新潟2歳ステークス(GⅢ)/新潟/馬齢/1600m(左・芝)
第35回新潟2歳ステークスは、ロードクエスト(田辺裕信)の圧勝で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、着差以上に強い新馬戦の内容から、人気でも逆らうべきでないと判断し、ロードクエストを本命に予想した。
レースでは、ロードクエストはスタートで立ち遅れ、最後方を進んだ。
そしてロードクエストは、直線に向くと馬なりのまま内から先頭に立ち、更には後続を突き放して、第35回新潟2歳ステークスを制覇した。
ロードクエストの第35回新潟2歳ステークスの勝利という結果は、ゴール前まで馬なりのままであり、4馬身の着差以上に力の違いを見せつけた。
よって2016年のクラシック戦線の競馬予想においても、ロードクエストに高い評価を与えて当然だが、スタート難を解消しないと一線級相手では取りこぼす可能性も否定出来ないと判断している。
一方、第35回新潟2歳ステークスでは、12番人気のウインファビラス(松岡正海)が2着に入り波乱を演出した。
ウィンファビラスは、好位の外目を追走し、直線に向いても追い出しを我慢する余裕があったが、ロードクエストに一気に突き放されてしまい2着止まりであった。
ウィンファビラスの第35回新潟2歳ステークスの2着という結果は、ロードクエストが強すぎただけであり、3着以下には2馬身の差をつけた。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、第35回新潟2歳ステークス組では、ロードクエスト以外であればウィンファビラスにそれなりの高い評価を与えるべきである。
第35回新潟2歳ステークスでは8番人気のマコトルーメン(勝浦正樹)が3着に追い込んだ。
マコトルーメンは、後方の馬群の中で脚をため、直線でも内からシブトク脚を伸ばし、3着を確保した。
マコトルーメンの第35回新潟2歳ステークスの3着という結果は、有力馬が外を回りすぎた中でロスのない競馬をさせたことと、道悪適性の差がでたものであり、レース内容としての価値は着順ほど高くない。
よって今後の重要戦線の競馬予想においては、マコトルーメンに第35回新潟2歳ステークス3着馬というだけで過大評価すべきではない。
以上のように、第35回新潟2歳ステークスは、ロードクエストの次元の違う強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、ロードクエストの2016年クラシック戦線の走りに大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。