大阪杯(GⅠ)/阪神/定量/2000m(右・芝)
第59回産経大阪杯では、5歳牝馬のラキシス(ルメール)が単勝1.4倍と断然人気のキズナを破った。
競馬理論の競馬予想では、ヌーヴォレコルトを破ったエリザベス女王杯の実績から、ラキシス(ルメール)にもそれなりに高い評価を与えていた。
レースでは、ラキシスは、後方に待機し、3~4コーナーではロスなく内を進んだ。そして、ラキシスは、直線に向くと、外から抜けだしたキズナを内から差し切り、第59回産経大阪杯を制覇した。
ラキシスの第59回産経大阪杯の勝利という結果は、ロスのない競馬をさせたルメール騎手の好騎乗や重馬場適性の差に恵まれたことは確かだが、キズナに2馬身もの差をつけたこと自体は立派である。
よって、第59回産経大阪杯以降の重賞戦線の競馬予想においては、牡馬相手でもラキシスにそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、第59回産経大阪杯で断然の一番人気に推されたキズナは2着止まりであった。競馬理論の競馬予想では、休み明けでも負けて強しの京都記念のレース内容から、キズナに断然人気でも逆らうべきではないと判断し、本命に予想した。
レースでは、キズナは、後方で待機し、3コーナー過ぎから外を回って前との差を詰めた。 そして、キズナは、直線でも大外からいい脚を使って一旦は先頭に立ったが、内からラキシスに差されてしまい、2着止まりであった。
キズナの第59回産経大阪杯の2着という結果は、ラキシスに2馬身も差を付けられたことは少し残念だが、内悪で終始外を回らされたコース取りを考慮すると、レース内容的には一番とみてもいいだろう。
よって、次走の天皇賞の競馬予想においては、 キズナの巻き返しの可能性は高いと判断すべきである。
一方、第59回産経大阪杯では、6番人気のエアソミュール(デムーロ)が3着に入った。 エアソミュールは、好位の馬群の中で待機し、直線でもジリジリと伸び、3着を確保した。
エアソミュールの第59回産経大阪杯の3着という結果は、崩れなく走ることを改めて示したが、上位2頭には力負けであった。
よって、第59回産経大阪杯以降の重賞戦線の競馬予想においては、エアソミュールが一線級相手で通用するためには好位のインでロスのない競馬をするなど展開の助けが必要と判断すべきである。
以上のように、第59回産経大阪杯はラキシスの圧勝で幕を閉じた。
しかしながら、第59回産経大阪杯でラキシスに2馬身差をつけられて2着に敗れたキズナも悲観すべき内容ではなかった。
競馬理論のファンの方は、ラキシス及びキズナの今後の走りに期待して頂きたい
![](https://www.keibariron.com/zwp/wp-content/uploads/2023/03/111-300x300.jpg)
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。