札幌記念(GⅡ)/札幌/定量/2000m(右・芝)
札幌記念の結果は、三連単が2759500円という大穴結果となった。この結果には様々な要因が考えられるが、馬場状態が最大の要因であると、競馬理論では判断している。札幌記念の結果は、良馬場発表とはいえ、レース直前に大雨が降った馬場で行われた。直前に大雨が降った馬場は、上滑りするので、道悪適性が最も反映される。そのため、人気馬が、不得意な馬場状態で凡走した。
勝ったのは、ヘヴンリーロマンス(松永幹夫)である。ヘヴンリーロマンスは、後方集団を進んで、3コーナから中を突いて上がっていった、すると、ヘヴンリーロマンスは、4コーナで前がポッカリと開いて、差し切った。ヘヴンリーロマンスは、去年の古都ステークスの内容を考えると、牡馬相手にこの程度走っても不思議はないと競馬理論は判断していた。ヘヴンリーロマンスは、古都ステークスにおいて、アイホッパー(天皇賞3着馬)及びサクラセンチュリー(京都記念(G2)制覇)と互角の競馬をしていたからである。
今回の札幌記念の結果でも、ヘヴンリーロマンスは、牡馬相手に強い勝ちっぷりを見せた。しかし、札幌記念の結果の2着馬及び3着馬を考えると、人気馬の凡走に助けられたと見ることも出来る。そこで、ヘヴンリーロマンスは、次走が試金石の一戦になると競馬理論では判断している。
2着は、ファストタテヤマ(秋山真一)であった。ファストタテヤマは、後方2番手のインを進んだ。ファストタテヤマは、4コーナでもインが開くまで追い出しを我慢し、直線もインを突いて2着に追い込んだ。ファストタテヤマは、上滑りする馬場の巧者であり、ロスなくインを突いた秋山騎手の好判断にも助けられての2着であると競馬理論は判断している。よって、ファストタテヤマが次走以降も重賞で好走する可能性は低いと競馬理論は考えている。
3着は、コイントス(藤岡祐介)が逃げて粘り込んだ。コイントスは、久々の競馬であるが、有馬記念3着の実績等を考えると、この程度走っても不思議はない。コイントスは、休み前に凡走を繰り返したので、人気がなかった。しかし、今回は、割と速いペースで逃げ粘っており内容は悪くない。コイントスは、復調なったとすれば、競馬が上手な馬なので、今後も注目すべきと競馬理論は考えている。菊花賞の2着馬のホオキパウェーブ及び3着馬のオペラシチーが人気で凡走した。この程度のメンバーを考えれば、休み明けとはいえ負けすぎである。
しかし、今回は馬場が不向きであったと考え度外視できると競馬理論は考えている。但し、競馬理論は現4歳馬のレベルがあまり高くないと考えている。よって、この二頭は、今後も人気になるようであれば、対戦メンバー次第では軽視することも考えなくてはならないと競馬理論では判断している。
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