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2012/11/22 2016/08/19

【 マイルCS2012予想】 武豊騎手がほぼ2年ぶりにG1制覇

出走日:2012年11月25日(日)
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)/京都/定量/1600m(右・芝)

第29回マイルチャンピオンシップは、4番人気のサダムパテックが差し切り、武豊騎手が2年ぶりのG1勝ち星をゲットした。
競馬理論の競馬予想では、クラシック戦線で上位を賑わせた実力と、好位のインを走れそうな1枠を引いたことを考慮して、サダムパテックに本命級の高い評価を与えていたが、前日の大雨の影響で外の差しも届く馬場を想定し、穴馬としての対抗評価にとどめてしまった。
レースでは、サダムパテックは想定通り中団のインを追走し、直線では狭い馬群を割って抜け出すと、ゴール寸前ではグランプリボスの追い上げを退けて、第29回マイルチャンピオンシップを制覇した。

サダムパテックの第29回マイルチャンピオンシップの勝利という結果は、去年のクラシック戦線でも常に人気になった実力を発揮したものだが、シルポートが4着に残ることからもわかるように、平均よりもやや遅い流れを好位のインで脚を溜める、ロスのない競馬に恵まれたものでもある。


よって今後の重賞戦線の競馬予想においては、第29回マイルチャンピオンシップの勝利だけで完全復活したと判断してサダムパテックを過信すべきではない。

一方、第29回マイルチャンピオンシップで1番人気に推されたグランプリボス(内田博幸)は2着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、前残りの展開を差し切り着差以上に強かったスワンステークスの内容から、グランプリボスにも高い評価を与えていた。
レースでは、グランプリボスは勝ったサダムパテックと並ぶような位置から競馬を進めた。
そしてグランプリボスは、直線に向くと外に持ち出されようとしたが、外から押し込められる形となってしまい一旦は減速した。しかし、再度外に持ち出されると鋭い差し脚を披露して2着にまで追い込んだ。

グランプリボスの第29回マイルチャンピオンシップの2着という結果は、直線で行き場を失う大きな不利を受けてのものであり、レース内容としては、勝ったサダムパテックを大きく上回る。


よって第29回マイルチャンピオンシップ以降のマイル重賞戦線の競馬予想においては、グランプリボスにサダムパテック以上の高い評価を与えるべきである。

第29回マイルチャンピオンシップでは、牝馬のドナウブルー(スミヨン)が3着に入った。
競馬理論は、スローで先行する競馬で好走を繰り返してきた点を考慮し、シルポートがある程度のペースで逃げそうな第29回マイルチャンピオンシップでは、ドナウブルーの評価を下げていた。
レースでは、ドナウブルーは外枠からの発走ということもあり中団の外目を追走し、直線でも外からジリジリと伸びて3着を確保した。

ドナウブルーの第29回マイルチャンピオンシップの3着という結果は、インが極端に有利という馬場ではなかったものの、牡馬相手に終始外を回らされてのものであり、レース内容としての価値は高い。


よって第29回マイルチャンピオンシップ以降のマイル重賞の競馬予想においても、スローで先行する競馬以外でも好走できたドナウブルーに、それなりの高い評価を与えるべきである。

一方、第29回マイルチャンピオンシップで2番人気に推されたストロングリターン(福永祐一)は8着に敗れてしまった。
ストロングリターンは、中団の馬群の中を進んだが、直線でいつものような脚を使えず、8着に敗れてしまった。
ストロングリターンの第29回マイルチャンピオンシップの8着という結果は、大きな不利があったわけでもなく見所のない内容であった。
ただしストロングリターンは、春の安田記念で、着差以上に強い内容で勝利を収めていることから、第29回マイルチャンピオンシップの結果は、体調が万全でなかったことによる影響が大きかったものと見ることができる。
よって第29回マイルチャンピオンシップ以降のマイル重賞戦線の競馬予想においては、体調さえ立て直されれば、ストロングリターンの巻き返しに要注意と判断している。

以上のように第29回マイルチャンピオンシップは、混戦のマイル戦線を象徴するように、展開に恵まれたサダムパテックの勝利で幕を閉じた。
第29回マイルチャンピオンシップ以降のマイル重賞戦線も、中心馬不在の混戦模様が続きそうなので、競馬理論のファンの方は展開や馬場状態を考慮して穴馬券を狙って頂きたい。

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この記事を書いた人
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