札幌記念(GⅡ)/札幌/定量/2000m(右・芝)
![札幌記念](https://www.keibariron.com/zwp/wp-content/uploads/2015/08/26e3145127046aa4b8bce089658f8f65.jpg)
第51回札幌記念は、5番人気のディサイファ(四位洋文)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、イン有利の馬場で外を回さられて脚を余したエプソムカップの強い内容からディサイファに高い評価を与えていたが、Cコースへの変更でイン有利となった1枠でロスのない競馬ができそうなラキシスを本命に予想してしまった。
レースでは、ディサイファは2番手の外目を追走し、直線で早めに先頭に立つとそのまま押し切り、第51回札幌記念を制覇した。
ディサイファの第51回札幌記念の勝利という結果は、1000m通過58秒9の速い流れを早め先頭から押し切る強い内容であった。
よって第51回札幌記念以降の重賞戦線においても、充実著しいディサイファに高い評価を与えて当然である。
一方、第51回札幌記念では8番人気のヒットザターゲット(小牧太)が2着に入り、波乱を演出した。
競馬理論の競馬予想では、内で脚をためられれば堅実に追い込む割にいつも人気にならないヒットザターゲットにも高い評価を与えていた。
レースでは、ヒットザターゲットは後方のラチ沿いで脚をため、直線で内が詰まって外に持ち出されると一気に伸びたが、ディサイファに頭差だけ届かず、2着止まりであった。
ヒットザターゲットの第51回札幌記念の2着という結果は、直線でスムーズに馬群をさばければ差し切っていたはずで、内で脚をためられれば強敵相手でも通用することを改めて示した。
よって第51回札幌記念以降の重賞戦線においても、ラチ沿いで脚をためられる内枠を引いた場合には、ヒットザターゲットに高い評価を与えるべきである。
一方、第51回札幌記念では、4番人気のダービーフィズ(岩田康誠)が3着に入った。
ダービーフィズは、中団のインで脚をため、直線でも最内から追い込んだが、3着までが精一杯であった。
ダービーフィズの第51回札幌記念の3着という結果は、イン有利の馬場においてロスのない競馬をさせた岩田騎手の好騎乗に恵まれたものである。
よって第51回札幌記念以降の重賞戦線においても、ダービーフィズが強いメンバー相手に好走するためには、ロスのない競馬をさせるなど展開の助けが必要と判断すべきである。
以上のように第51回札幌記念は、充実著しいディサイファの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、ディサイファの今後の走りにも大いに期待して頂きたい。
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