合計2頭が出走登録している。

 

ウインマリリン

 

宝塚記念の7着という結果は、馬群から少し離れたラチ沿いというこの馬にとって最高の位置取りながらも伸びを欠いており、力負けであった。

 

ただし、ウインマリリンは、好位のインを追走する展開の助けがあったにせよ、日経賞及びオールカマーと牡馬相手の重賞を制している。

 

よって、札幌記念においてウインマリリンが好走するためには、内枠を引いて好位のインを追走するなど展開の助けが必要と判断すべきである。

 

パンサラッサ

宝塚記念の8着という結果は、国内のG1では力負けであったが、タイトルホルダーに早めに並ばれる厳しい競馬だったことを考慮すれば同情の余地がある。

 

ただし、今回もソダシ及びジャックドールという強力な先行馬がいることを考慮すると、厳しい展開になる可能性が高い。

 

よって、札幌記念の予想においては、パンサラッサが好走するためには前が残りやすい馬場で且つ、ソダシ及びジャックドールの仕掛けが遅れてくれるような展開の助けが必要と判断すべきである。

 

ドバイシーマクラシック組

5着のユーバーレーベン(ミルコ・デムーロ)・8着のグローリーヴェイズ(ルメール)の合計2頭が出走を予定している。

 

ユーバーレーベン

ドバイシーマクラシックの5着という結果は、着順ほど上位とは差がない上に、ドバイでの競馬で悲観すべき内容ではない。

 

なお、ユーバーレーベンは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、外を回らされながらもソダシと差のない競馬をしている。

 

更に、ユーバーレーベンは、ソダシ世代のオークス馬である。

 

よって、札幌記念の予想においては、差しが届く展開になるようであれば、ユーバーレーベンに高い評価を与えるべきである。

 

グローリーヴェイズ

ドバイシーマクラシックの8着という結果は、こちらも着順ほどは負けていない上に、初のドバイで度外視可能である。

 

なお、グローリーヴェイズは、国内のG1では勝ちきれていないが、香港ヴァーズを連覇しており、実績的には遜色がない。

 

よって、札幌記念の予想においては、グローリーヴェイズの巻き返しにも注目して当然である。

 

新潟大賞典組

1着のレッドガラン(岩田康誠)が出走登録している。

 

レッドガラン

新潟大賞典の勝利という結果は、57.5キロのトップハンデを克服してのものであり立派だが、重賞にしてはかなり弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。

 

よって、札幌記念の予想においては、G1級が揃ったメンバー構成を考慮すると、レッドガランに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

函館記念組

1着のハヤヤッコ(池添謙一)・6着のアラタ(横山武史)・10着のアイスバブル(水口優也)・11着のサトノクロニクル(斎藤新)の合計4頭が出走を予定している。

 

ハヤヤッコ

函館記念の勝利という結果は、道悪適性及びイン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。

 

よって、札幌記念の予想においては、さらなるメンバー強化を考慮すると、ハヤヤッコに高い評価は不要である。

 

アラタ・アイスバブル・サトノクロニクル

函館記念のレース内容は見所がなかった。

 

よって、札幌記念の予想においては、アラタ、アイスバブル及びサトノクロニクルにも高い評価は不要である。

 

以上、札幌記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、札幌記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

