神戸新聞杯(GⅡ)/阪神/馬齢/2400m(左・芝)
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第64回神戸新聞杯は、単勝1.2倍と断然の1番人気に推されたサトノダイヤモンド(ルメール)が人気にこたえ、秋初戦を飾った。
競馬理論の競馬予想では、日本ダービーでの負けて強しの内容を評価し、サトノダイヤモンドに人気でも逆らうべきではないと判断し、本命に予想した。
レースでは、サトノダイヤモンドは、中団の外目を追走し、直線でも外からあっという間に先頭にたった。
そして、サトノダイヤモンドは、内からミッキーロケットに並びかけられたが、そこから再度脚を使って差し返し、第64回神戸新聞杯を制覇した。
サトノダイヤモンドの第64回神戸新聞杯の勝利という結果は、もう少し楽に勝って欲しかったことは確かだが、仕上がり途上ながらも並ばれてから抜かせなかったのはさすがである。
よって、本番の菊花賞の競馬予想においては、サトノダイヤモンドを絶対視までは禁物だが、かなり高い評価を与えて当然である。
一方、第64回神戸新聞杯では、6番人気のミッキーロケット(和田竜二)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、終始外を回らされた負けて強しの前走の内容から、ミッキーロケットにもサトノダイヤモンドの相手候補として高い評価を与えていた。
レースでは、ミッキーロケットは、サトノダイヤモンドを前に見る位置からレースを進め、直線ではサトノダイヤモンドの内に潜り込んで一旦は差し切るかのような脚を見せたが、サトノダイヤモンドもしぶとく、2着止まりであった。
ミッキーロケットの第64回神戸新聞杯の2着という結果は、4コーナーで一瞬行き場を失いながらも、ダービーで一番強い競馬をしたサトノダイヤモンドに迫っており、夏場の成長を感じさせる内容であった。
よって、本番の菊花賞の競馬予想においては、ミッキーロケットにもかなり高い評価を与えるべきである。
一方、第64回神戸新聞杯では、4番人気のレッドエルディスト(四位洋文)が3着に追い込んだ。
レッドエルディスとは、後方を追走し、3コーナー過ぎから、サトノダイヤモンドを追いかけるように外を回って追い上げ、直線でも大外から追い込んだが、3着までが精一杯であった。
レッドエルディスの第64回神戸新聞杯の3着という結果は、堅実にいい脚を使うものの、上位2頭からは3馬身も離されてしまったことも確かである。
よって、本番の菊花賞の競馬予想においては、メンバーが更に強化することも考慮すると、レッドエルディスに高い評価は不要である。
以上のように、第64回神戸新聞杯新聞杯は、サトノダイヤモンドの勝利で幕を閉じた。
競馬理論のファンの方は、サトノダイヤモンドだけでなく、ミッキーロケットの今後の走りにも大いに期待いただきたい。
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