マイルチャンピオンシップ(GⅠ)/京都/定量/1600m(右・芝)
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第32回マイルチャンピオンシップは、4番人気の安田記念馬モーリス(ムーア)が勝利し、マイルG1連覇を飾った。
競馬理論の競馬予想では、安田記念勝ちの実績を評価しつつも、毎日王冠回避の臨戦過程を考慮して、モーリスを押さえ評価にとどめてしまった。
レースでは、モーリスは、課題だったスタートを決めると、中団の外目を追走した。
そして、モーリスは、直線でも外から早めに抜け出し、第32回マイルチャンピオンシップを制覇した。
モーリスの第32回マイルチャンピオンシップの勝利という結果は、安田記念からのぶっつけ本番にもかかわらず外を回って1馬身強もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、第32回マイルチャンピオンシップ以降のG1戦線においても、マイル戦線では頭一つ能力が抜けているモーリスにかなり高い評価を与えて当然である。
一方、第32回マイルチャンピオンシップでは2番人気のフィエロ(デムーロ)が2着に入った。
フィエロは、中団の馬群の中を追走し、直線でも馬の間をこじ開けて伸び、混戦の2着争いを制した。
フィエロの第32回マイルチャンピオンシップの2着という結果は、モーリスにこそ力負けであったものの、マイル戦線では一線級の能力を示した。
よって、第32回マイルチャンピオンシップ以降の重賞戦線の競馬予想においても、モーリスを逆転するには展開などかなりの助けが必要だが、フィエロにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、第32回マイルチャンピオンシップで競馬理論が本命に予想した1番人気のイスラボニータは3着に敗れてしまった。
イスラボニータは、スタートでジャンプしてしまい、位置取りが悪くなってしまった。
そして、イスラボニータは、内から上がりナンバーワンの脚で懸命に追い込んだが、3着が精一杯であった。
イスラボニータの第32回マイルチャンピオンシップの3着という結果は、力負けではなく、スタートさえまともだったらと思わせる内容であった。
よって、今後のマイル重賞の競馬予想においても、中距離戦線の一線級相手と対戦してきたイスラボニータにもモーリスと互角程度の評価を与えるべきである。
以上のように、第32回マイルチャンピオンシップは、モーリスの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、今後の第32回マイルチャンピオンシップ戦線においてもモーリスの走りに大いに期待して頂きたい。
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