性齢

人気

騎手

斤量

2021

1

13

ソダシ

3

2

吉田隼

52

2

4

ラヴズオンリーユー

5

1

川田将

55

3

7

ペルシアンナイト

7

8

横山武

57

2020

1

1

ノームコア

5

2

横山典

55

2

2

ペルシアンナイト

5

6

大野拓

57

3

6

ラッキーライラック

5

1

Mデム

55

2019

1

1

ブラストワンピース

4

3

川田将

57

2

10

サングレーザー

5

4

岩田康

57

3

9

フィエールマン

4

1

ルメ

57

2018

1

2

サングレーザー

4

2

福永祐

57

2

5

マカヒキ

5

1

ルメ

57

3

15

モズカッチャン

4

4

デム

55

2017

1

1

サクラアンプルール

6

6

蛯名正

57

2

2

ナリタハリケーン

8

12

藤岡康

57

3

3

ヤマカツエース

5

1

池添謙

57

2016

1

13

ネオリアリズム

5

5

ルメ

57

2

15

モーリス

5

1

モレ

57

3

2

レインボーライン

3

4

福永祐

54

2015

1

11

ディサイファ

6

5

四位洋

57

2

5

ヒットザターゲット

7

8

小牧太

57

3

4

ダービーフィズ

5

4

岩田康

57

2014

1

8

ハープスター

3

2

川田将

52

2

5

ゴールドシップ

5

1

横山典

57

3

10

ホエールキャプチャ

6

7

蛯名正

55

2013

1

14

トウケイヘイロー

4

2

武豊

57

2

13

アスカクリチャン

6

8

岩田康

57

3

8

アンコイルド

4

14

吉田隼

57

2012

1

5

フミノイマージン

6

4

太宰啓

55

2

4

ダークシャドウ

5

1

福永祐

57

3

3

ヒルノダムール

5

2

藤田伸

57

出走登録馬

馬名

性齢

前走

馬名

性齢

前走

ソダシ

4

ヴィクトリアマイル(G1)1

ユニコーンライオン

6

プロキオンS(G3)16

ジャックドール 

4

大阪杯(G1)5

アンティシペイト

5

七夕賞(G3)3

パンサラッサ 

5

宝塚記念(G1)8着

ハヤヤッコ 

6

函館記念(G3)1

グローリーヴェイズ

7

ドバイシーマクラシッ(G1)8着

アラタ

5

函館記念(G3)6

ユーバーレーベン

4

ドバイシーマクラシッ(G1)5

マカヒキ 

9

大阪杯(G1)14

レッドガラン 

7

新潟大賞典(G3)1着

ケイデンスコール

6

マイラーズC(G2)12

ウインマリリン 

5

宝塚記念(G1)7

サトノクロニクル

5

函館記念(G3)11

Q1:札幌芝2,000mの特徴

札幌芝2,000mの特徴を教えてください。昨年は8枠のソダシが先行して勝ちました。今年はパンサラッサとジャックドール、ユニコーンライオンが出走予定ですが、ペースは早くなるでしょうか?

Q2:ソダシの評価

昨年の覇者ソダシが出走予定です。大外枠か2番手につけ、ブラストワンピースが外から捲ってきましたが、捲らせず押し切って勝ちました。また、前走のヴィクトリアマイルで勝ちましたが、スタートで落馬寸前になったレイパパレや、ソングラインやファインルージュが躓いたりと、恵まれた面もあると思います。マスターの評価を教えてください。

Q3:ジャックドールの評価

大阪杯から2番人気5着のジャックドールが出走予定です。内枠から逃げましたが、アフリカンゴールドやレイパパレにマークされハイペースとなり、直線で差されました。落鉄もあったようですが、力負けか色々と条件が向かなかったのか、どちらでしょうか?

Q4:宝塚記念(G1)組の評価

宝塚記念から、9番人気7着のウインマリリン、6番人気8着のパンサラッサが出走予定です。 ウインマリリンは休み明けの大阪杯で大敗しましたが、好位を好走し、少し調子が戻っているように見えました。パンサラッサはスタートが良くなく、スタートを決めたタイトルホルダーより前に行くのに脚を使っていたように見えました。今回、パンサラッサがスタートを決めればチャンスはあるでしょうか?

Q5:海外遠征組の評価

ドバイシーマクラシッック(G1)から、5着のユーバーレーベン、8着のグローリーヴェイズが出走予定です。スローペースからユーバーレーベンはよく追い込んでいたと思います。グローリーヴェイズは日本ではなかなか勝ちきれないですが、G1でも好走しています。マスターの評価を教えてください。

Q6:G3組の評価

以下、前走がG3組(新潟大賞典、七夕賞、函館記念)の出走予定馬と成績です。レースレベルが高いのはどれでしょうか?また、マスターが買いたい馬はいますか?

 

馬名

性齢

着順

人気

1番人気の馬と着順

新潟大賞典(G3)

2022/05/08(日)

新潟芝2,000M

レッドガラン

7

1

7

アイコンテーラー 9

七夕賞(G3)

2022/07/10(日)

福島芝2,000M

アンティシペイト

5

3

2

ヒートオンビート 2

函館記念

2022/07/17(日)

函館芝2,000M

ハヤヤッコ

6

1

7

マイネルウィルトス 2

アラタ

5

6

2

サトノクロニクル

8

11

10

Q7:椎名さんが応援したい馬

椎名さんの推し馬パンサラッサをはじめ、今年の札幌記念は豪華メンバーだと思います。ユーバーレーベンも推し馬だったような記憶があるのですが(間違っていたらすみません)今回1番勝ってほしい馬はどの馬ですか?

 

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次回当選: 4/27 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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